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福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

父親失踪の秘密

2024年10月29日 |  〇映画・映画音楽
엄마의 왕국  「母の王国」 〇〇〇--
(2133)



2024年に公開されたインディーズ系の犯罪サスペンス。

美容室を経営しながら女手一つで1人息子を育て上げた初老の母親が、
認知症を発症する。そして、そのことをきっかけに、20数年前の父親
失踪にまつわる真実が徐々に明らかになっていく。


△母親の美容室の名前は「王国美容室」

真実を知った主人公の息子は、真実ではなく嘘が人を幸せに導くことも
ある、と自らに言い聞かせながら、再び全ての真実を封印し、映画は
終わる。

ブログ主の趣向には合わない映画だったが、認知症がパンドラの箱を
開けるきっかけになる、というプロットの新鮮さもあり、物語の展開には
そこそこ引き込まれてしまった。

(終わり)

母子心中を阻止

2024年10月23日 |  〇映画・映画音楽
한밤의 판타지아  「一夜のファンタジア」  〇〇---
(2130)



2024年に公開されたインディーズ系の社会派ドラマ。

児童文学者の父親を持つ小学5年生の少女が、友人が巻き込まれそうに
なった母子心中に偶然、出くわし、危機一髪で阻止する物語。


△生活苦から娘(主人公の友人)を道連れに練炭自殺を企てた母親

ブログ主の趣向には合わない映画だったが、物語の展開にはそこそこ
引き込まれてしまった。

(終わり)

前科者の純愛の結末

2024年10月18日 |  〇映画・映画音楽
새끼 손가락  「小指」  〇〇〇--
(2129)



2024年に公開されたインディーズ系の純愛ドラマ。

前科を持つ青年と青年の起こした事故で植物人間になった女性との
純愛の軌跡を描いたドラマ。


△青年と意識が戻った女性

女性が奇跡的に意識を回復した後、2人に絶望的な最後が訪れたわけでは
ないが、ハッピーエンドで終わる物語でもなかった。

ただ、映画を鑑賞し終えた者が、映画の余韻に浸りつつ、2人の幸福な
未来を想像する余地だけは、かすかに残されていた。

そこそこ見ごたえのある映画だった。

(終わり)

4年5組の韓国人女性

2024年10月16日 |  〇映画・映画音楽
여름이 끝날 무렵의 라 트라비아타 「夏の終わりの椿姫」 〇〇〇--
(2127)



2024年に公開された癒し系の恋愛ドラマ。

済州島の海辺の町で、心に深い傷を持つ中年女性と心を病んだ中年男性が
出会い、互いに惹かれ合う。そして、2人の関係性の中で徐々に2人は
癒されていく。


△2人の関係性の中で癒されるワケありの中年男女

見ていてもどかしかったのは、2人の関係性が明確な恋へと形を変える
ことのないまま、映画が終わってしまったことである。2人の未来の
行方は誰にもわからない。

それでも、この映画で印象的だったのは、2人の出会い初めに、主人公
女性が男性に自分の年齢を切り出したシーン。


△自分の年齢をおもしろい言葉で婉曲に伝える主人公女性

彼女が口にした「4학년5반(4年5組)」が何を意味しているのか、
にわかには理解ができなかったが、それが「45歳」を婉曲に表現する
言葉だとわかった時、ブログ主自身、彼女に不思議な親近感を抱いて
しまった。


(終わり)

韓流ドラマがアニメに

2024年10月13日 |  〇映画・映画音楽
미안하다 사랑한다 「ごめん、愛してる」 〇----
(2126)



日本でも人気を集めた韓国ドラマ「ごめん、愛してる」(参考:Wiki)の
スピンオフ・アニメ映画。公開は2006年。

アニメは、主人公男性が命を失った後の恋人ウンチェを中心に描かれて
いる。


△実母手作りのインスタントラーメンに涙する主人公、ムヒョク

ブログ主の趣向には全く合わない物語ではあったが、劇中、3度ほど
登場した即席ラーメンのシーンには、チャジャン麺ウォッチャーとしての
視点から、少なからず関心を引かれた。

(終わり)

韓国の反共アニメ

2024年10月12日 |  〇映画・映画音楽
각시탈 「仮面男」 〇----
(2125)



1986年に公開された反共アニメーション映画。

北朝鮮を舞台に、「白衣民族の名のもと」、腐敗と横暴を極める党幹部らを
成敗する正義の仮面男。


△兄から弟へと引き継がれていく仮面男の精神

横暴な権力に立ち向かい、制裁を加えるという点で普遍性があり、そこそこ
見ごたえのあるヒーローアニメだった。

(終わり)

母をたずねて「三万里」

2024年10月11日 |  〇映画・映画音楽
엄마 찾아 삼만리(1981)「母をたずねて三千里(1981年版)」 〇----
(2124)



1981年に公開された長編アニメーション映画。韓国でも高い人気を
得た日本アニメ「母をたずねて三千里」(参考:Wiki)の韓国バージョン。


△主人公の名もマルコではなくジュノ

このアニメでは、内容よりも題名に強い関心をひかれた。

韓国語では「三千里」が朝鮮半島の代名詞のように使われており、距離は
元より、言葉の持つ意味が日本語とは大きく異なっている。
(参考:Daum 韓日辞典

だから、韓国語での題名は「엄마 찾아 삼만리」(母をたずねて三万里)と
なるしかないのである。


(終わり)

韓国農村の更生運動

2024年10月10日 |  〇映画・映画音楽
■ 아내들의 행진 「妻たちの行進」 〇〇〇--
(2123)



