草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

第1回運営委員会で、入会届・退会届整備の議案をぶつけてきました!

2015年04月30日 | 足元記 - 中学校PTA

先日は中学校PTAの第1回運営委員会がありました。
それに合わせて、前日までに議案を仕込んでおりました。
言いたいことはいっぱいあるけれど、最小限に絞り込んで、これ一枚。運営にメリットがあるんだよ、ということを前面に押し出しました。議案は3点、訴求は2点、すなわち

  1. 入会届・退会届の導入
  2. PTAと学校は別個の団体だから、視覚デザイン(文書)でも別とわかるように改善

です。
入会届・退会届はひな形を2案作って添付しました。これについては後日アップします。議案よりもひな形作成に時間がかかりました。

運営委員会に先立ち、学年代表の定例会があり、顔合わせののち議案について議論しました。

入会届・退会届の整備に関して学代メンバーから飛び出した意見は、PTAフォース・コンサバ((c)ぶきゃこさん)にありがちなものでした。議論は瞬時に沸騰。はげしい言い合いとなりましたが、負けませんでしたよ、私(笑)

 

  • 学校中大騒ぎになる ⇒(意味不明)
  • (非会員は)何人かいる ⇒(そんなの知らなかった!)
  • 出来る方がやる、無理にやることではない ⇒(これは賛成、というか当たり前)
  • はっきり決めたらいいというものではない、あいまいにした方がいいこともある。私は長年PTAをやってきてそれを悟った ⇒(ふむふむ…経験則?)
  • 卒業記念品をPTA会費から出している
    • そんなん卒対が別個集金すればいいやん!小学校ではそうしていたもの。
  • 実費清算するのは手間
  • PTAから出すお手紙はどうする?これも会費から出ている
    • 狭量です!広報と考えればいいです ⇒(言葉が難しかったのか、2度言っても相手に通じず)
  • この問題はずっとある
  • PTAなくして、また復活したところがある ⇒(たぶん世田谷内?)
  • 小学校では改善して、経験リストの少ない人順に呼ぶ ⇒(うわ、逆行してるやん!これだから属人的運営はしょうもない。先輩方や私の努力はいったいどこに?これを解消するためのシステム化なんだってば)
  • あいまいにしましょ?あいまいは日本の文化なのだから
    • 確かに、あいまいは日本文化の特徴ですが、この場合は「悪し」と考えます
  • 参加不参加の問題… (以下2項目追記)
    • 参加不参加の問題ではなく、加入不加入の問題です ⇒(同じように見えるかもしれないけど、この二つはれっきとして違います。参加不参加は、加入した人の問題。私は、加入を自らの意志ですることを問題にしています。自動加入前提だと、こんなこともわからない)
  • (ぶっちゃけ参加しなくてもいいから)カネ払え! ⇒(おおぅ、本音がでたぁ~~それにしても、お金の問題は根が深い…)

 

  • 主な論点、 ⇒( )内は補足または心の声
    • は私の反論です。

参加メンバーの意向をはかった結果、学代としてはこの議案は提出しない、私個人として議案提出する、ということになりました。

***

議案があることを前日に委員長に伝えていたおかげで、学代委員長は役員さんと連絡をとりあっていたようです。運営委員会が始まる前に、《議題》その他で提案してね、と指示がありました。

PTAが激務で知られる世田谷区、その小学校PTAを潜り抜けて適応してきた役員の面々は、すばらしい能力の持ち主です。やり方に無駄がありません。議事は滞りなく進行し、総会その他行事のスケジューリングは複数の行事を同一日にあてて、学校へ出向く日を少なくする工夫がされています。運営委員会の予定も、早めにわかっていた方がいいよねってことで9月まで設定されていました。

さて、私の議案提出のお時間がやってまいりました。

まず最初に議案を1部会長にとどけます。基本、自分の作った議案を元に、原稿棒読みではなく周囲の状況をみて補足しながらプレゼンしました。

■議案1の(目的)、(効果)をプレゼンしたところで、「個人的な事情ですが…」と前置きして、拙ブログ過去記事のエピソード「がんで心身どん底だったとき、このPTAのお誘いが、脅迫状に見えた」を洗いざらい伝えました。感情交えず、端的に、はっきりと。途中で「弱者代表として、申し上げております」とも伝えました。

