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Boston, from One Citizen of the World Who Calls Himself a Runner

2013-05-05 09:02:55 | 英語や仕事や日々の生活のはなし
5月3日付で、The New Yorkerに、村上春樹さんが寄稿した文章が掲載されました。

Boston, from One Citizen of the World Who Calls Himself a Runner
(「ボストンへ、ランナーを自称する世界市民の一人から」)と題する文章です。

4月15日に行われたボストンマラソンで起きたテロ事件に対して、
村上春樹さんが、ボストンマラソンの被害者や家族、多くの関係者、ボストン市民に対して、
そして世界中のマラソン愛好家の心の傷に対して思いを寄せて書いた文章です。
読んで涙が出ました。

人が書く文章には、その人の心が表れます。

村上さんが、
今回の被害者の人たちの身体的傷、そして心の傷にどれほど思いを寄せているか、
村上さんがボストンマラソンを好きな理由を説明することを通じて、
ボストンマラソンを愛するランナー、地元のボランティア、ボストンという町にいかに心を寄せているか、
静かに、でもずっしりと感じる言葉でつづられています。

村上春樹さんが日本語で書いたものを翻訳して掲載されたものですが、
翻訳も素敵ですが、ぜひ日本語の原文も読んでみたいです。

村上春樹さんが、昨年、中国での反日テロに際し朝日新聞に寄稿した文章を読んだときにも
同じ思いになりました。あらゆる立場の人に気遣う気持ちが文章に表れていました。
相手の心に届くメッセージを書くには、本当に相手の気持ちになって考えなければなりませんね。

仕事上のコミュニケーションも同じだと思います。

まず自分が自分の仕事をしっかりする、ということを前提として、
さらに周囲の人にメッセージを伝えるとき、
相手の気持ちになって言葉を選ばなければ、本当のメッセージは伝わりません。
同僚であれ、上司であれ、部下であれ、取引先であれ、同じです。

学生でも、友人、先生、サークル仲間、先輩・後輩、
誰にメッセージを伝えるときも、自分の側からでなく、
相手の気持ちになって考えてから、言葉を発することで、コミュニケーションがうまくいきます。

村上春樹さん、毎日走ってらっしゃるんですね。
教室受講生の方の中にも、ランナーが何人かいらっしゃいますが、走ったことがない方も
ボストンの事件については衝撃だったことだと思います。
ぜひ読んでみてください。

BOSTON, FROM ONE CITIZEN OF THE WORLD WHO CALLS HIMSELF A RUNNER
The New Yorker

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