八尾市市民活動支援ネットワークセンター「つどい」(ブログ)

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つどい体験会「中環の森 除伐体験」

2021-09-12 18:37:17 | 「つどい」の主催行事とお知らせ

 ご無沙汰しております。
 つどい業務責任者 新福(しんぷく)です。

 今日は、2012年12月より続いている「中環の森」で、子ども達に初めて取り組んでもらった「除伐体験」を行いました。

 約9年間、「菜の花」「河内木綿」について、美園小学校PTA部会「エコロジー美園小」の皆さんに体験をしてもらいました。

 毎年、毎年、どうしても同じ取り組みになる中で、ふと見渡すと緑の回廊になっている広葉樹が9年の間に大きくなっていました。

 「そや、除伐・間伐を、子ども達に体験してもらおう!」と思い、早9ヵ月。

 やっと出来た取組みは、真剣に取り組む子どもの姿、普段見せない集中して取り組む子どもの姿を見ることが出来ました。
 
 子ども達も親御さんも、主体的に今後も取り組みたいと感想をいただいたので、12月4日(土)は通常の「菜の花の植替え体験」に加えて、引き続き「除伐体験」を行う事になりました。


★★皆さんに体験して気付いてほしい事 3選(目的)★★
 
 ① 環境と防災をつなげたい

 ② 切った枝を、今後は薪にして活用したい

 ③ 地域にこのような森や地域資源がある事に気付いてもらう


★★当日の配慮★★

 ・子ども達は、初めて触る「剪定鋏」や「ノコギリ」の使い方を覚えてもらう。

 ・けがをせずに、安全第一で行う(ヘルメットの着用・軍手の装着・長袖長ズボンの着用)。
   ※ ひとり
子どもが、のこぎりを木から抜くときに手の甲にあたり、切り傷を負いました。
   ※ 軍手を着用していたことで、擦り傷程度で済んだことも、子どもさんは学習をされていました。
 
 
 ・けがをしないために、保護者や地域の方々と一緒に体験してもらい、お話を聞くこと(子どもと大人の約束)。

 ・主役は、子ども達なので、装着や準備、作業は子どものテンポにあわえて実施。


★★一緒に行うために★★

 ・同じ小学校区でも、普段交流する事がない世代の違う大人たちと一緒に行うために、準備運動で「みんなで声を出す」ことで、一体感を持ってもらった。
  (みんな小さな声を出していたとは思いますが、心ひとつになっていったと思います)



★★当日の活動の流れ・写真★★

 ・集合(10:00) → 趣旨説明 → 道具の装着 → 準備体操 → ヘビなどに出くわした際のお話 → 移動 → 現地 → 道具の使い方レクチャー → 剪定及び除伐体験 → 休憩及び作業終了 → 道具の片づけ → 集合写真 → 解散(11:30)

 ※ 現地での作業は道具の使い方をレクチャーしながら、剪定及び除伐体験をしてもらいました。
 ※ 現地での作業時間は、45分程度です。
 


 美園小学校区まちづくり協議会の高木会長から、「ここにはヘビが居るけど、イタズラしなかったら襲って来ないよ」とお話をしてもらいました。



 美園小学校区まちづくり協議会では、河内木綿の栽培及び関係する草刈り・栽培する場所に日陰になる枝切り等をされて管理しています。
 当日は、10名の方々が、現地を知ってもらう事も含めて、参加をしていただきました(調整してくれた竹元さん、ありがとうございます)。



 写真左側が、中央環状線の高架です。その東に隣接している中環の森です。
 服部緑地・鶴見緑地・久宝寺緑地・大泉緑地をつなぐ「緑の回廊」になっています。
 
 今回は、うっそうとして来たので、除伐体験をしました。

 除伐とは、這っている枝を剪定したり、伐採することで、地肌まで日光が入り下草等が生えるように行います。
 個人的には、「森の散髪」と表現しています。除伐すると見通しや良くなり、他の現象(山だと小さな山崩れなど)がわかります。
 (枝切りといった除伐作業をすると、大きなムカデが幹をツタって私たちの手の届かない上に逃げて行きました。)



 木にノコの刃を入れながら、チャンレンジしました。



 4年生の男の子。当日は彼が一番年長さんです。
 あとは、幼稚園児の子も、ノコギリでひたすら切りたい枝を切っていました。
 夢中ですね。
 (ヘルメットが少し緩かったので、安全対策面で今後改善します。)


 トシ君は、3才ごろから参加しています。
 彼も剪定鋏やノコギリでひたすら切っていました。

 基本的な使い方がわかれば、後は、子どもが反復練習で覚えて行きますよね。
 トシ君はじめ、小さな子どもさんは、集中して反復練習しながら、どんどん覚えて行き、工夫もして作業に慣れて来ましたよ。

 お母さんたちが、子どもが、これだけ集中して木を切っていて、普段見せない姿に驚いていました。
 心に火が点いたのでしょうか。





 あとで、出てくる参加者のお父さんが、子どもさんと枝を切ってくれたので、子ども達が、たくさんの細かな枝をノコギリや剪定鋏で一所懸命に作業をしてもらいました。

 

 親子で、ノコギリの切り方をレクチャーしていました。
 お父さんが参加してくれて、助かりました。


 子ども達より、もっと活発に行っていたのが、美園小学校区まちづくり協議会の皆さんです。




 「こんなところに活動する場があるなんて。」と驚きながら、やや興奮気味で活動に集中。
 興奮が冷めやらない状況なので、今日はこの辺でとメンバーさんが、クールダウンを呼びかけるほど、夢中にされていました。
 
 これから、こんなこともしようとお話が出来ました。

 コロナ禍で、イベント行事がなくなり、今日は、集まって活動する機会となり、たくさんの方が助けに来ていただいたそうです。
 やっぱし、「何かでお役に立ちたい。」「何かやりたい。」という気持ちなんですね。




 はい!お疲れ様でした。みんなで集合写真です。
 また12月行いましょう!




 ●エコロジー美園小 子ども7人 大人5人

 ●NPO法人 自然環境会議八尾 2人(普段は菜の花プロジェクトでここで栽培をしています)

 ●美園小学校区まちづくり協議会 10人

 ●つどい 1人  合計25名

 みなさんの協力あったればこそです。

 皆さんに体験して気付いてほしい事 3選(目的)に今後もつなげて行きたいです。
  ① 環境と防災をつなげたい
  ② 切った枝を、今後は薪にして活用したい
  ③ 地域にこのような森や地域資源がある事に気付いてもらう
 
 今後も、新しい実践活動に向けて定着化していきます。

 ありがとうございました。

追伸
 ・令和になってから現場に立つことはありませんでした。
  2年半ぶりに現場に立ち、私が現場で出来ることはこれしかないと思い、
  指揮を執りました。これからもお役に立てればと思います。
 ・美園小学校区まちづくり協議会の方々の中に、普段からお会いする
  つどい登録団体の方や、元つどいの登録団体(八尾市地域コーディ
  ネーター協議会)の方とも再会を果たせて、また調整役等で助けて
  いただけました。ありがとうございました。

 



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