これに関する本部の回答は、会長より

  • 本部で揉む。この議案を運営委員会でくばってよいか?
    • もちろんです。データを後程メールします(私)
  • 来年度に向けて改善
  • (ひな形)このままというわけにはいかないけれど、何かしら考える

校長より

  • こういう話題はどこの学校でもある
  • そうでない(センシティブな事情をもたない)方でやらない人対策はどうするのか
  • この中学校はソフトな運営をしている
  • 時代の流れに沿って変える
  • 時間を取って継続審議

ということでした。無視されなかっただけでも、まずは上々。

■議案2と■議案3に対しては、はかばかしい回答はえられませんでした。企業で言えばCI(コーポレート・アイデンティティ)に当たるのになぁ。あ、議案3の検討事項に対しては、会長から「校長先生は運営委員会のメンバーだから、あっても良いのでは」という回答でした。プレゼンの途中で疑義が生じて口頭で伝えた、「校長先生のPTAに対するお立場は?」という問いに関しては答えが得られませんでした。

帰宅して規約を調べたところ、「校長は、学校経営(運営)に会の活動が関係してくる場合は、各委員会に出席して、学校経営の立場から意見を述べることができる。ただし役員選出委員会には出席できない」とありました。これは、オブザーバーと考えてよさそうです。本部に確認する必要がありますが。

***

運営委員会終了後、タイミングを見計らって、会長(女性、会長経験あり)とお話させていただきました。内容についてはオフレコです。

会長に対しては、すてきなひとだな、意外にさばけたところがあるな、PTAのことわかっていらっしゃるな、和を重んじるな、立場というものを重んじるな――というふうな印象を持ちました。

この話題になるとつい熱くなってしまうので、周囲に呆れられたかもしれません。実際、さりげないサインが何回かありましたから。粘着しないよう、気をつけなくては。 


〈どうする?PTA〉面白くなかった、でも必要:朝日新聞150427

2015年04月30日 | PTA報道関連

2015年度の朝日新聞<どうする?PTA>シリーズ第2弾です。

インタビューで登場されたのは、タレントの千秋さん。

千秋さんの公式サイトで最新スケジュールをのぞいたら、忙しい方なのね~!
メディアスケジュールだけじゃなくて、子供服のデザインをなさったり、本を書いたりと多才です。
よく、事務所で仕事調整してもらって、PTAやれたものだと思います。 きっとスケジューリングもお上手でしょうし、事務所の理解もあったのかな。

第1弾で登場する作家の川端裕人さんと共通するのは、比較的時間の融通がききそうなお仕事であることと、「この人じゃないと、仕事が回らない」というお立場であることです。(タレントの契約内容は知る由もありませんが、少なくとも時給制ではないでしょう。)

〈どうする?PTA〉面白くなかった、でも必要

朝日新聞デジタル:150427

以下、抜粋します。(150511修正)

***

■千秋さん

 娘が4年生の時に、クラス役員をやりました。事務所とは事前に話し合いをして、仕事を調整してもらいました。仕事をしていることは、PTAをやらない言い訳にはならないと思う。「お母さん」であることはみんな同じだから。

 やってみた感想は、面白くなかったし、「子どものためになっている」とも感じなかった。でも、PTAが必要だっていうことは分かりました。

 もし私が会長だったら、予算も活動内容も抜本的に見直す「ゼロからの大改革」をしてみたい。

     ◇

 〈ちあき〉 タレント、デザイナー。2003年に長女を出産。


PTAって、やっぱり個人情報の扱いヌルイ(人によるけど)

2015年04月27日 | 足元記 - 中学校PTA

中学校PTAの第1回運営委員会を明日にひかえ、先ほど学年代表委員長から携帯に電話がかかってきました。これは、学代を引き受けた日に、名簿に携帯電話番号をみずから書いたため、まったく問題ありません。

