草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

明日は個人面談

2010年11月28日 | 足元記 - 子育て等のじたばた と 楽しみ
明日は、学校の個人面談があります。
放課後に、1人15分ずつ、保護者が教室に行って
担任の先生と面談します。
1週間ばかり、続きます。

これの代わりに、家庭訪問がないのです。
いまどき小学校事情。

家庭訪問があると、先生にとっては、子どもの
判断材料が増えて学級経営はしやすくなるかも
知れないなー・・。と思います。

受け入れる側の体制作り(お掃除ですね)は大変ですけれども。

でも、今時家庭訪問を行っても、
不在のおうちも多いのだとか。

確かに、フルで働いていたら、家庭訪問のためには
休みにくいと思います。
世知辛い世の中だもの。


さてさて。
明日は、何を話してくるとしますか。

耳のこと、連絡帳でお知らせしました。
男の子とのトラブルはしょっちゅうで、急所ねらいの事は
学校に電話してスクールカウンセラーに話し、
学級に指導を入れて頂きました。

子どもの話だけ聴いていると、なんだか日々辛いような
トラブルで被害ばかり受けたような印象になって
しまいますけれども、実際はそうでもないようです。

この辺りを、聞いてこようかな。

お裾分けGOGO!

2010年11月26日 | つれづれノオト
お昼を食べずに学校から帰ってきて、
ようやく14時半に一息付けました。

折しも、実家から、美味しいものがちょこちょこ詰まった
宅急便が届いたので、
じじばばにも分け、近所の方にお裾分けに行きました。

あちらの家、こちらの家、
行こうと思った家にはちょうどいいタイミングで
奥様が通りかかり、と行った具合。

これを差し上げたらあれをいただき、
あれをお子様が熱を出したお友達に差し上げたら
こっちを持って別のお宅に伺い立派な柿をいただくと
いった感じで、パタパタパタパタしておりました。

やっとこさっとこ、仕事ができます~。
ふぅ。16時半だぁ。

特別支援学校との交流会

2010年11月26日 | 足元記 - PTA&読み聞かせ&卒対
今日は、近隣にある特別支援学校への訪問へ向けて
児童向け授業の見学と、保護者同士の交流会がありました。

えっと、つまり、ウチの学校の子どもたちが
特別支援学校へ近々訪問へ行くので、
先生が出前授業にいらしてくれたのです。

ムスメの学年と一つ上の学年が行きます。

その授業の案内と、保護者交流の案内が、先日
なぜかPTA会長名でプリントが配られたのでした。

ちょうどムスメが風邪で休んでいるときに配られたのでしょうか
わたし、そのお知らせの存在を知らないうちに
希望者が0だから、学年委員は出席してください、と
動員を要請するメールが届いたので何日か前には
あたふたしたのでした。

まぁそんな話はともかく。

パワーポイントを用いた授業はとてもわかりやすく、
身の回りにある障害者支援策の写真紹介と質問から始まり
障害をもっているということがどんなことか、
そのなかでも知的障碍をもつとはどんな状態か、
彼らは日々どんな環境にいるか疑似体験してみたり
「コーラを飲みたい」ということを身振りだけで伝える実験をしたり
(これがすごく難しく、当事者にはもどかしい!)
特別支援校の様子や授業内容に至るまで
1時間の中に、よく収められたものでした。

授業の最後に、特別支援校とムスメの学校の保護者代表が
一人ずつ、自分の子どもがどんな子か、ということと
直して欲しいところはどんなところか、ということを話しました。
わたし、先生に当てられてしまいました~。

さて、授業終わって、少し離れた、体育館上の部屋へ移動します。
人目につかないこの部屋で、お菓子とお茶が出、
保護者同士の交流会が行われました。

会場の準備を整えてくれていたのは、PTA本部役員さん達。
頭が下がります。
(・・これを、来年、わたしがやるのね~!)
まさに「学校の嫁」。
お知らせがPTA会長名で出ていた訳がなんとなく分かりました。

特別支援校のPTA会長さんから挨拶があり、
交流スタート。
4テーブルあるうち、特別支援校の保護者が2名、本校3~4名
といった配分での茶話会状態です。

途中で校長先生、副校長先生も挨拶に見えました。
保護者同士の交流を一層深めていって欲しい、
相互理解して欲しい、とのことでした。

わたしのテーブルには、特別支援校の保護者の方、
2名ともお子さんが自閉症だとのことで、
お子さんのことや苦労話、おもしろ話を伺いながら
大いに盛り上がりました!

