■말죽거리 잔혹사 「マルチュク青春通り」 2004年 〇〇〇--
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2004年、310万(映画振興委)の観客を動員したヒット作。
1970年代末のソウルの高校を舞台に、ブルース・リー好きな1人の
内気な転校生が、不良たちの覇権争いに巻き込まれ、最後には
校内を牛耳る不良集団を捨て身の暴力で打ちのめすことになる。
しかし、その暴力が元で、主人公は学校を退学させられ、一目ぼれした
マドンナとも離れ離れになってしまう。
高校退学後、大学進学をめざし、受験資格取得のため予備校に通い始めた
主人公が、浪人中のマドンナと再会するシーンで映画は終わる。
独裁政権下における、ほろ苦い青春を描いた学園ドラマだった。
ところで、この映画で「ヲタク」の印象に残ったのは、ある日、主人公の
高校で流れた次のような校内放送。
지금 장학사가 오고 있으니까 이동수업을 받은 학생 여러분들은
빨리 원위치해주세요.
意味は、「今、教育庁の指導主事が学校に向かって来ているので、
習熟度別授業を受けた生徒の皆さんは、早く元の教室に戻って
ください」。(当時、禁止されていた成績別授業の実態を隠そうと
した場面)
この放送の中に出てきた「원위치(原位置)」という漢字語が聞き
取れず、同じ場面を何度も繰り返し見直した(聞き直した)。
韓国に住んだこともなければ、韓国の学校に留学した経験もない
「ヲタク」が知らない学校用語が、まだまだありそうだ。
(終わり)
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