用件は、明日の運営委員会の出欠確認と、運営委員会前に学年代表委員会の第1回定例会(顔あわせ)を行うから早めに来てほしい、とのこと。これもまったく問題ありません。

問題なのは、その次。
メールアドレスを書いた覚えがないのに、委員長、活動にあたって「〇〇という携帯会社のメールアドレスにメールを送って構いませんか?」とのこと。委員長とふたりで首をひねりました。きっと、小学校役員時代にいっしょだったひと@現役員で学年代表委員担当、のあの人が書いたのだろうという結論になりました。

勝手に書くな。

私は、PTA関係のメールはPCに送って欲しい考えだったので、その旨を委員長に伝え、相談しました。構いませんとのことでした。

委員長が話の分かる人でよかった。
こちらの意向を尊重し、連絡先の希望を聞いてくれる、まともな神経の持ち主で本当に良かった。

明日は、学校へいってきます。 


がんで心身どん底だったとき、このPTAのお誘いが、脅迫状に見えた

2015年04月27日 | 足元記 - 中学校PTA

私、乳がんを患って、去年、一昨年と、闘病しておりました。

去年の春は心身どん底で、体力もなく、娘の卒業式入学式では居眠りするくらいでした。

そんな時配られた、PTAのお誘い、規約、活動内容、委員希望調査票。
規約が配られること自体はいいんですけれども、なんと、表紙には時間割・学校名と学校の連絡先・朝のこの時間帯は電話連絡しないでという注意書きが、裏表紙には校章がでかでかと入っていました!!こんなわけのわからないPTAには入りたくな~い!と思いました。

でね、このPTAのお誘い文書、あたりがとってもやわらかいんですが、去年の春、心身どん底だったとき、脅迫状に見えました。センシティブな事情を抱えた身には、これでもつらいです。

誘われても、やれないもん。
自動加入システムで、な~に言ってやがんでぇ、ってなもんです(失礼!)。
委員希望調査票を書く手は自動的に止まり、提出しませんでした。
がんだから配慮して、ってことは、調査票に書きたくありませんでした。
会費は現金納入で、入会を拒否するチャンスはあったのですが、戦う気力体力ありませんでした。集金日は入院していました。娘は担任の先生から催促されていましたので、面倒だから退院してから会費払っちゃいました。

無理せず逆らわず意見せず、PTAからそっと距離をとる、という道を取りました。
これが一般的かどうかはわかりませんが、センシティブな事情をを抱えた方の内情は、こんなものではないかと思います。 

***

一方、元気になった今、あらためて見ると、自発をうながすスタンスで、なかなかよいとも思えます。

この文書に、PTAは任意加入の団体であることが明記され、入会届/退会届がセットされたなら、完璧になれると思います。

151108追記します。

件のお誘い文書を、友人に見せたところ、「『放棄』という言葉が強いね」とご意見を頂きました。

確かに、考えてみたら、PTA運営側の「PTAはやるもの」という価値観が透けて見えるような気がします。


宛名って、大事よね。

2015年04月27日 | 足元記 - 中学校PTA

この間、学年代表委員を引き受けました。

その関係で、先週かそのまえか、娘が「第1回運営委員会のお知らせ」と「PTA活動にあたって」というPTA発行の文書を封筒にいれて持ち帰りました。

文書そのものは、簡潔で要領よくて感心しました。差出人表記はNGでしたけど。

そして、嬉しかったのが、文書が入った封筒の宛名が、私宛だったこと!!

そう、よくある児童生徒名宛ではなく、会員個人宛。
うちの中学校PTA本部、わかってる~♪
嬉しくて封筒スキャンまでしちゃいました。
モザイク加工したら、まるで意味なしになっちゃいましたorz
でもせっかくデータ作ったので、画像アップしますね。 

これ、担任の先生がおてがみ渡す時、中学生相手だから可能なことでしょうか?
小学校で役員をやったとき、慣例で子どもの名を封筒に書いていました。これを改め、保護者名を封筒の宛名に書いたことがあります。お便りは

PTA本部 ⇒ プリント配布棚 ⇒ 担任 ⇒ 児童 ⇒ 保護者会員

という流れで会員に届きます(通称:「子ども便」)。
子どもが小さいからか、担任の先生から「保護者名だけだと誰に渡していいかわからない!」 とクレームが入りました。たまたま、1クラスに同じ姓の方が2~3人いらしたケースでした。なので、それ以来、私は、子ども便をつかうときには保護者名・児童名を併記していました。


