怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

また始まった産経新聞の教員バッシング

2008-01-19 10:03:44 | ニュースから
【公教育を問う】第1部 私立人気の陰で(4)叱らぬ教師、乱れる教室(産経新聞) - goo ニュース

逐一全部引用してもいいくらいのひどい記事。
いくつかを。

>文部科学省などでは、規則を決めたら厳しく守らせるなど生徒指導見直しや出席停止制度活用、体罰範囲の見直しなどを打ち出してはいるが、ある母親(39)は「特効薬になると思ったのに現場ではまったく生かされなかった」。

脈絡のない引用も甚だしい。
この文の上に引用された現状報告は出席停止制度の適用とは程遠いにも関わらず、こういった引用をする。
産経新聞は誤解を増幅させる拡声器の役を進んでなそうというのか。

> 教員経験約10年で、『壊れかけた教師たち』の著書がある教育ルポライターの上田浩氏は
>「『学校裏サイト』は社会問題化したため下火になりつつある。
>その代わり表現は若干穏当になりつつあるものの、プロフで悪口を書く例が増えてきた」
>とし、

この著者、今月に本を出したばかり。評価が定まっていない。
どこの馬の骨ともわからない人をずいぶん産経新聞は高評価したものだ。

>「学級崩壊は昔からあるが様子が変わってきている。
>『ゆとり世代』の生徒は、はなから聞く耳を持たない。
>何の対価を与えてくれるかで教員を選別する」
>と指摘する。


「学級崩壊」の記述と「ゆとり世代の生徒の傾向」に関する記述とを並列に書き、脈絡がない。
前段を切り捨てて読むと、『ゆとり世代』の生徒というモノについての定義がないため、単なる印象論になっている。
仮に、形態の普及率の高い、中高校生だとすると、彼らが対価のあるなしによる選別の具体例がない。

単なるデマとしか思えない記事だ。

>携帯メールなどで教員の悪口が一晩で広まる最近の学校。
>どう対応していくか。学校や教員の指導力が問われている。

こんなことで指導力を問わないでほしい。
馬鹿も休み休み言ってほしい。
それならまず、産経新聞は携帯電話の新聞広告等を一切業界から排除、あるいは小学生でもわかる文章で、タバコの害表示のような文を広告してから言ってほしい。

社会問題化していることを指導力で問われてたまるか!
責任転嫁も甚だしい。
産経新聞は東スポ並みだ。

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