サザンオールスターズ桑田佳祐さんが元春、世良公則、Char、野口五郎の同級生とコラボした曲「時代遅れのRock’n’Roll Band」。
発表以来即購入して何度も聴いてます。嘗てはサザンファンだった自分。桑田さんの曲をお金出して買うのは実に20年ぶり(^^:
1,2度聴けばすぐ覚えられるメロディ。「時代遅れ、ダサい」の照れが混じった桑田さんらしい歌詞。
元春他4人のゲストボーカリスト&ギターが活き活きと響く。ボクはもうそれだけで十分。
唯、この曲が世界で困難な環境にある子供達を支援するチャリティソングである事を忘れちゃいけない。
楽曲で得た収益の一部は「Save the Chirdren」に寄付されるとのこと。
その観点で歌詞を読むと・・・そのストレートな言葉遣いにビビった。
サザンの公式HPの特集サイトに歌詞が総て掲載されているので是非読んで欲しい。
桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎「時代遅れのRock’n’Roll Band」特設サイト (southernallstars.jp)
¨子供の命を全力で大人が守ること それが自由という名の誇りさ ¨
¨ 力の弱い者が夢見ることさえ 拒むと言うのか?¨
あの桑田佳祐がこんなストレートに社会問題を歌っている。その事に・・・感動した。
ボクが聴いていた80年代、90年代の桑田さんは社会問題を歌うにしても面白おかしく茶化して歌ってた。
現在(いま)は社会問題をこんなストレートに真摯に歌っているんだ。しかも、あくまで市民の目線で。
この曲を聴いて、桑田さんの他の曲も聴きたくなって色々ダウンロードした。
バラードやゆったりミドルテンポの曲を選んで聴いた。ユニクロCMの影響があったかも(^^;
「祭りのあと」「どん底のブルース」「風の詩を聴かせて」「明日、晴れるかな」「君への手紙」
「月光の聖者達(ミスタームーンライト)」そして「ヨイトマケの唄(美輪明宏cover。AAAライブVer。)
後、持ってたCD「孤独の太陽」「フロムイエスタディ」「Keisuke Kuwata」「NIPPON NO ROCK BAND」も聴いた。
ボクは90年代のサザンの派手なサウンドが苦手で離れたが今回桑田さんのソロを聴いて印象が大きく変わった。
豊かなメロディは以前と変わらないが、歌詞が凄く聴き取り易い。以前の様な意味不明な造語は殆どない。
そしてサウンドも緻密で抑制されたオト。余計なオトが全くない(バラード選んだからかも知れないが)。
「明日、晴れるかな」「月光の聖者達」「ヨイトマケの唄」の桑田さんの歌声には圧倒された。
嗚呼このヒトは真剣に自分の歌を多くのヒトに届けてきたし現在(いま)も届けてる。その事に感銘を受けた。
そして、ソロアルバムでは社会問題をテーマにした歌が多いことに気づいた。
95年「孤独の太陽」は「孤独、イジメ、不正、犯罪、引きこもり」をテーマに歌ってる。
「rock 'n' roll hero」収録の「どん底のブルース」は「イジメ、環境破壊、沖縄の基地負担」をストレートに歌う。
人を追い詰めたり、ふんぞり返る政治家、利権を貪る連中に強く抗議する。
元春が傷ついた人に寄添う歌を歌うのに対し桑田さんは傷ついた人に乗りうつり声を挙げさせる。
桑田さんがこれだけ社会問題を真摯に歌って来たのにオレは知らなかった。
よく「ロックシンガーは政治を歌え」というヒトが居るが桑田さんはずっとチャンと歌って来たんだ。
桑田さんの訴えを知らず耳を貸そうともせず・・・何もしなかった大人(オレ)・・情けない。
この歌はチャートNo.1となった。チャリティソングは売れなくちゃ意味がない。
沢山売れて多くのヒトを支援してほしいと思う。
桑田さんはラジオで今回のプロジェクトを発表すると、この話題でSNSはバズった。
翌日新聞に大々的に公告を出してTVで共演シーンの映像が流れた。
歌を売るために綿密に戦略を練り確実に売っていく。
桑田さん、サザンは新曲を出す度に大々的にキャンペーンを貼る。
こういう売り方に眉を潜め桑田さんを「商業主義」と叩く音楽評論家やオヤジロックファンもいる。
放っとけ。黙って観てろ🤣
そういえば、以前似た様なことをしたコがいたな\(T▽T)/
2人とも全身でオレ達を楽しませてくれるんだね。キミらは我が家のスターだよ☆
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