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福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国映画と慶南方言

2020年01月16日 |  〇映画・映画音楽

눈발 「降りしきる雪」 2017年 〇〇---
(936)



2017年に公開されたインディーズ系の青春ドラマ。

物語の舞台は慶尚南道のコソン(固城)

水原の高校で問題を起こした男子高校生が、父親の
故郷である固城に一家で転住し、固城の高校に
転入する。


△高校生の父親は牧師(映画より)

そして、その高校で、いじめにあっていた1人の
女生徒と出会い、仲良くなる。

彼は彼女をかばい、いじめっ子グループと喧嘩も
した。

もはや恋人同士である。恋した女生徒は、見違える
ほど奇麗になった。


△物語の舞台は慶尚南道固城(映画より)

しかし、ある行き違いから男子生徒は女生徒を
避けるようになる。

それまで、どんなにいじめられても学校を休む
ことのなかった女生徒が、男子生徒の心変わりに
ショックを受け、学校を休んだ。

男子生徒が自分の行いを後悔し、乾いた田に
寝転がり、雪の降る空を見つめるシーンで
映画は終わる。

何とも中途半端な展開の映画だった。

ただし、慶尚道方言に愛着や関心のある人には、
一見の価値のある作品だろう。かなり自然な慶尚
南道の方言が登場していた。

아저씨 그냥 가입시더.
(運転手さん、こんまま行きんしゃい。)

これは、映画の中で、ある老女が発した言葉だが、
「ヲタク」自身、慶尚南道馬山出身の義理の弟
(妻の妹の夫)の慶南弁を
思い出してしまった。

プサン育ちの妻や妻の兄弟らとは微妙に異なる
フレーズを口にするのが義理の弟だ。

「ヲタク」の中で、「
가입시더」(行きましょう、
行ってください)は、義理の弟に特徴的なフレーズ
である。



(終わり)