怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

教科書がひどくないか?

2011-04-04 02:03:46 | 教育
まだ全部を見切ってはいない。

が、例えば国語。(一番シェアがあるときく光村図書のモノ)
物語文の配列をとりあげると、
昨年度までの4年生は「三つのお願い」「白いぼうし」「一つの花」「ごんぎつね」だ。

乱暴に言えば「物語文の文学としての味わいを指導から極力切り捨てる」方向で動いている国語教育なのだけれども、これまでの経緯から言えば、削りに削られて残った作品群の一部だ。

これが最初に「白いぼうし」で最後が「三つのお願い」になっている。

これは4年生に限ったことではない。
すごいことだと思う。

もちろん、ごんぎつねを2月にやるという事自体、本来はおかしかったのだけれども、そういった季節感云々をとっぱらっても、今までの指導の流れを大きく換えざるを得ない点で、教科書教材というものを信頼するのは、実は教育の死につながるのではないかとさえ、ちょっと身構えて思ってしまった。

もうちょっと自分の専門性を鍛えたい。
そう思っている新学期直前。

あつい部分

2011-04-04 01:42:51 | 教育
孫正義社長、100億円寄付 引退までの役員報酬も(朝日新聞) - goo ニュース

スポーツ選手、芸能人、経済人などなど、現時点でそれなりの所得を得ている人の寄付報道の一つ。

コンビニなどの募金をした人などと気持ちは同等なのかもしれない。
そう信じられるような、なんとなく仮想シンクロニシティ。

経団連会長が「法人税減税よりも復興を」という言葉もある。

国という頸城がどういうものかという形而上的な命題に答えずとも、同じ世界にいるのだろうという自分の感触で、ボランティアリズムとして応える部分があってもいいじゃないか。
熱さであり厚さであれば、それはそれでいいのじゃないか。
政治的とか経済的だとかを度外視する流れに全体としてなっていれば、額面やネームなんかはそのうち平たくなってしまうと思う。

他方、孫氏というのが、こういった意味でもスタンダードを見せる人なのだなという点は、スカッとする。

毎日じくじくたる思いが残っているだろう現地に思いを馳せるしかないのだけれども、できるだけ、自分ができるだけ、だと思う。
つながれないかもしれないから。