全てを留保する - 矛盾のない状態を保つ思考マネジメント(デジモノに埋もれる日々)を読みました。
……麻雀でいうとですね、東1局0本場西家で
一三四六六八八②⑦5東南北 ツモ九 ドラ4
こういう配牌を見た瞬間に「この手はワンズのホンイツ!」と決め付けて、
5から切り出して二をカンチャンで鳴く人とかいますね。
この手でホンイツというのは、選択肢のひとつには入れてもいいですが、
それ一本に決め打つのは明らかに早すぎでしょう。
もちろんこれは比喩で、
言いたいのは「情報の価値をあわてて決めるのは失敗のもと」ということです。
わかりやすい例では松本サリン事件とか。
あれのおかげで、私は地下鉄サリン事件のときも、
マスコミに対して懐疑的でした(結果的には間違ってなかったんですが)。
人間というのは、できるだけ早く結論を出してしまいたがる生物らしく、
ある情報が自分にとって不利益でなければ、
深く考えずに信用する傾向があります。
しかし、それよりも信頼に足る情報を手に入れてしまったとき、
人間は意外と先に手に入れた情報を捨て去れなかったりするものです。
ツンデレみたいなものだと思ってください(えー)。
「初対面の印象最悪!」→「あんなやつ大っきらい!」→イベント発生→「あいつにあんないいところがあるなんて……」→「でも、今さら好きなんて言えないよぉ」
こんな感じで(笑)。
ようは、最初の自分の認識が間違っていたことを認めてしまえばいいんですけど、
さっさと思考停止してしまって「……に違いない!」と決め付けちゃっていると、
かっこ悪くて今さら手をひっこめられなくなるんですね。
それを避けるためには、元記事にあるように、
情報に対して「信用できる/信用できない」というデジタルな評価ではなく、
「おそらく信用できる~疑う余地がある~その可能性もある~ガセの可能性のほうが高い」といったアナログな評価を与えるべきなのでしょう。
しかし、すべての情報に対して真偽を留保してしまうと、
無限の可能性を想定しなければならなくなりますので、
実際にはある程度真偽を決め付けることになります。
重要なのは、真偽を決定付けるのを安直に行わないことと、
一度決めたことでも、それをひっくり返したほうが全体のつじつまが合うなら、
意地を張らずに覆してしまえる度量を持つことです。
まあ、それができれば宗教対立とか発生しないような気はしますが。
……麻雀でいうとですね、東1局0本場西家で
一三四六六八八②⑦5東南北 ツモ九 ドラ4
こういう配牌を見た瞬間に「この手はワンズのホンイツ!」と決め付けて、
5から切り出して二をカンチャンで鳴く人とかいますね。
この手でホンイツというのは、選択肢のひとつには入れてもいいですが、
それ一本に決め打つのは明らかに早すぎでしょう。
もちろんこれは比喩で、
言いたいのは「情報の価値をあわてて決めるのは失敗のもと」ということです。
わかりやすい例では松本サリン事件とか。
あれのおかげで、私は地下鉄サリン事件のときも、
マスコミに対して懐疑的でした(結果的には間違ってなかったんですが)。
人間というのは、できるだけ早く結論を出してしまいたがる生物らしく、
ある情報が自分にとって不利益でなければ、
深く考えずに信用する傾向があります。
しかし、それよりも信頼に足る情報を手に入れてしまったとき、
人間は意外と先に手に入れた情報を捨て去れなかったりするものです。
ツンデレみたいなものだと思ってください(えー)。
「初対面の印象最悪!」→「あんなやつ大っきらい!」→イベント発生→「あいつにあんないいところがあるなんて……」→「でも、今さら好きなんて言えないよぉ」
こんな感じで(笑)。
ようは、最初の自分の認識が間違っていたことを認めてしまえばいいんですけど、
さっさと思考停止してしまって「……に違いない!」と決め付けちゃっていると、
かっこ悪くて今さら手をひっこめられなくなるんですね。
それを避けるためには、元記事にあるように、
情報に対して「信用できる/信用できない」というデジタルな評価ではなく、
「おそらく信用できる~疑う余地がある~その可能性もある~ガセの可能性のほうが高い」といったアナログな評価を与えるべきなのでしょう。
しかし、すべての情報に対して真偽を留保してしまうと、
無限の可能性を想定しなければならなくなりますので、
実際にはある程度真偽を決め付けることになります。
重要なのは、真偽を決定付けるのを安直に行わないことと、
一度決めたことでも、それをひっくり返したほうが全体のつじつまが合うなら、
意地を張らずに覆してしまえる度量を持つことです。
まあ、それができれば宗教対立とか発生しないような気はしますが。