怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

紅の豚

2007-05-25 23:15:59 | 映画
宮崎駿作品の中では趣味性が強く、いつもの作風イディオムが多用され、一方で言葉が浮いて聞こえてしまう実体のないような台詞が多いので、そんなに好きではない。

ちょっと見まがうと、松本零士のコックピットシリーズや新谷かおるのエリア88を連想してしまう。
好き者とはこういうことなのだろう。

息子は見たいが為に夜更かし。
親としてはもうちょっと押して寝かせればよかったと反省している。
先ほどベットに即撃沈した。

なぜエントリを立てたかというと、何の気なしにつき合って見ていて、最後のテロップになった。
それもぼんやり見ていたのだが、カミさんが、
「あ、Kさんも出ているね。」
と、つぶやいたのだ。

「そうなんだ。ふうん。」
と生返事をしながら、大学を卒業して映画界へ転身した先輩を思い出した。

こういうテロップに自分の名前がのることを言っていたっけ。
紅の豚のテーマの一つでないが「誇り」なんだろうな。
そう思った。

(いつも通り)我が身を振り返り、研究冊子や授業者として名前が印刷されるときに、どれほど誇らしげにいただろうかと考えた。
残念ながら、納得できるような仕事の形は皆無と言ってよいほど残っていない。

いつか胸を張れる仕事を形にしたいものだと思った。

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2 コメント

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足跡 (はたやん)
2007-05-26 02:06:33
どちらかというと、「飛行機野郎」の印象がある作品ですね。

>研究冊子や授業者として名前が印刷されるときに、どれほど誇らしげにいただろうかと考えた。

やはり、自分の名が刻まれることの重さと誇りは、そこにいた「足跡」でもあるわけですから、何物にも変えがたいですね。

そういう私も、現在派遣として担当している設計業務で、図面や仕様書に自分の名が刻まれ、それらが海外の担当部門や顧客に配信されることに、これまでにないプレッシャーと誇りを感じるのでした。

「作るものは小さいのに、仕事はでかいよな」
そんなことを考えながら、今週もあっけなく過ぎました。

胸を張れるレベルには程遠いのですが、「あの時期確かに、あいつがこの仕事をしていた」という足跡を残せるのは幸いです。
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いい仕事したいですね。 (yo)
2007-05-26 10:08:17
素晴らしき飛行機野郎(映画)ですね。
たしかにキャラクターの風貌や飛行機の様子なども含めて印象ありますね。

なんか粋ではないですが、裏話的に説明すると・・・。

なかなか教育界は「自分の仕事」と実感できるものがない(個人レベルではあるのですが)というか、物作りなどではないので趣が違うというか・・・。
そんな中でも校内研究や自治体の研究団体の活動などでは、いろいろな個性が入り乱れて協同的なものが作れるはずなのですが、そうでもなかったり、なんだか内容が・・・というものだったりするので、そんな事を念頭に書いてみたのです。

あ、下手な説明になってしまったなぁ。ま、これぐらいで・・・。
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