うちの小学校で毎年配布している『なるほどPTA』

2015年04月24日 | PTA資料

娘は卒業しましたが、うちの小学校PTAでは『なるほどPTA』という、全部で32ページにわたるオリジナルの冊子を毎年配布しています。

地域バレしないようにモザイク掛けて、PDF化しました。
ご興味ある方は、ご覧くださると幸いです。

『なるP』は、Yahoo!ボックスで公開中です。

 

 

これ、公開に踏み切ったきっかけは、ふたつあります。

ひとつ目は、 

「“春の憂うつ”PTAどう関わる?」NHKおはよう日本:150414(感想あり)

で、「仕事の見える化」で改革に成功した小学校PTAの内容にびっくりしたこと。事前説明はまったくなかったのかなぁと、疑問に思ったのです。うち、これと、世田谷区等発行の冊子『みんなで学ぶPTA』が配られてましたから。

ふたつ目は、PTAブログ仲間のガーラさんから「見たい!」とリクエストを受けたことです。

ご参考になるといいなぁ~ 

 

追記です:
過去に、『なるP』改訂をしていたときのエントリを発見しました。

マニュアル『なるほどPTA』の改訂

お時間のある方はどうぞ。

 


「どうする?PTA」Webアンケート募集中:朝日新聞フォーラム150423-150507

2015年04月23日 | PTA報道関連

朝日新聞のツイッターで予告されていた通り、朝日新聞社サイト(デジタル朝日)で、PTAアンケートが始まりました。この4月に誕生したばかりの「フォーラム」面のネタで、これから紙上議論をしていく模様です。動向が楽しみです♪

どうする?PTA

  • 質問:PTAについてどう思いますか?
  • 募集期間:2015年4月23日-5月7日

です。

集計結果は、リアルタイムで見られます。
グラフ自動生成、アンケート自由回答欄はすべて掲載されています。

どうする?PTA集計結果

すごいなぁ~~!


『PTA実践例ガイド』発行:日P、150502よりFAXで申し込み

2015年04月23日 | PTA資料

150413朝日新聞デジタルに「PTA実践例ガイド発行」の記事が載りました。

発行元は、日P(日本PTA全国協議会)。

調査研究出版等【PTA実践事例ガイド】

内容は

  • 『健やかな成長のためのPTAと地域の役割』
  • 『おやじ力の活用と、地域との連携』
  • 『ネット社会を生き抜くための知恵』

の三本柱で、税抜1,000円。
申し込みはFAXまたは郵送で。

  • FAX:03-5545-7152

申込用紙は、上記リンク先からダウンロードできます。

朝日新聞の記事によると、
全国から51校のPTA会長が執筆していて、
これまでは寄せられた事例から選んでいたけれど、
今回は全事例を掲載、フルカラーにしたとのことです。

気合入ってるな、日P。
内容が気になるところです。任意についての見解とかどうかなぁ。


PTA等をやっていていいと思ったこと

2015年04月23日 | PTAについて考えてみる

PTAや各種ボランティアで学校内を歩いていると、担任や元担任の先生と偶然すれ違うこともあるわけです。

そんなとき、あいさつを交わすわけですが、時には我が子の相談に発展することがありました。話を切り出すのは、先生から、こちらから、両パターンありました。
相談自体は、1~2分でささっと終わらせます。