1974年に公開されたイム・グォンテク監督(参考:Wiki)のドラマ映画。

1970年代の貧しい農村(全羅道)を舞台に、嫁ぎ先の夫を始め村民全体を
巻き込みながら、村の暮らしを豊かにするための自力更生活動に取り組む、
新妻の物語。


△村の若い女性たちに文字を教える主人公

現代日本を生きる兼業農家のブログ主も、けっこう引き込まれてしまった、
一昔前の隣国の農村ドラマであった。


(終わり)

1920年代のソウル

2024年10月09日 |  〇映画・映画音楽
■ 京城だより(경성 소식) -評価対象外-
(2122)


韓国映像資料院のサイトで視聴可能

日本統治時代の1920年代から30年代と推定されるソウル(当時の京城)の
様子を記録した、短い無声記録フィルム。撮影は、「大毎キノグラフ」。


△鐘路の大通りを走る路面電車の様子

個人的には、プサンの街の歴史の方に大きな関心を持つブログ主では
あるが、この記録フィルムが歴史の実相を現代に伝える貴重な証人である
ことは間違いない。


(終わり)

問題児の目覚め

2024年10月08日 |  〇映画・映画音楽
고교 얄개   「高校の問題児」 〇〇〇--
(2121)



1977年に公開された学園ドラマ。

高校で問題ばかり起こしていた1人の落第生が、貧しくも健気に生きる
友人との関りを通して人生に目覚めて行く物語。



物語の展開には、そこそこ引き込まれてしまった。

(終わり)

韓国系アメリカ人が2人

2024年10月05日 |  〇映画・映画音楽
3억 : 살인게임 「3億ウォン : 殺人ゲーム」 〇----
(2120)



2024年に公開されたインディーズ系のサスペンス・スリラー。

末期の脳腫瘍に侵された韓国系アメリカ人青年(韓国在住)が、それぞれ、
金銭的に切実な事情をかかえた3人の韓国人にゲームを持ちかける。

「明日の夜12時までに自分を殺した人に3億ウォン(約3000万円)を
提供する。失敗すれば、3人中、1人の命を奪う。」


△韓国系アメリカ人の青年から「ゲーム」について説明を受ける3人の参加者

結果的に、ゲームを持ちかけたアメリカ人青年は病死し、3人の韓国人と
青年の助手である韓国系アメリカ人が、それぞれお金を手にし、4人で
青年の葬儀を行う。

ブログ主の趣向には全く合わない映画だったが、例によって韓国語の
聞き取り学習と割り切り、最後まで鑑賞させてもらった。


(終わり)

塾で4か国語

2024年10月04日 |  〇映画・映画音楽
막걸리가 알려줄거야 「マッコリが教えてくれるもん」 -----
(2119)



2024年に公開されたインディーズ系の家族ドラマ。

主人公は小学5年生の少女。一流大卒の主婦である母親の期待を一身に
背負い、幼いころから、毎日、塾に通っている。外国語は英語に日本語に
ロシア語、さらには最近、ペルシャ語まで始めさせられた。その他、
テコンドや科学の教室にも通う。

その彼女が、マッコリの精(地球外生命体の微生物)との出会いと関わりを
通じて、不思議な体験を重ねていくことになる。


△マッコリの精に導かれ、不思議な世界に引き込まれていく少女

一見、少女や家族の人間性回復の物語かとも思えたが、結末は、少女の
死をも匂わすような不明確な終わり方。

物語の展開にはそこそこ引き込まれはしたが、何がテーマだったのか、
さっぱり理解できない不思議な作品だった。

(終わり)

マルボロのパシリ

2024年10月02日 |  〇映画・映画音楽
말보로 전쟁   「マールボロ戦争」 〇〇---
(2118)



2009年に公開されたインディーズ系の青春映画。

粗末な屋上住宅に1人で暮らす知的障害を持つ少年が、地域の不良少年
たちと関わりながら、陰惨な最期を迎えるまでの暗く殺伐とした物語。


△インスタントラーメンを食べる主人公

ブログ主の趣向には合わない映画だったが、例によって韓国語の聞き取り
学習と割り切り、最後まで鑑賞させてもらった。

(終わり)

地球外生命体の救助

2024年09月29日 |  〇映画・映画音楽
밤낚시    「夜釣り」 〇〇〇〇-
(2117)



2024年に公開されたインディーズ系の短編SF映画。


△何らかの理由で地表に落下した地球外生命体を「釣る」(捕獲する)男

韓国を舞台に、トラブルを抱えた地球外生命体を捕獲し、必要な処置を
施し、健康体に戻す、という極秘の任務を帯びた某国際組織秘密要員の
活躍を描いた短編作品。


△地球外生命体を捕獲した後、生命体に絡まった有刺鉄線を切り外す男

1度目の鑑賞では、見かけは単なる釣りオタク、真の姿は秘密要員という、
両者の落差が大きすぎて、彼の行為をスムーズに理解ができず戸惑った。

2度目の鑑賞で、ようやく物語の筋が理解できた。


△救助してもらった後、男にあいさつし、飛び去って行く地球外生命体

わかって見ると、なかなか見ごたえのある、面白い映画だった。

(終わり)

晋州市の喫茶店が舞台

2024年09月27日 |  〇映画・映画音楽
진주의 진주  「晋州の真珠」 〇----
(2116)



2024年に公開されたインディーズ系の青春ドラマ。慶尚南道晋州(参考:
ウィキ)を舞台に、ソウルの若い女流映画監督が、ロケ地として予定して
いた喫茶店の閉店反対運動に巻き込まれ、挫折していく、ほろ苦い経験を
描いている。



ブログ主の趣向には全く合わない映画だったが、例によって韓国語の
聞き取り学習と割り切り、最後まで鑑賞させてもらった。

(終わり)