アウトドアライフの記録

四季それぞれに あちこちの山に登ったり、桜や紅葉の写真、および南の島の記録を写真とともに整理して、ブログにまとめました。

岩湧の森 2016年 前半の山野草写真のまとめ 6月の花

2016-07-13 08:45:01 | 山歩きと山野草

6月の花
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6月に入り岩湧のあちこちで咲き始める「雪ノ下」 これだけ集まると圧巻ですねえ。
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でも一つ一つを良く見ると面白い形をしていますね。
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6月半ばになると山頂付近では笹百合が咲き始めます。これはピンクがかっています。
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場所によっては白っぽい花もあります。
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ハイキング遊歩道のすぐ際で沢山咲くので ハイカーを楽しませます。
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沢筋で一斉に咲き始めるのが「水田平子(みずたびらこ)」です。
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ひとつひとつは とても小さな瑠璃色のかわいい花です。
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チャルメル草も種ができてるようです。
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6月も下旬になると初夏の花「岡虎の尾」が咲き始めます。見た目そのまま虎の尻尾ですね。
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「蔓蟻通し(つるありどおし)」は2個ずつ花をつけます。細かい毛に覆われた小さな花は3月に咲く
「薩摩稲森」ととても良く似ています。しかし良く見ると雄しべの形がぜんぜん違います。
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「稲森草」は江戸時代に鈴鹿山地の稲森山に生えているこの花を 花屋が栽培して売り出したので
本州に広く自生するようになったそうです。淡いピンクのかわいい花ですね。
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山朱鷺草です。山野草の達人に岩湧の森で教えていただきました。
絶滅危惧種の朱鷺草の仲間だそうで 朱鷺の羽の色をしています。
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山朱鷺草はほとんど開きません。嘴のようなこの形が精一杯開いた形です。
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「沢菊」は一見すると「秋のキリン草」に見えます。しかし秋の麒麟草の葉っぱは笹の葉の形ですが
沢菊の葉は 細かく裂けた形なので すぐ分かります。いずれにしても初夏の花と秋の花の違いですね。
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初夏の花「蛍袋」です。名前の由来は諸説あるようですが、蛍をこの花の中に入れて遊んだというのが
風流でいいですねえ。
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マムシ草です。姿から見て非常に分かりやすい名前ですね。
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「雲切り草」は湿った日陰の森の中に咲く欄の仲間です。蜘蛛に見えるというのでつけられたらしいのですが
そうなると蜘蛛切り草となるのに変ですね。蜘蛛の子を散らしたようだから「蜘蛛散り草」が訛ったとか
雲や霧の多い山中に生えるから 雲霧草だという説などがあるそうです。
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常盤露草(ときわつゆくさ) 常盤の名前の通り常緑草です。しかし特徴あるこの花が咲かないとわかりませんね。
この植物も観賞用に輸入されたものが 野生化したものです。
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イチヤク草 は日陰の森の中にひっそりと咲きますが、岩湧の森全体に咲きます。
海岸地帯から亜高山帯まで 生育範囲は広いそうです。
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イチヤク草は その名の通り 全体を乾燥させて薬草として用いるそうです。
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山吹升麻と思います。葉が山吹の形、姿をしているのでこう呼ばれます。しかし鳥足升麻と見分けが困難です。
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山吹升麻の葉です。3枚ずつ出ています。
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鳥足升麻は春の新芽が出るときに 新芽が鳥の足の形をして出てくるのでこう呼ばれるらしいのですが、
新芽を見たことはありません。また葉の形も山吹升麻と見分けがつきません。図鑑を呼んでも難しく解説
してあり、理解不可能です。この花と葉は山吹升麻となんか違うなあというだけです。