まぁときには、5分くらいかけてご迷惑かけちゃったこともありますけど…
雑談をしていて、優秀な先生の、引き出しのひとつを見せていただいたこともあったなぁ~

PTAは、相談の機会、先生を身近に感じる機会ともいえます。


本などを読んでわかったつもりになっても、こなれるには時間がかかる。

2015年04月21日 | ちょこっと背伸び - 猫紫紺の気付いたこと

言いたいことは、まさにタイトル通りです。

  • 本などを読んでわかったつもりになっても、こなれるには時間がかかる。

いいかえると、

  • 本などを読んでわかったつもりになっても、本当の意味は入ってこない。
  • 経験しないと、書いてあることの意味がわからない。

類似として、

  • 我がことにならないと、事前情報は意味をなさないことがある。 

***

そのいい例が、

再発見!!世田谷区発行『PTAのしおり―みんなで学ぶPTA―』に、「自由加入が原則です」の記述が!追記有

です。

わたし、『みんP』(略称失礼)を最初に読んだのが2008年です。
意味に気づいたのが、2013年です。

実に、5年越しです。

うん、今気づきました。含意と明記の差、 ってのも、大きいかもしれません。
今は明記の時代ですね。 実用文書においては特にそれが求められるように思います。


うちの中学校PTAを「あと一押しPTA」と分類してみる

2015年04月21日 | 足元記 - 中学校PTA

うちの中学校PTAは、いい感じで回っていると感じています。

文書は簡潔、要点を得ていて、それでいて丁寧で腰が低いの。役員優秀。
先日PTA室でお目にかかった役員たちは、素敵な方が多いです。

事情がある方へのさりげない配慮もあります。これは、今年の委員決め司会の時にも感じましたし、去年事情があったときは、はっきりと配慮していただけました。このとき、うちの中学校PTAを見直しました。PTAの本質、わかってる。

会費は、単独徴収です。
総会で予算承認後、PTAが現金で集めています。これは小学校の時と一緒。

これで、「PTAは任意加入」と明言し、入会届/退会届を整備したなら、完璧になれると思います。

「あと一押しPTA」と分類してみたい。


ブログでものすごいPTAまとめエントリがでた!!「初心者でも分かるPTA ~マクロ編」斗比主さん、150419

2015年04月20日 | PTA資料

これは報道ではないんだけれど、とてもよくまとまっていて、めちゃくちゃ感心したPTAまとめブログエントリです。川端さんFBから教えていただいたので、ご紹介します。データ、引用画像豊富です。

初心者でも分かるPTA ~マクロ編(全国組織、歴史、議論になる背景、地域差)~

斗比主閲子の姑日記」より

***

川端さん曰く、

トメトメしいヒトによるPTAの入門編。
これは、今この時点で見渡した、大づかみなPTA像が、今ぽく配されているエントリ。たった十年でも、歴史の一部を共有していると、逆にこういうのは書けないです。

とのこと。

私としては、こういう方に、wiki のPTAを編集してほしいです(切実)


学級PTA司会の顛末2 ― 立候補したうえにやりたくない人に役を押し付けてしまった。こんなの変!

2015年04月17日 | 足元記 - 中学校PTA

前エントリ

に続きます。

PTA室でアンケートの内容を相方とチェックしながら、役員さんの説明を聞きました。

  • 委員会の活動内容、活動頻度。
  • 選出がおわったあと書き込んでもらう一覧表の注意

等々です。記憶、すでに飛んでます。
あ、年子のお母さまがいらして、ほかでも委員に〇をつけていたらしく、3年生の司会から「〇〇さん、もらっていい?」などと交渉される一幕がありました。

PTA室での説明が終わった後、保護者会に行きました。全体会、移動して学年会。よくある教育方針や担任紹介、給食費の説明、ほかに修学旅行積立の案内ほか。去年赴任していらした校長先生が、入学式の時よりだいぶほぐれてたのが印象に残りました。
さらに移動して学級懇談会。担任の先生のお話(トイレ行っていて聞きそびれた)、保護者同士の自己紹介。さくさくっと終了します。

そしてやってきました、委員決めの司会。相方は板書とサポート。
出席者は知っている方が多かったのである意味やりやすかったかも。

状況は

  • 出席率は、クラスの3分の1
  • 6委員で6人、4「お手伝い」で9人、合計15人決める
  • 出席者は全部で12人(司会含む)
  • アンケートは委員に〇3個(自分含む)、お手伝いは多数。
  • アンケートには、前年・前々年の経験委員を書く欄あり
  • 欠席者からは委任状ほぼあり(進行役に任せるというアレ)
  • 委員を先にすべて決定、お手伝いはその後、という方針

まずは、司会をうけた経緯を説明し、委員とお手伝いの活動内容・頻度をマニュアル見ながら説明しました。委員会は、学年ごとに活動を分担して、集まる回数を減らすところが多いです。お手伝いのマニュアル内容は、クラス全員に事前配布された資料と同一なことに途中で気づいて説明をはぶき、持ってない方に資料をお渡しして回してもらいました。

