怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

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2011-05-15 17:43:47 | 教育
国歌「起立義務付け」 大阪府立校など 維新が条例案(産経新聞) - goo ニュース

10.23通達&横山の校長呼びつけ会の大阪版といったところか。
否、条例化とは、もっとひどい。

教育に政治が介入しようとは戦中並み。

大阪も地に落ちた。

「式」の方法を条例にすることが教育の理念、教育基本法、指導要領に照らしていいものか!?

もっといえば、これで職員の信用失墜を問うというセンスは、刑法などの「事後法の禁止」的な気分でいえば、なんたることかと思ってしまう。
信用失墜として処罰するための法律といっていいではないか。
なんて嫌らしい。

異常な雰囲気の卒業式をみてきた私としては、こういう縛りを後づけで持ち出す連中のファッショな態度は吐き気がする。


(以下引用)
国歌「起立義務付け」 大阪府立校など 維新が条例案
産経新聞2011年5月14日(土)15:25

 大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」(維新)の府議団が、府立学校の入学式や卒業式などで国歌を斉唱する際、教職員に起立を義務づける条例案を5月定例府議会に提出する方針を固めたことが14日、わかった。維新は府議会で過半数を占めており、可決される公算が大きい。府教委によると、教職員の国歌斉唱時の起立を都道府県で条例化したケースはないという。

 5月の府議会では、自民が府立高校を含む府施設での国旗の常時掲揚を義務付ける条例案を提案する予定。維新は「反対はしないが、会派の考え方を反映させた修正案を出したい」として、国旗の常時掲揚に加え、府立学校の教職員に対し入学式や卒業式での国歌斉唱時に起立することを義務付ける条例案を検討している。罰則規定は盛り込まない見通し。

 一方、自民会派の幹部は「罰則のない条例は有名無実。条例として扱うべきかにも議論の余地がある」と述べ、両会派の条例案の一本化には、否定的な見方を示した。

 学校の入学・卒業式での国旗掲揚と国歌斉唱は平成元年の学習指導要領で義務付けられた。府教委は14年以降、府立学校の教員に対し、国歌斉唱時には起立するよう文書で指示している。

 条例案について橋下知事は同日、記者団に対し「ルールを守らないごく一部の教員により、ほかの9万人の職員の信頼失墜になるのが残念。条例が制定されれば府として処分の基準を整えたい」と述べた。

引っ込みがつかない小学校英語

2011-05-15 17:27:42 | 教育
教えて!ウォッチャー…小学生から英語は身につけるべき?(教えて!ウォッチャー) - goo ニュース

文科省がどう取り繕うとしても『小学校英語』が、
1.現場教員、児童双方の無用な時間&精神的、発達段階的負担増であり、
2.御用学者以外のアカデミックな裏付けもまったくなく、
3.社会的な要請を反映しておらず、
4.必要な予算、人材などを充当せず、
5.現場の意見などまったく聴かず、
6.英語活動なのか国際理解なのかコミュニケーションなのか、全てを混同するような論理で、
進められているのであって、
これまでに導入、推進で扇動役を果たした、某政党、英語教室などの業界、御用学者、などの思う壷になっている。

冷静に考えれば、小学校英語なんてものは導入できないのであって、今、そこで英語嫌いを発生させているだけでも悪としかいいようがない。

百歩譲って、英語活動の体験が、将来の高等教育における英語コミュニケーションのハードルを少しでも下げるとして、その恩恵を享受できるものがいかに少ないかを考えるべきであろう。
対費用効果としてなっていない。

最も効果があがるのが、英会話教室の繁栄である。

英語を話すことに慣れたからといって、「生きる力」だというのは片腹いたい。
また、学習材としての英語を主張するのであれば、なぜ小学校からなのかをはっきりと説明してほしいものだ。

更に言おう。

5、6年生の英語活動が必修になったのは、他でもない、もうなし崩しである。
しかし、1~4年生の英語活動はどうだ。
総合的な学習の時間の無駄遣いか、特別活動の無駄遣い。
はたまた余剰時数という、本来は計画的に事前運用など設定してはならないものに手を出す始末においては、未履修問題と同等に過(剰)履修問題といってよい。
これが許されるならば、余剰時数を計画的に運用して、他教科にも傾斜配分すべきであろう。
台風で登校できない日があっても、インフルエンザで閉鎖時期があっても、冬や春休みなどを潰してでもそういった時数は確保される?そんなばかなことがあるわけがないだろう。

せめてネット上では「英語」という引き金を引いた連中を糾弾すべし。