保護者の方は、ご苦労されているせいか、精神的に
強くもあられ、明るくていらっしゃいます。
素直に、頭が下がります。

予定時刻30分オーバーの13時に、交流会は終わりました。

友人と一緒に、マグカップを洗うなど
片づけを手伝いました。

『子どもが育つ条件―家族心理学から考える』柏木惠子:著

2010年11月25日 | おすすめ本
ネットの論文紹介か何かで著者を知り、
図書館で検索して、自分の興味にピタリな本を
見つけて借りました。

バイブルに、またひとつ巡り会えました!!
本を注文して、今日手元におきました。


  『子どもが育つ条件―家族心理学から考える
  著:柏木惠子
  岩波新書(赤)、2008年7月


歯切れのいい文体で書かれた、子どもを取り巻く現状。
問題が起きている背景要因。
社会のあり方、家族のあり方。

それらが、幅広く、解説され問題提起されています。

問題点とメッセージが綺麗に整理されています。
著者の冷静な観察眼を感じます。

どこをとっても、深い示唆に満ちている本です。

なによりすごいのは、解説が、研究・調査結果を
踏まえたものであること。

文中に記される参考文献の、ほとんど(?)全てに
著者の名前が入っています。
本書は、おそらく著者の集大成ではないでしょうか。

わたしは本を読むとき、付箋を貼るのですが、
新書が付箋だらけになりました。

      


気になるテーマや感心した点をご紹介すると、例えば

 ・育児不安の心理を、みごとに解き明かしていること

 ・子どもの育ちにとって望ましいのは、専業主婦か、働く母か。

 ・子どもが三歳になるまでは母親の手で育てるべきという
 「3歳児神話」への検証

 ・「少子良育戦略」における「よい子の反乱」

 ・男性でも、育児に携わると悩みは女性と共通する

 ・子どもの世話は、「親が一番」なのか


下記、「三歳児神話」についての記述を抜粋します。

      


 長らく、愛着は子どもと母親との一対一の関係で育つものとされてきました。今も根強い「三歳児神話」などはその典型です。しかし、そうした考えが支配的だったのは、子どもが家庭で母親(だけ)に育てられる場合が圧倒的に多かったからです。そうしたケースしか見えなかったからでしょう。このことは、母子関係を過度に重視する偏見を助長し、母子密着という弊害さえ生むことになりました。
 乳幼児の集団保育が増えたことに伴い、子どもの愛着も母親以外の人も含めた研究に展開しました。その結果、いまみたように、子どもは母親のみならず、保育者、友だちの間にも強い愛着の絆をつくり、それをベースに探検し、学習していくことが明らかにされています。自分の周囲にいろいろな人がつかず離れずにいて、見守られていることで、子どもは安定した気持ちで活動を展開してゆけるのです。複数の人々が子どもに何かあれば援助するという構えを、周囲で見守っている護送船団になぞらえて「コンボイ」と呼びます。すでに述べた乳児の強い社会的関心を考えれば、当然のことです。

      


■目次 をご紹介します。

 はじめに

第1章 育児不安の心理
  1 日本に顕著な育児不安―「母の手で」規範の陰に
  2 「子育てだけ」が招く社会的孤立
  3 父親の育児不在という問題

第2章 「先回り育児」の加速がもたらすもの―少子化時代の子どもの「育ち」
  1 変わる子どもの価値―子どもを「つくる」時代の親
  2 「少子良育」戦略と子どもの「育ち」
  3「よい子の反乱」が意味するもの―顕在化する親子の葛藤

第3章 子育て、親子を取巻く家族の変化
  1 「便利さ」は家族をどう変えたのか
  2 変貌する結婚と家族
  3 高まる家族内ケアの重要性

第4章 子どもが育つ条件とは―〈人間の発達〉の原則からみる
  1 〈人間の発達〉の原則と子育て
  2 「子育て支援」から「子育ち支援」へ
  3 子育てを社会化する意義

第5章 子どもも育つ、親も育つ―〈生涯発達〉の視点
  1 子どもの育ちと親の育ち
  2 急がれるワーク・ライフ・バランスの確立

 あとがき

滲出性中耳炎完治(?)宣言から3ヶ月

2010年11月24日 | 足元記 - 子育て等のじたばた と 楽しみ
夏に、滲出性中耳炎完治(?)宣言が出てから3ヶ月。

鼓膜チューブ留置術から1年半の
おおよその経過は拙ブログ過去記事


  鼓膜チューブ、左側も外しました!


