怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

特別支援教育制度

2005-10-16 19:03:28 | 教育
ちょっとすぐに消すかもしれないエントリです。(自信ないなぁ)

小学校長のお仕事さんやTHE義務教育さんや教育ニュース観察日記さんなどの情報で充足している話なのかなと思いつつ、自分の所感だけでも記録の意味で書いておきます。

先日、特別支援教育についての説明が指導主事からありました。
養護学校の教諭を帯同しての、しっかりとした時間設定のものでした。
あまりのことに呆然として、またこの指導主事じゃぁ・・・と突っ込むの意欲もでませんでした。
(この指導主事の話の下手さ加減は、以前、どこかに書いた覚えがある。)

理念は確かに素晴らしいです。そのことはわかりました。
が、説明では、「かかる人は実質減ります、お金は出しません(ありません)、ノウハウを学ぶ機会はこれから考えます、早く担当者を設定してください。」という内容でした。

実は、このことに当たって、昨年度に生活指導部で名前だけの担当者を決めたのでした。
周囲の自治体の動きを見てからやってみたいとのことでしたが、こうやって迫られるような説明を受けると、あまりの「無策」「丸なげ」の現状に唖然とします。
おそらく周囲の自治体の様子を参考にしても、この自治体では予算的な縛りがきつく、真似することもできないでしょう。
そして、「また(丸なげ)か」の様相がジワジワと広がっていきます。

この特別支援教育でどれだけ現状よりも有為に子どもが救われるかは、現状の冷静な評価・判断がある一方で、当事者を中心にして、多様な方策を探る中で考えるのがベストだと思うのですが、そういうこととはほど遠そうです。
学力問題だ、暴力だ、不登校だと騒がれる中で、こういった施策を降らせて、だれが説明責任や実施の責任をとるのか考えてほしいものだと思います。
「呑気な定年前管理職や指導主事、現場を目にしない都教委はいいねぇ。」なんて、不当な暴言の一つも吐きたくなるというもんです。

PLUTO(小学館)浦沢直樹

2005-10-16 18:17:12 | 教育書
教育書ではないが・・・。

現在、第2巻発刊中。
ふとした拍子に手にとって買ってしまった。
漫画は以前、5千冊くらいを一機にBook Offしたときに買わないと決めたのだが、時代がひと回りしたということなのだろうか、タイムブランクにある作品の中で、欲しいなと思う作品もいくつか浮かぶようになってしまった。

リメイクとかって原作を超えることが前提の難しさがあるが、今のところ奇才浦沢直樹の勝ちだろう。

「鉄腕アトム・地上最大のロボット」は小学校時代に読んだ。確か鉄腕アトムの第3巻だったと思う。
同時収録はロボットの人権を獲得する話(「アトムの日」だったけ?)だった気がするが、タイトルも含めてあやふやなのでダメダメだが・・・。
その昔、国立近代美術館で「手塚治展」があった(ように記憶している)が、そこで中島梓(栗本薫名義だったっけ?)が「アトムの設定の異常性」を取り上げていた。
当時、成人していた私も、この「ロボットの人権」などから、異常なテーマが子どもの姿のアトムに秘められているなと感じて育ったことを再認識したものだ。
そういった意味での「ハズシ」がなければ、手塚治の原作の枠を超えずに強烈な浦沢ワールドは展開されていきそうである。
ノース2号の背景を創ったことなどは拍手を送りたい。

漫画作品で怖いのは、初志貫徹がなっていない作品を読む時。
浦沢氏の作品は、「Pinapple Army」や「Monster」などの大作でもそういった恐れがないことがわかっているので、次巻を長首で期待している。

しかし、オタク・サブカルは現代の基本だなぁ。