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福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

テコンVに著作権あり

2018年08月02日 |  〇映画・映画音楽

7月31日、韓国の裁判所が、韓国のロボットテコンVを、日本の
マジンガーZとは区別される独立した著作物と認める判断を示し、
韓日両国のメディアでちょっとした関心を集めていた。

「ヲタク」自身、テコンVがマジンガーZによく似ていることは
知っているが、テコンVがマジンガーZの海賊版や盗作レベルの
著作権侵害には当たらないと見ているので、今回の裁判所の判断は
妥当だったと考えている。

テコンVには、テコンVの著作権が存在しているのだ。

ただし、「法律は最低限度の道徳」(イェリネック)なる名言も
ある通り、法律を犯さなければ何をやってもよい、というものでは
決してない。

韓国社会に蔓延する「ロボットテコンV」的なるもの、つまり、日本
文化の安易な模倣に対する総括は、法的判断とは別個に、社会的な
観点から進められる必要があると考えている。

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로보트태권V  「ロボット テコンV」 1976年  △△△
(351)




何はともあれ、「ヲタク」は今回初めて、1976年に公開されたアニメ
映画「ロボットテコンV」(2007年デジタル復刻版)を見てみた。


△テコンVはテコンド(空手)技を駆使する身軽で敏捷なロボット

今見ても、子ども用の娯楽作品としては、そこそこの出来栄えの
アニメだったと思う(評価△△△の意味)。



外見が日本のマジンガーZによく似ており、オリジナリティーが
極度に落ちるのは事実だ。


△レスリングロボットを飛び蹴りでやっつけるテコンV

しかし、テコンVは、格闘技ロボットとしての性格が明確で、悪役も
同じくテコンド(空手)技を使うテコンXやコムド(剣道)ロボット、
レスリングロボットなど、特定の格闘技を駆使するロボットたちであり、
ロボット戦の世界観が、マジンガーZとは全く異なっている。

韓国のテコンVは、やはり、日本のマジンガーZとは区別されるべき
著作物なのである。




(終わり)

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韓国で苦戦する人狼

2018年08月02日 |  ┗注目女優

인랑   「人狼 JIN-ROH」 2018年7月公開  〇〇〇〇-
(350)



現在、上映中の近未来アクション映画。

日本のアニメ映画「人狼 JIN-ROH 」を原作に、舞台を近未来の韓国に
置き換え製作された実写版映画。

この夏、プサンの映画館でこの映画を見た「ヲタク」の感想で言えば、
実に見ごたえのある、よくできた映画だった(関連記事)。



心に深い傷を負い苦悩しながらテロリストと闘い続ける人狼も、
普通にかっこよかったが、主人公とヒロインのラブストーリーも
なかなかよかった。

中高年の「ヲタク」でさえ、ついつい感情移入してしまった。



ヒロインを演じたハン・ヒョジュが、病気の弟のため、心ならずも
情報機関に協力する元テロリストという難しい役を、十分、魅力的に
演じていた。


△ハン・ヒョジュ

しかし、韓国メディアの報道によれば、現在、興行的には苦戦して
いる、とのこと。

南北統一を推進する政府を影で支える人狼と権力奪取をもくろむ
情報機関の対立という構図自体が、大衆受けしにくいのかも
しれない。



(終わり)


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