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福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

ファン教授疑惑の原点

2005年12月17日 |  〇文化・歴史

ファン教授疑惑は最終局面で、またもや迷走を始めた。

16日午後、ソウル大で会見したファン教授は、サイエンスの
論文取り下げを公言しながらも、「ES細胞は確実に作ったし、源泉
技術は持っている」と述べ、データ掲載のミスの原因は何者かに
よる「ES細胞のすり替え」にあるとして、警察による捜査を要求した。

疑惑をかけられたノ理事長は、すぐに反論会見を開き、再度、「複製
されたES細胞が存在しない」ことを明言するとともに、「平然とうそを
つく」彼に対する失望感を表明した。

後は、公的な機関による事実解明を待つしかない。

以下、今日の関連報道の中で目にとまった記事を二つだけ紹介して
おく。

今回の騒動を見つめる本質的な視点と、一部の韓国人がファン教授
疑惑の「原点」として注目している「クローン牛」疑惑に関わる記事だ。


・・・・・・・・・

■ 이형기 교수 “상처 컸지만 한국사회 건강성 확인”
イ・ヒョンギ教授 「ダメージは大きいが韓国社会の健全性証明」
(ハンギョレ新聞電子版 12月16日) 

황 교수의 줄기세포 연구에 의혹을 계속 제기해온 이 교수는 
“황 교수팀의 줄기세포 연구와 관련된 의혹이 우리의 힘으로
밝혀져 가고 있는 점은 한국의 양심과 지성의 불씨가 살아남아
있음을 반증하는 것”이라면서 “한국에는 실력있는 과학자들이
여전히 많이 있으며, 이번 일 때문에 우리 국민들이 패닉 상태에
빠지거나 좌절감을 느낄 필요는 없다”고 말했다.
ファン教授のES細胞研究に対する疑惑を粘り強く提起してしてきた
イ教授は、「ファン教授チームのES細胞研究をめぐる疑惑が、私達の
力で明らかになりつつある。これは、まだ韓国に良心と知性の
火種が消えずにあることを証明している」とし、「韓国には実力ある
科学者が、まだたくさんいる。今回の事件で国民がパニック状態に
陥ったり挫折感を抱く必要はない」と語った。

■ <PD수첩>녹취록 추가 공개로 '영롱이' 의혹도 재점화
<PD手帳>インタビュー録追加公開で「クローン牛」疑惑も再燃
(プレシアン 12月16日)

황 교수는 지난 1999년 2월 세계에서 다섯 번째, 국내에서
최초로 젖소 복제에 성공했다며 영롱이를 공개했다. 이를 통해
언론의 대대적 주목을 받은 황 교수는 본격적인 '스타 과학자'의
길을 걷기 시작했다. 이어 황 교수는 지난 2001년에는 한우를
복제했다고 발표했고 당시 김대중 대통령이 이 소에 '진이'라는
이름을 지어주기도 했다.
ファン教授は去る1999年2月、世界で5例目、韓国では初めてとなる
乳牛の複製に成功したとして「ヨンノンイ(クローン牛の愛称)」を
公開した。この快挙により一躍マスコミの寵児となったファン教授は、
本格的に「スター科学者」の道を歩み始めた。その後、彼は2001
年には韓国牛の複製に成功し、当時のキム・デジュン大統領は、
そのクローン牛に「チニ」という名前を授けた。

<논문도 없고 후속 연구도 없고 "영롱이 어미는 이미 죽었고
사진도 없다">
論文もなければ継続研究もなく、「ヨンノンイ」の「親牛」は既に死んで
写真もない

세계 최초의 복제동물을 탄생시킨 이안 월머트 박사는
〈네이처〉에 논문을 공개하면서 생후 7개월 된 '돌리'를 공개했지
만 황 교수는 어떠한 공식 논문도 없이 한국 언론을 통해서만
영롱이를 공개했다. 이는 과학계에서는 극히 이례적인 일이라
는 지적이다.
世界初のクローン動物を誕生させたウォルマート博士は
「ネイチャー」に論文を発表し、生後7ヶ月の「ドリー」を公開したが、
ファン教授は何らの公式な論文も発表しないまま、韓国のマスコミに
だけ「ヨンノンイ」を公開した。これは科学界では極めて異例な事だと
指摘されている。
 