次に、小学校でやっていた方針を思い出しながら、挙手による希望者を募りました。誰もいません。
件の年子のお母さまは3年の教室と行ったり来たりで、ほぼ不在。おひとり、いたのに出たり入ったりしていた謎の方は、本部役員と途中で判明(笑)。ひとりひとりの顔をみつつ、机上用名札を見て「〇〇さん、どうですか?」と誘ったりします。すると「去年やりましたので…」「お手伝いならいいですけど…」「私はちょっと…」乳飲み子と未就園児2人連れていらっしゃる方も見えています。

場がほぐれてくるにつれ、親しいお母さまが挙手なさり「言っていい?」「もちろんどうぞ」「えーーっ!?この中だけで決めるの??」「いやそれもどうかと思うんです。でも欠席裁判はやりたくないし。くじにもなるべくやりたくないし」「だよねぇー」「どうしよう」など、司会はすでにくだけた調子に。本音出しつつかっこつけずに、相方と相談しつつ、場を進めていきます。
委員はアンケートで〇がついていた方に1人決定。
やがて、委員経験者の体験談が聞けたりします。
件の3年生のお母さまが戻ってきて状況確認なさり、「どお?」「委員に〇がついていないんですよぉ」「そりゃそうよ。みんなやりたくないもん。委員に〇はつけないよ」(うぅ。〇つけちゃったよ。私、アホ?←心の声)

どうしよう、といっていた相方が「〇〇委員やります」とついに立候補。
間をおいて、私も「学年代表やります」と立候補。〇を付けていた委員とは違うものを選びました。
やがて「〇〇ならやってもいいです」と、親しいお母さまが立候補。

残ったのは、家庭教育学級と広報です。
こっからが難問!

普段理想ばっかほざいてる私、板挟み。中間管理職ってこんな気持ちかしら。
卑怯者と笑ってください。

アンケートには、「やむを得ずくじ引きになることがありますので、ご了承ください」みたいな一文があります。これ、去年はありませんでした。

もう、本当に誰もいなくて、「PTAは義務じゃないんです」「くじはなるべくやりたくないんですよね」「どうですか」なんて、声をかけながら、手は勝手にアンケートを分類しています。

  • 委員に決まった人
  • 今年度の役員
  • 事情のある人
  • 昨年度、一昨年度の委員経験者

を除いたうえで、出席者欠席者全員分から4枚、お母さまの申し出で去年もくじびきを担当された無邪気なお子様に引いてもらいました。

相方と手分けして電話。
運よくつながって、やりたくなくて家に引っ込んでいらした方に、家庭教育学級委員を拝み倒して頼み込んでしまいました((+_+))
所要時間は20分強でしたでしょうか。

猫 「いまこういう状況で、委員のなり手が居なくて無作為抽出の結果、お電話しています」(くじと言わないあたりが最低、自分)
相手 「ええっ!?」(当然だよね)
猫 (家庭教と広報委員の活動内容説明)
相手 (わからない点を聞き返してくれる)
 - やりとりいろいろ、仕事していてできないとか、去年の広報はほとんどフルタイムの人で回っていたとか、相手の気持ちは家庭教に傾いているよう -
猫 「PTA、義務じゃないんですけども、お願いします」
相手 「いまお返事しなければいけないんですか?」
猫 「できますれば…決まらないとみんな帰れないんです。15分後に改めましょうか?」
相手 「二度手間もあれですし…」
 ― 他クラスの動向を相方が調べてくれ、情報提供 ―

…と、こんな具合で、役を引き受けていただいた決め手は、委員履歴が翌年翌々年考慮されること。「委員やったらもうやらなくていいよ」ってローカルルールでした。
その方は、アンケートのどこにも〇がついていなかったんですよね…。心苦しくて。

帰宅してから、もういちど相手にフォロー入れて、委員長決めの日に欠席なさるそうですがお手紙がとどきますからびっくりしないでね、家庭教は経験者がいるからついていけばいいですよ、みたいなことをお伝えしました。それから、家庭教担当役員に連絡一発入れて、顛末を説明して委員長・副委員長決めのときに配慮してください、ってお願いしました。その日のうちに、こころよくいいですよ、って返信がありました。もちろん相手に連絡しました。

