平成29年度市民活動支援基金事業助成金公開プレゼンテーションが開催されました!
読者の方の中にも、市民活動等をされている方がいらっしゃるのではないでしょうか??
今回は、6月17日(土)に行われた、八尾市で活動されている団体が、その活動をさらに活発化するための助成金を申請する
公開プレゼンテーションを取材してきました。
申請団体と申請事業名は以下の通りです。
・河内の戦争遺跡を語る会 『陸軍大正飛行場を中心とする軍事戦争遺跡を歴史的資源として活用する事業』
・八尾ねこの会さくら 『TNRを町内に広めよう そして遺棄!殺処分!0へ』
・特定非営利活動法人にじいろのクレヨン 『子育てを喜びに変える魔法』
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1.河内の戦争遺跡を語る会 『陸軍大正飛行場を中心とする軍事戦争遺跡を歴史的資源として活用する事業』
陸軍の航空兵力の拠点である大正飛行場についての説明のあと、必要最低限の情報を見て知ってもらうパンフレットの作成や、
遺跡をめぐる見学会を実施するなど、八尾市の成り立ちの重要な史実を広く知ってもらう、また歴史資源として使用してもらう活動
が紹介されました。
2.八尾ねこの会さくら 『TNRを町内に広めよう そして遺棄!殺処分!0へ』
去勢手術や飼い主への啓発、里親探しを通して、野良猫の殺処分や遺棄を0にする取り組みを、『猫が好き』という視点だけでなく、
『地域の課題解決』という視点からお話されていました。
ちなみに、事業名に入っている『TNR』とは、Trap(保護)、Neuter(不妊手術)、Return(猫を元の場所に戻す)の略だそう。
八尾ねこの会さくらWeb:http://yaosakuraneko.web.fc2.com/
3.特定非営利活動法人にじいろのクレヨン 『子育てを喜びに変える魔法』
会員数の伸び悩みや団体名の知名度が課題となっている中で、子どもの五感をきたえるイベントだけでなく、
お母さんたち、また子育てに興味のある方に向けたセミナーなどを開催することで、『多くの人が参加できる場づくり』に
取り組んでいるとのことでした。
特定非営利活動法人にじいろのクレヨンWeb:https://npo-childkoubou.jimdo.com/
以上3団体の発表後、審査委員長の久先生から全体の講評があり、主に『共感を得ることの大切さ』について話されました。
最近では、クラウドファンディングやSNSを活用することも多いですが、やはり、まず必要になってくるのは人との直接的な繋がり。
その繋がりをつくる方法として、ほかの市の審査会に顔を出してみること、市民活動支援センター「つどい」等を利用すること、対象や目標を明確にした広報
などがあげられ、そういった繋がりのなかで共感を得ることが、そのさきの活動を支えるとのことでした。
公開プレゼンテーションの後には、市民活動支援センター「つどい」にて、つどい主催の助成金応募者交流会が行われ、発表された3団体のかたも参加されました。
「どんな組織作りが必要か?」という相談から、「普段こんな活動をしている!」「こんな熱い想いがある!」「こんな人と繋がりたい!」
というお話まで、井戸端会議のような雰囲気でたくさんの意見がありました。
どの団体もいろんな課題を抱えていますが、一緒に活動する仲間がいること、相談できる人がいることは大きな支えになります。
そのための場をつくること、その場に参加することが地域にとって、団体にとって、プラスになるのではないでしょうか。
(取材者: つどいスタッフ スー)