久しぶりに大阪府最高峰の南葛城山(922m)へ行き、新緑の森を歩いた。
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ピンクのラインが往路で、緑のラインが復路の予定であった。
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滝畑ダムに架かる「新サムライ大橋」を渡ってスタートする。
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遠くに南葛城山系の尾根が見えている。南葛城山はアプローチがとても長い。
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新緑の千石谷林道を歩く。正面の鉄塔の奥が「のぞき平」で、下山ルートに通る予定だ。今はそのままやり過ごして千石谷のこちら側を歩く。
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ここが覗き平への入口だ。数年前に取り付けた「第14番経塚鏡の宿」への案内標識が 外されている。心無い滝畑村民には、過去何回も経塚案内標識を外されてきた。文化遺産の経塚なんて 滝畑村民にはどうでもいいのだろう。
以前南葛城山でお弁当を食べていたら、後から上ってきた人とお話していたら、私が取り付けた標識を頼りに登って来られたことがわかり、「あの標識があって助かり、ちゃんと経塚までたどり着けました」とお礼を言われたこともある。また心無い滝畑村民に外されるだろうが、経塚の保存の為にも再び取り付けなければ。
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滝畑村民にいやな気分にさせられた後、気を取り直して さわやかな渓流沿いの道を歩く。
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大滝を見に 寄り道する。昨日の雨のせいで 今日は堂々たる滝だ。
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第14番経塚巡礼道は ここで林道から河原に下りる。ここに取り付けた経塚案内標識は無事だった。
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予想より水かさが少ない。昨夜の雨で増水を覚悟したきたのでやれやれだ。ここで渡渉して経塚巡礼道に入る。
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新緑の急坂を登る。この坂はきつい。
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約20分の急登で 尾根道に出る。しかし尾根道もまた急坂だ。
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時々木々の間から 新緑の山並みが見えるが、今日は大阪湾の海は見えない。遠くはかなり霞んでいる。
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一面の熊笹地帯に来るとようやく山頂の木立が見えてくる。
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凄い笹薮だ。毎年経塚への道は、地元の有志が笹刈りをされていて、歩きやすいのに 今年はまだのようだ。
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ようやく経塚のお堂が見えてきた。
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葛城経塚二十八宿の第14番経塚鏡の宿にお参りしていく。
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和歌山県の看板が立っているが、ここはまだ大阪府だ。もう少し南側の山頂も大阪府で、府境は山頂の少し南側から東へ走っている。
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南葛城山山頂到着。10時半に歩き出して12時半だ。いつものようにこの場所は貸し切り状態だ。ゆっくりとお弁当を食べてコーヒーをいれて飲む。あまり気持が良くてついうとうとする。
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昼食後 別の道で「のぞき平」へ向かう。この道は珍しく 笹刈りしてあり、ちゃんと歩ける道だ。しかし去年までは凄い笹薮で、あまり歩く気がしなかった道だった。
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新緑の尾根道をいく。新緑がとてもきれいだ。
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時々右手に岩湧山の山頂が見える。山頂の山焼きのあとの萱の新芽が清清しい緑色だ。
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復路のこの尾根道も アップダウンがきつい。しかし自然林が多く歩いていても清清しい。
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のぞき平に到着 。右へ行けば関電道で鉄塔を経由して千石谷へ降りれる。今日のルートは、「中の茶屋橋」へ降りるルートなので、左へ進む。
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途中の鉄塔付近まで降りると新しい標識がぶら下がっていた。以前にはなかった標識だ。おそらく岩湧の森の達人「シルバー少年」さんがぶら下げたものだろう。「鉄塔71番」はすぐそこに見えているので、そこから直接山を下ると、「中の茶屋橋」よりもうひとつ 滝畑集落に近い「出会い橋」に直接降りる道だろう。
予定を変更して こちらを降りてみよう。
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鉄塔横のこの道だな。
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道らしいものはなく、踏み跡を辿りひたすら降りる。
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シルバー少年が付けた赤とシルバーの2色のテープ以外にも、赤いビニールテープと赤い毛糸の目印がぶら下がっているのが分かった。
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テープを頼りにただひたすらに斜面を滑らないように降りる。
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ただただ 急斜面をドンどこドンどこ降りる。時々テープや紐がぶら下がっていて安心する。
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突然小屋に出た。びっくりだ。何の小屋だろう。
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今は全く使われていないようだ。屋根が3分の1くらい落ちている。
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小屋から歩道がついていて、ここに降りてきた。今は使われていない「林間遊歩道」だ。 千石谷方面へ歩いていけば、私が取り付けて滝畑村民に外された「経塚案内標識」のポイント「林間遊歩道分岐点」へ出る。ここは出合い橋へ進む。
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右手から千石谷の渓流が流れ込んできた。
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錆付いた鉄の吊橋を渡れば府道「堺葛城線」だ。
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吊橋の袂にもシルバー少年の付けた標識があった。降りてくるのもかなりしんどかったけど、あの道を上るのはかなりしんどそうだ。でも登る方が楽かもしれない。今度登ってみよう。
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出合い橋に出た。あとはアスファルト道路 府道堺葛城線をしばらく歩く。
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滝畑に帰ってきた。この府道は去年の台風で崩れてまだ復旧が終わっていないのか、工事をしていないのか、通行止めになっていた。
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この日見た花
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黄色い花の群生は「黄釣船」だ。
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面白い形をした「黄釣船」(きつりふね)の花。
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黄烏瓜の白い花があちこちで目立った。
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笹百合も咲いていたが、去年より数が少なかったような気がする。
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