ちなみに、くじの他の人には連絡がつかなかったそうです。広報委員は、やってくれそうな人を教えてもらって、誰かが電話して引き受けてもらったようです。快諾だったそうです。


ふうぅ。まだお手伝い決めが残っています。

こちらは4役9人。
出席者の意向を第一に、欠席者は「アンケートに〇 かつ 委任状ある人は連絡しなくて決めてヨシ」、というルールで選出があっというまに終わりました。「体育祭お手伝い」は活動が一日なせいか希望者多数なので、またお子様にくじを引いてもらって決定しました。

忘れちゃいけない、乳飲み子未就園児を連れたお母さまが、お手伝いの「パトロールならやってもいい」と申し出てくださったのです。パトロールの時間帯、夜7時台ですよ?(ちょいうろ覚えですが)いやいや、赤ちゃんいらっしゃるからやっちゃいけない、とみんなで申し上げたら、「長女に面倒みさせます」と。いやいや、他にやってくれる人いて人数足りてるから大丈夫、と説得する一幕がありました。

親しいお母さまが、帰り際に「なんかおかしいよね」と声をかけてくれました。

所要時間は、約2時間でした。

せっかく学年代表を引き受けたのですから、なにかアクションを起こせたらいいな、と妄想しています。


「“春の憂うつ” PTAにどう臨む」:NHK NEWS WEB 150416

2015年04月16日 | PTA報道関連

一昨日の「“春の憂うつ”PTAどう関わる?」NHKおはよう日本について、出演なさった清有美子記者の写真入り記名記事がNHK関連サイトにアップされていました。

“春の憂うつ” PTAにどう臨む

内容は、報道内容の紹介、そして「保護者が運営しやすいPTAとは」と題した、清記者のPTAまとめです。PTAの歴史、取材なさった上での感想、現状報告と分析、基本(任意加入の団体で入退会は自由)、現状、放送時の締めくくりの意図、でした。

私は「みんなでPTAを良い方に変えていこうよ」というエールと受け取りました。
清記者、フォローいただいてありがとうございます。
この結論になるまでには、局内で熱い議論がかわされた、と想像してしまいます。

番組には出なかったご見解を、一部抜粋して、サイトから貼り付けます。

***

保護者が運営しやすいPTAとは

PTAが作られたのは戦後まもない昭和20年代。GHQが教育の民主化の一環として、学校に家庭を参加させようと始めたのがきっかけでした。
その後、核家族化や少子化が進んだり働く女性が増えたりと社会が大きく変わっていく一方、PTAの組織や活動は戦後70年余り、変わることなく続いてきました。
今回、取材をして驚いたのは働く女性が増え、子育てに積極的な「イクメン」も現れているのに、多くの学校でPTAの運営が女性だけで進められていること。また、企業や組織であれば当然のように行われている業務の引き継ぎや効率化がこれまでされてこなかったことです。

PTAはあくまで「任意加入の団体」で本来は入退会が自由だとされています。しかし、多くの学校でPTAはあり続け、「子ども1人につき1回は何らかの委員・役員を担う」など“暗黙の了解“ができているのが現実です。「PTAが必要か、不要か」という議論もありますが、今回は今あるPTAをどうしたら意義のある活動にできるかという点に注目して取材をしました。
子どものために何かしてあげたい、と思う保護者は多いと思います。PTAの活動が本格的に始まるこの時期、「波風立てずに乗り切る」こともいいですが・・・。社会の変化に合わせて保護者が運営しやすい形に変えれば、より親しみを感じられる活動になるのではないかと感じました。


追加情報:「“春の憂うつ”PTAどう関わる?」NHKおはよう日本150415

2015年04月15日 | PTAのヒント

「“春の憂うつ”PTAどう関わる?」NHKおはよう日本150415で、「業務の見える化」改革事例としてじっくり取り上げられた、東京都大田区某小学校の事例は、どうやら有名だったようです。ドリームチームと呼ばれていたらしい。

Think!PTA! Open BBS で、FJNさんが教えてくださいました。

上記BBSから、いくつかのリンク先にとぶと、事例や参考資料が読めます。
ご興味ある方はどうぞ。