実はかなり違うと書いてあるのでそのうち調べてみようと思います。
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赤升麻は葉が違います。丸っこい形をしています。赤いのは根っこが赤いそうです。
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靫草(うつぼぐさ)は花の形が魚の靫の形をしているからと長い間思い込んでいました。
実際は武士が矢を腰にぶら下げて持ち歩く靫(うつぼ またはゆぎ)に形が似ているからだそうです。
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岩苦菜(いわにがな)は6月に入ると岩湧の森のいたるところにはびこります。
地面を多い尽くすように咲くので別名「地縛り」とも呼ばれます。
苦菜とは 葉や茎を傷つけると白く苦い汁を出すそうです。舐めた事はありませんが。
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東菊は岩湧のように低山に生息するそうです。薄い紫の綺麗な菊の花です。
ちなみに花びらの形は違いますが同じ様な色合いの「都忘れ」の別名も東菊というそうです。
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大葉溝ホオズキまたは溝酸漿(みぞほおずき)この植物の種子の形がホオズキに似ているというのですが
まだ見たことがないので なんともいえません。図鑑で見ると結構尖った実ですが。
黄色いラッパ型の小さな花は 沢筋に群生します。しかし葉っぱがおおきいのか小さいのか見た目
には 良く分かりません。
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姫女苑(ひめじょおん)は岩湧の森どころか日本中いたるところに生える帰化植物です。
花期は長く6月半ばから咲き始め晩秋になってもまだ咲いているつわものです。
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栃葉ニンジン 葉っぱが栃の葉に似ていて、根っこが朝鮮人参ににているという ややこしい名前です。
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葉っぱはまさしく栃の葉に似ています。
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丸実の山牛蒡 岩湧で良く見かける洋種の山牛蒡(北アメリカ原産)よりも花が密集していて 
しかも花軸が横や下を向かずに上を向いて直立しています。日本古来の植物です。
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鳴子百合もこれだけ沢山咲くと まさに「鳴子」そのものですね。
屋敷内に忍びの者の侵入を感知すべく設置された あの「鳴子」です。
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野薊です。姿形が野原薊とそっくりです。野薊の花期は初夏から夏で 野原薊の花期は秋です。
綺麗な花に引き寄せられて触れると 鋭い棘で痛い思いをするので 騙される、欺かれるから
アザミとなったと言うことですが 「綺麗なバラには棘がある」と同じ意味ですね。
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無葉欄(むようらん)は葉の無い植物です。根から地中の養分を直接吸い上げたりシダ類に規制して生きるそうです。
斜面に転がった枯れ枝と見分けがつきにくいので よほど注意深く見ないと分かりません。
岩湧の森で寝そべって写真を取っている方に初めて教えていただきました。
教えてもらわないと 分かりませんでした。
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4月から咲いている立浪草も6月になってもまだまだ元気です。
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紫傍食(むらさきかたばみ)も江戸時代に観賞用として持ち込まれ各地に野生化したそうです。
本家の傍食は 種子で増えるそうですが、こちらは根が伸びて増えるらしいです。
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毒痛み(どくだみ)は臭いや名前で嫌われがちですが、本来は薬草だそうです。漢字の名前の通り
痛み止めだそうです。飲もうとは思いませんが。
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桔梗草も帰化植物だそうです。とても小さな花ですが良く見ると確かに桔梗に似ています。
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岩湧の森に沢山生えている「都葵(みやこあおい)」は6月になると足元に何かぶら下がります。
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良く見るととても奇妙な不気味な形ですが、これが都葵の花だそうです。とても花には見えないけどなあ。
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6月の岩湧の森の沢筋には 一面に黄色くなります。
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黄釣船です。釣り船草の黄色バージョンですが、釣船草はもう少し先に咲きます。
帆掛け舟の形に似ているからと名前がついたそうですが、どう見ても帆掛け舟には見えませんけど。
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山頂付近に咲くこの変わった花は「鈴柴胡(すずさいこ)」と言います。蕾が鈴の形で花がサイコの花の形
(私は見たことがありません)のかたちだそうです。山頂付近と言うことは 4月の山焼の火にも耐えているのですねえ。
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6月も末に 岩湧の常連さんに「トンボ草」を教えていただいた。
花開く直前であるが 小さな花が開くとトンボが止まっているように見えるらしい。
しかし緑色の花なので とても見分けにくい。
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土木通(つちあけび)も6月末に欄の花の写真家に教えていただいた。
藪をかき分けて進んだ所にひっそりと咲いていた。
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葉緑素を持たない腐生植物で キノコのコナラなどの根から養分を貰うそうだ。
夏の終わりにアケビそっくりな実をつけるらしいので たのしみです。
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