に簡単にまとめてありますのでご参照下さい。


・・・これで、ほんとうにムスメの滲出性中耳炎が
治ったと思いきや。そうはいきませんでした。

鼓膜の穴が両耳ともふさがったとたんに
聴力が再び低下、平均30db~40dbに。
これって軽度難聴レベルらしい。

聴力検査のついでに測定できる程度の検査では、
両耳とも、鼓膜の内側に、再び水が溜まってきているとのこと。
ただし、鼓膜の外側に滲出してくる程度ではないそうです。


3ヶ月の間、飲み薬と点鼻薬を処方され、
服薬してきましたが改善せず--。
来週、CTスキャンを取ることになってしまいました。

CTの結果によっては、再手術の可能性有り、と。

もちろん鼓膜チューブ留置術。
(ムスメの性格を考え、)全身麻酔で行いますとのこと。

かなり、ショックだ~~!

学芸会は、照明係

2010年11月19日 | 足元記 - PTA&読み聞かせ&卒対
PTA学年委員をしている関係で、
学芸会の照明係を仰せつかりました。

3年生の学年委員6名中、3名の募集。
高いところから見る舞台もまた楽しからずや、と
ばかりに引き受けました。

学芸会、
昨日はリハーサル、今日は児童鑑賞日、
明日は保護者鑑賞日です。

今日と明日、照明係を引き受けることになっていました。
照明のタイミングを書き込んだ台本は
他の学年委員さんが頼んでくれて、手元に届いていました。

ところが、今日行ってみたら、
児童が照明係をやっています!

よくわからない役割分担に、頭ハテナになりながらも
とにもかくにも照明器具の高い位置まで登り、
主事さん(用務員さん)にスポットライトの操作方法を
伺いました。

本番中は、台本を見ながら
係の児童が照明を操作するのを眺めたり
舞台を眺めたりして、イメージトレーニングに
励みました。

明日は、実質ぶっつけ本番だ~い!

『出る杭を伸ばせ―教育実験校「茗溪学園」プロジェクト―』柴谷晋:著

2010年11月19日 | 本棚
茗渓学園はわたしの地元の学校。
通っていなかったけれど、
ラグビーなどで名声高い覚えがあり
興味をそそられたので読んでみました。

  『出る杭を伸ばせ―教育実験校「茗溪学園」プロジェクト―』
  著:柴谷晋
  新潮社、2009年4月

学園創設の理念から、その経緯、名物生徒・教師の
エピソードやその後などが、熱の入った筆致で
綴られています。

学園創設者は、民間企業出身の、岡本稔氏。

当時、詰め込み教育全盛だったのに
あえて「国際教育」「問題解決型学習」「課外実習の充実」を
実践なさいました。

これは、今から見ると、「ゆとり教育」理念の先駆け
だったとも思えるのです。

本著は、具体的なエピソード満載で読みやすいです。

特に印象に残ったのは、
知育偏重で育ってきた学園生が寮に入り、洗濯や生活の
基本的なことを知らず、そこを学んでいく下りです。
子育ての方針に、はっとさせられました。

パープルリボンキャンペーン

2010年11月18日 | つれづれノオト
九段下へお使いの帰りに
千代田区の図書館男女共同参画センター「MIW」
寄ってみました。

図書館は、在住区の最寄りの歴史を刻んだ本棚より
綺麗で、本が新しい!
早速、2冊借りて来ました。
返しに行く手間隙も交通費も考えず。
・・・というか、3000円もする本を借りました(笑)


男女共同参画センターでは、
女性の人権・DVにスポットを当てた
パープルリボンキャンペーンが行われていました。

リボンがパッチワークにアレンジされていて
あたたかみがあり、綺麗でした。

千代田区の男女共同参画センターには、
男性が図書室に何人かいらしたのが
印象に残りました。

ムスメ、学芸会を前にして半年ぶりの風邪

2010年11月16日 | ムスメライフ
急に冷え込んできた今日この頃

ムスメが、ついに風邪を引きました。

昨日の月曜日、熱はないけれど

 だるさ
 咳
 鼻水
 食欲不振

と、りっぱに風邪の症状。
額を触ると、埋み火のようにおでこが熱いの。
これは、夕方熱出るな~・・。と思い
学校を休ませました。

午前中、ムスメはずっと寝ていました。

かかりつけの小児科に午後一番で行ったところ、
午後の一般受付が四時半からに変更になっており
雨が降ってきたこともあって、帰宅したまま
ゆっくり家ですごしました。
結局、熱は出ませんでした。