또한 이안 윌머트 박사가 지속적으로 '돌리'의 생애를 추적하면서
'조기 노화'로 죽을 때까지 여러 부작용과 성과에 대한 자세한
논문들을 잇달아 발표한 반면 올해로 태어난 지 6년째에 접어든
영롱이는 '건강하다'는 황 교수 측의 발표 외에는 전혀 관련
연구가 공개되지 않았다는 것이다.
また、ウォルマート博士が継続的に「ドリー」の生涯を追跡しながら
「早期老化」で死亡するまで、様々な副作用や成果に関する詳細な
論文を相次いで発表したのに対し、今年で生後6年目に入った
「ヨンノンイ」については「健康だ」とのファン教授側の発表以外、
関連研究は全く公表されていない。
 
또한 일반적으로 복제 소의 생존율은 50%를 밑돌고 인공수정으로
태어난 일반 소의 경우에도 새끼를 낳을 확률은 35%에 불과하지
만 영롱이는 지난 2001년 자연교배를 통해 건강한 송아지를
출산하기도 했다.
さらに、一般的にクローン牛の生存率は50%を下回り、人工授精で
生まれた一般牛の場合でも子牛を生む確立は35%に過ぎないのに、
「ヨンノンイ」は2001年に自然交配により健康な子牛を出産している。

이에 대해 일부 생명과학자들은 인공수정란을 둘로 쪼개
하나로 먼저 송아지를 만들고 나머지 하나를 냉동했다가
송아지를 만들면 나이 차가 나는 쌍둥이 소를 탄생시킬 수
있다고 지적하고 있다.
これに対し、一部の生命科学研究者たちは、人工授精卵を二つに
割り、まず一つで子牛をつくり、もう一つをしばらく冷凍させた後で
子牛をつくれば、年齢差のあるよく似た双子の牛をつくることが
可能だと指摘している。

(略)

황 교수와 〈PD수첩〉은 모체세포와 영롱이 체세포를 비교검증
하는 데에도 합의했다. 이들은 '영롱이 모체세포(1점), 영롱이
혈액(1점)'도 검증한다는 합의서를 작성했다. 그러나 분석 결과
영롱이에 대한 의혹이 더 커졌다는 것이 〈PD수첩〉관계자의
설명이다.
ファン教授と「PD手帳」は母体細胞と「ヨンノンイ」の体細胞を比較
検証することに合意した。両者は「ヨンノンイ」の母体細胞(1点)、
「ヨンノンイ」の血液(1点)も検証するとの合意書を作成した。
しかし、分析の結果、「ヨンノンイ」をめぐる疑惑が深まったという
のが「PD手帳」関係者の説明だ。
 
지난 4일 영롱이를 포함한 모든 의혹에 대해 기자회견을 갖고
설명하겠다던 황 교수팀은 기자회견을 취소한 이후 "영롱이
에게 체세포를 제공한 소는 이미 죽었고 남아 있는 사진도
없다"고 밝혔다.
12月4日、「ヨンノンイ」を含む全ての疑惑について記者会見を開いて
説明するとしていたファン教授チームは、記者会見を取り消した後、
「『ヨンノンイ』に体細胞を提供した牛は既に死んでおり、残っている
写真もない」と語った。

(終わり)

 

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プサンMBC

2005年12月17日 | 【情報通信関連】

プサンMBCのホームページは本当に便利がいい。

休憩時間や仕事の合間に、ここでテレビを見たりラジオを聴いたり
できるのだ。会員登録やID確認などの面倒な手続きをいっさい
要求しないところも気に入っている。

今日、韓国で大きな注目を集めたファン教授の会見は、仕事の
都合で(?)残念ながらリアルタイムでは見れなかったが、
その後のノ理事長の会見は、一部、見ることができた。

「オタク」は、かなりミーハー(社会派)である。

アクセスが集中したのか、途中で接続状態が悪くなったので
ラジオ放送に切り替えた。

ちなみに、「オタク」は職場でも自作のパソコンを使っている。
自宅で使っていた古い自作パソコンの中身をスリムケースに
移しかえて職場に持ち込んだのである。スリムケースなら机の
上に置きっぱなしにしても、そんなにじゃまになることはない。



いくら空き時間とは言っても、職場でテレビを見たりラジオを
聴いたりするときには、もちろんイヤホンが必要である。



(終わり)

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