アウトドアライフの記録

四季それぞれに あちこちの山に登ったり、桜や紅葉の写真、および南の島の記録を写真とともに整理して、ブログにまとめました。

樹氷の稲村ヶ岳と大日岳 2015年12月28日 その2

2016-01-15 18:38:07 | 初冬の山歩き
樹氷の稲村ヶ岳と大日岳 その2
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

岩場の鎖場を登り、今度は樹氷の森を歩く。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

稲村ヶ岳の展望台直下に着いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

山頂展望台に到着してほっと一息ついた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

残念ながら山上ヶ岳方面は 雪雲と粉雪で ほとんど見えない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

隣の大日岳が微かに樹氷の隙間から覗く。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

樹氷の向こうには 世界遺産大峯奥駈道が見えるはずだが 今は何も見えない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

暫く待っても雪雲や雪が取れそうも無いので 大日岳へ向う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

目の前に一瞬大日が姿を現した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

奥駈の尾根道も姿を現したり消えたりだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

大日のキレットから一瞬 下界がのぞいた。恐ろしい絶壁だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

大日へは 鎖と梯子の連続だ。凍り付いているので いけるところまで行き、危険な箇所は引き返そう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

終に大日岳山頂に到着。信仰心厚い女性たちが 一心に家族の安全や 世の平和を祈った場所だ。

なぜこの山が 「世界遺産 紀伊山地の霊場と参詣道」からはずされたのか 理解に苦しむ。
昔一度だけ、修験者の服装をした女性たちをこの付近で見たことがある。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なぜか突然雪が止んだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして青空が見え出した。これは観音峰方向だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

祠に手を合わせてから さあ下山しよう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

登るときにはそんなに気にならなかったが 急な階段だなあ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

よくこんな崖っぷちの道を歩いて来たもんだ。雲の中で周りが良く見えなくて幸いだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

先ほどまで居た 稲村ヶ岳の山頂も見え出した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

上から見ると 階段というより、梯子だなあ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

崖っぷちの道も 慎重に。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そのうち日差しが出てきた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

光が当たり樹氷がとても綺麗だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

光り輝くような森に帰って来た。もうすぐ山上辻だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

山上辻に帰着した。やれやれだ。危険な場所は安全にクリアした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

樹氷の向こうに見えるのが 山上ヶ岳か。

寒くてじっとしていられないので、歩きながらおにぎりを食べる。
駐車場から900m近く登って来たのでマイナス10度くらいか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あの壊れた橋を慎重に越える。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

暫く山を降りて 日当たりの良い落葉樹の森に来ると 雪はほとんど溶けていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

振り返ると大日の山が見えている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

左手に観音峰が見え出すと もうすぐ峠だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

法力峠に無事帰着。もう少しだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

無事に下山して 母公堂にお礼を言う。無事が一番だ。
駐車料金は 500円を賽銭箱に入れてくれと書いてあるので入れる。
昔は ここに堂守のおじさんが居て 500円を払うと お堂に上げてくれてコーヒーを飲ませてくれた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

実際に歩いた記録。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

標高差と歩いた距離。8時15分スタートして2時15分帰着。休み無しで6時間の歩行。
標高差は大日岳を入れると約900mになった。歩行距離は12.8キロだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
稲村ヶ岳での滑落事故について
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2013年3月9日に山頂直下のトラバース中、不用意に足を踏み出して雪庇が崩れて、急斜面を
ものすごいスピードで滑落した。運よく木に引っかかり しかも細くやわらかい木だったので
うまく衝撃を吸収してくれて、助かった。

しかしその急斜面を這い登るのが きわめて時間がかかり、ピッケルを上部に打ち込んで アイゼンの爪を蹴り込んで
這い上がり、まるでアイスクライミングだった。

やっとの事で登りきり、疲れ果てて暫く休憩していると、人が通りかかり、「大丈夫ですか」と声を掛けてくださった。


この写真は その人が 私と分かれた後 慎重にピッケルを一歩ずつ差し込みながらトラバースしている様子
を私が移したものだ。

今日のように雪が少ないと やはり この山でも 比較的簡単に登れた。

このときのブログはこちらです。
http://blog.goo.ne.jp/yochanh-outdoor/e/f5e7362f934e99edc37526aaa21f2ab2
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
稲村、大日から下山した後、天川村御手洗駐車場で たまたまお知り合いになった方とお話していると
なんとその方は 私が稲村大日を歩いている時間に 観音峰を歩いていて、樹氷の稲村大日の写真を
撮っていらしたことがわかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




この2枚の写真が その方「堺市にお住まいの 阿辻喜義(あつじきよし)」さんでフェイスブックに
沢山の山岳写真を投稿しておられます。この写真は メールで私に送っていただいた物です。

丁度私と同時刻に 私が歩いている稲村、大日の樹氷を観音峰から撮影されたものです。
左の尖ったピークが大日岳で 右のピークが稲村ヶ岳です。

阿辻さんのページです。
https://www.facebook.com/people/%E9%98%BF%E8%BE%BB%E5%96%9C%E7%BE%A9/100009346456233
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


最新の画像もっと見る

コメントを投稿