今朝、熱が37.6度と、多少出ました。
症状に関節痛が加わりました。

折良く晴れましたので、ムスメを起こして
朝食を取って、ネットで診察券を通し
10時半過ぎに小児科に出掛けました。

ウィルス性の普通の風邪とのこと。

大したことなくて良かった。
ただ、のどが少し腫れているそうです。
のどごしのいい物を食べなくちゃね。

うどんの昼食。
卵や鶏肉、小松菜など栄養あるものをてんこもりで
作ったのですが、ムスメは麺ばかり食べていました(笑)

お昼寝したら、38度の熱。
でも、汗をたっぷりかいて、今は平熱に下がっています。
プリンのおやつを食べました。

だるさが消えたようで、ムスメ、いつもの
明るさを取り戻しました。
用心の為明日学校を休みにしました。

明後日からは、学校いけるかな。

なんてったって、土曜日は 学芸会本番ですもの!

教育に公的支援を 子どもの貧困シンポ:沖縄タイムス

2010年11月12日 | 世相に疑問
去る11月9日、沖縄における子どもの貧困問題を
扱うシンポジウムが行われたそうです。

沖縄タイムス
教育に公的支援を 子どもの貧困シンポ
関係者、必要性訴え


以下、全文転写貼り付けします。
ニュースサイトのニュースは、
ときたま消えることがありますので。

      


 「子どもの貧困」について考えるシンポジウムが9日、那覇市おもろまちの同市職員厚生ホールであり、子育てや若者の支援にかかわる関係者が、学童保育や一人親世帯、奨学金の返済に困っている若者らの現状を紹介し、公的な経済支援の必要性を訴えた。主催は、沖縄子どもの貧困解消ネットワークと沖縄子どもを守る女性ネットワーク。

 基調報告では、貧困解消ネットの共同代表で、沖縄大学非常勤講師の山内優子さんが、沖縄戦による荒廃と、米軍統治下の本土との制度格差の拡大が、現在の貧困の背景と原因だと指摘。基地問題優先で、子どもの教育と福祉が放置されてきたとして、子どもに特化した沖縄振興計画の必要性を強調した。

 県学童保育連絡協議会の知花聡会長は、学童に対する行政の取り組みが圧倒的に遅れ、全国的にも保育料が高い県内の現状を紹介し、「全国一所得が低く、一人親世帯の多い沖縄で、どれだけ家庭が保育料を払えるのか」と提起。一人で放課後を過ごす子どもたちが、非行に走る可能性に警鐘を鳴らした。

 また、「しんぐるまざあず・ふぉーらむ沖縄」の秋吉晴子代表は、母親一人の収入では経済的に苦しい世帯が多く、子どもの学習・教育環境に制約がかかってしまう現状がある一方で、生活の困窮を個人の責任と考える世相が強いと指摘。「次世代を担う子どもの教育に、国はもっとお金をかけるべきだ」と提起した。

 「沖縄なかまユニオン」の比嘉勝子代表は、奨学金の返済に困っている人から相談を受け、返済猶予の手続きを支援している取り組みを紹介。労働環境が不安定で、保証人の親も経済状況は厳しいとして、幼稚園から大学まで不自由なく学べる環境が必要と訴えた。

 コーディネーターは、うまんちゅ子育て支援ネットワークの糸数未希さんが務めた。

      


さる筋からの情報では、沖縄では、小学校の
負担金額が、年間10万円にも及ぶとか!!
義務教育なのに、おかしいと思いませんか?

PTAからの半強制的な寄付金要請があり、それで
学校の備品を購入したりするのだとか。

学校の備品購入は、本来であれば、
地方の財政と国からの補助金でまかなうものなのです。
これらの項目は、事細かに決められているらしいです。
このことの概要については、拙ブログの過去記事


