■내 마음의 풍금 「
我が心のオルガン」 〇〇〇〇〇
(1502)

1999年のヒット作。1人の初老の婦人が遠い過去の恋を
回想する物語。
1960年代の初頭、江原道の山奥の小学校に、ソウルの
師範学校を出たばかりの21才の青年教師が赴任する。
5年生の担任になった彼は、末の弟の子守をしながら
学校に通う17歳の少女と出会う。

△21歳の青年教師と17歳の5年生
少女は教師に恋をし、教師も彼女という1人の生徒に
好感を抱いていく。そうして1年が過ぎ、青年が学校を
後にする日、ついには少女の純粋な乙女心が青年の心を
射止める..。

△主演女優は
チョン・ドヨンこの映画は、将来、この教師と結婚し家庭を持った
1人の初老の婦人が過去を回想する物語だったのだが、
この少女こそ、その婦人の遠い昔の姿だったのだ。
おかしくて切なくて、そして悲しくて、最後はジンと
胸が熱くなる、実にいい映画だった。
この映画で強く印象に残ったのは、少女が教室の後ろで
弟のオムツを取り換えるシーン。

△まるで本物のようなウ●チも登場
たとえ背景に厳しい社会的矛盾があったにしろ、いや、
それだからこそ、学校はもっと人間的で「教育的な」
場所であっていい。
このシーンを見て、つくづく考えさせられた初老の
「ヲタク」であった。
(終わり)