怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

今の「学力」は子どもを幸せにしているのか?

2012-12-29 16:18:53 | 教育
学童保育所と塾の授業をセットにしたサービスを開始 - 明光キッズ、明光義塾(マイナビニュース) - goo ニュース

おそろしい話だ。
こういうローカルがあるという話題にとどめていいものかという想いがこみ上げて書いている。

「教育」「保育」が目指すものはなんなのだろうか?
そういう気にさせられる。

「保育」を語りつつ、「受験学力」をセットにしたサービスを提供していくことを標榜する。
なんなのか。

「教育」とは「階層格差を乗り越える手段を側面的にもつ」のだというようなことを苅屋は述べていたと記憶している。(ちがっていたら教えてほしい)
その「教育」は、「受験学力」をも内包したイメージのように思った。

アカデミックレベルでの「学力論」は、その「学力」の意味性が多義的であり、相互に内容がシェアする関係があるということを明らかにしているけれども、巷の「学力論」は、結局「サービスの獲得」程度のレベルしかないということだ。

「人を育てる」という視点のない「子育て」「社会づくり」に対して、どのように語りかけても通じない諦観がただよう記事な気がしている。

ま、「それでも・・・。」と立ち上げたいものもあるけれど、少なくとも、この手の塾に対して「どうこうしろ」という程度では済まないだろう。

必要な変革の一手を今思案中な年の瀬の暗い記事の一つ。

(以下、引用)

学童保育所と塾の授業をセットにしたサービスを開始 - 明光キッズ、明光義塾
マイナビニュース2012年12月28日(金)12:36

学童保育所と塾の授業をセットにしたサービスを開始 - 明光キッズ、明光義塾
(マイナビニュース)
明光ネットワークジャパン( http://www.meikonet.co.jp/ )はこのほど、学童保育所「明光キッズ」( http://www.meikokids.jp/ )に「預かりサービス」と「明光義塾( http://www.meikogijuku.jp/ )の授業」をセットにしたサービスを新設。「明光キッズ石神井公園」と「明光義塾石神井公園教室」にて実施開始した。

○私・国立小学校の補習、中学校受験対策に対応した新サービス

「明光キッズ」は同社が運営する、小学生の子どもたちが放課後の時間を有意義に過ごすための学童保育所(アフタースクール)。明光義塾は全国で14万名の生徒が通う個別指導学習塾。

これまでに多く寄せられていた「授業の後に子どもを預かってほしい」「預かり中に受験対策をしてほしい」という利用者からの要望を受けて、「明光キッズ」に「明光義塾の授業」と「預かりサービス」をセットにして利用できるサービスを新設した。

「明光キッズ石神井公園」と「明光義塾石神井公園教室」は、同じ建物の1階と2階に位置し、短時間で安全に教室間の移動が可能となる。同サービスによって、私・国立小学校に通う生徒の補習や、中学校受験の対策などにも対応ができ、より幅広いニーズに応えることができるようになるという。

料金は週1回45分授業で月額9,975円。入会金21,000円、教室維持費として月額2,100円が別途かかる。他に週2回、3回、授業時間が90分のプランも用意。また明光キッズのクラブ会員は週1回あたり4,200円が減額され、教室維持費が不要となり、入会金も免除(明光義塾会員も)される。

サービスの提供時間は、90分授業で16時30分から19時まで、45分授業の場合は17時15分から19時までとなる。オプションとして、夕食の提供や最長22時までの延長も可能。

だれか止めてやれよ・・・。

2012-12-29 16:05:46 | 教育
「いじめ防止に武道家の先生を」 谷川文科副大臣が持論(朝日新聞) - goo ニュース

「無知は罪」なんじゃないのか?
そう思わされる。

知らないから「しゃべれない」とか、「だまっている」とか、「何もしない(できない)」とかの方が、まだまし。

だけれども、今回の場合はだれか止めてやって方がいいだろうに・・・。
「○○丸出し」という状況について、不安にかられる人々に対する責任の問題というレベルで気になってしまう。

本質的には、教育現場を知らない人が副でもなんでも「文科省大臣」なんてやらないでくれということ。
それから、基本的に、元現場人の義家であろうと、実は「教育」に対して無知である事を、周囲がきちんと知って、やさしく教えて上げることが大切だろう。

(註:義家が教育無知なのは、実はいくつかのエピソードを私は知っているのでいっている。)

(以下、引用)

「いじめ防止に武道家の先生を」 谷川文科副大臣が持論
朝日新聞2012年12月28日(金)06:41
 いじめ防止には、怖い武道家の先生が必要――。27日に文部科学副大臣に就いた谷川弥一衆院議員が、最初の記者会見でそんな持論を展開した。

 谷川氏は「いじめたら怒られる。それを理解してもらうには怖い先生が学校にいないとダメ」と述べ、「武道家。一番いいのはボクシングだと思うが、空手、剣道、柔道、プロレスも入るかな」と格闘技を列挙。「いないなら警察OBを雇う」と続けた。

 党内では賛同が得られていないと前置きしつつ、「なりふり構わずやるべきだ。いまから関係者の説得に入ります」とも。あまりの熱弁に、政務官に就任して同席していた義家弘介衆院議員が苦笑いしていた。