  PTA、学校への金品の寄付という問題


をご覧下さい。


地方格差が、教育格差、ひいてはPTA格差に及ぶと
わたしは考えております。

日本の教育予算GDP比は、OECD先進諸国28ヶ国、
ワースト2位という結果が出ています。
教育予算はとても貧しいのです。

わたしは、教育予算の負担割合を、現状の
国庫と地方財政の 1対1から、

国庫負担を
地方の実情に合わせた係数を掛けた割合に変化させ、
豊かな地域の国庫負担は薄く、
そうでない地域の負担を厚くすればよいと考えます。

係数の出し方は議論が必要でしょうが

例えば、

  総税額
  貧困家庭の割合
  一人親家庭の割合(経済的に困窮しているケースが多い)
  ジニ係数
  就学援助家庭の割合

等がヒントになるのではないでしょうか。

総税額のみでの検討は、砂防等の地域特性で必要な、教育以外の必須予算の考慮が必要です。
就学援助家庭割合のみでの検討は、援助を受ける年収の基準額が自治体により違うので一概には比較できませんし、そもそも困窮者の中には学力がつかないまま親になり、学校の書類の意味や書き方が理解できない人もいるそうです。調整を要します。

沖縄の窮状、待ったなしのようです。
他の地域ではどうなのでしょうか。

発達心理学の基礎を、中学家庭科の教科書にのせられないかな

2010年11月11日 | ちょこっと背伸び - 猫紫紺の気付いたこと
発達心理学の基礎、特に「基本的信頼」の形成方法を、
中学家庭科の教科書に載せられないでしょうか。

    



子育てを、親や親戚から受け継がないで来て、何十年になります。


経済的・関係的貧困から来る寂しさから
若年カップルが増えてもいます。

そして、三歳までは母親の手で育てましょう
という「三歳児神話」が根強く残っているけれども
それは、偏見に過ぎないことが
立証されているそうです。

むしろ、今の世相では、
「三歳までは母の手で」にこだわると
返って子どもの健全な育ちに良くないかもしれない
という懸念が、柏木惠子氏により指摘されています。

  怖いのは、父親不在の母子密室育児の現状。

児童虐待の増加が
現状の歪みを物語っています。

企業は、父親を、家族そろって夕食を囲める
まともな時間に、家庭へと返して欲しいものです。
このことは、夫婦間のコミュニケーションを増やし、
一番の子育て支援策になるものと、確信しております。

育児や、家事という無償労働には、1年間365日休みはありません。
基本的に女性には、それが結婚してから一生続くわけです。
「ありがとう」の夫からの一言があれば、ずいぶん救われるものです。

 (もちろん、夫にも「ありがとう」の一言を
  返してあげましょう。
  先手をうって、妻から言えればいいですね。)

それが、深夜帰宅の夫を待たずに、母子が就寝すると
夫婦すれちがいの生活になります。
お互いに気持ちがギスギスすることは、容易に予想できます。

子どもの健やかな育ちには、
まず、母親の気持ちのゆとりが必要です。

ゆとりがなければ、我が子を愛することはできません。

愛されていないひとは、人を愛すことができないそうです。

愛情不足の子どもは、長じて、幼稚園や学校で
問題を引き起こす可能性が高いですし
精神の安定性を欠きますから、授業内容が頭と心に
入っていかないでしょう。

このことは、経済で測れない、ある種の子どもの貧困問題に
つながることだと考えています。
そして、日本の将来を不安定にさせる要素だと思います。

お金では買えない豊かさを、置き去りにしている
日本だと思います。

      


発達心理学とはすなわち、
「人はどのように成長し、学び、生きていくか」
を体系的に整理したということに他なりません。

人生の根元的なテーマは、思春期の中学生にも
ぴったりだと思いますがいかがでしょうか。

子育てをする親一人一人が、発達心理学をわかっていれば、
我が子の発達段階(月齢や年齢、状態)に応じて、
何が一番必要なことか、自分自身で判断することができます。

また、大人になった自分自身にも応用し
人間としての成長モデルを
我が子に提供することができます。


子どもは賢いです。

一番大事な、あたりまえのことを、きちんと分かっています。

そこを損なわず、伸ばしてやるのが
親や教師や、子どもに関わる大人のつとめでは
ないでしょうか。

子どもの自発性・自主性を損なわないこと。

そうすれば、PISA国際学力テストの
難しい記述問題へだって、間違いを恐れず回答することに
挑戦する子どもが増えるに違い有りません。

発達心理学を、専門学部や教職の必須科目に
とどめておくのはもったいない話です。
(古い記憶なので、違ったら申し訳ありません)

発達心理学の中でも、乳幼児期に獲得する
「基本的信頼」は、子どもの育ちを見る上で
ものすごく重要なポイントです。


  義務教育に、子育ての基礎を

  理論と実践の合わせ技で導入して欲しい。



これが、言いたいことです。