草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

汐見稔幸先生「現在の国の教育政策の基本動向と教育の多様化~法律策定の意味について~」:151104Youtube

2017年08月06日 | コドモにまつわるあれこれ

今から2年近く前、多様な教育機会確保法案が作られる前のビデオメッセージです。教育学者の汐見先生。

汐見稔幸「現在の国の教育政策の基本動向と教育の多様化~法律策定の意味について~」

国は、平成31年から、今の黒板と机が向き合っている授業スタイルをやめる方向で動いているそうです。これは、世界の教育の動向とも合致しています。

下記のシンポジウムに出席したとき、オランダ在住の教育家リヒテルズ直子さんは、「日本の教育は3周遅れ」とおっしゃっていました。そして、世田谷教育長の堀 恵子さんは、「私たちが目指している方向と(リヒテルズさん紹介のオランダ教育とは)一致している。」そして、勇気をもらえたという風なことをおっしゃっていました。

国の動向も、ゆっくりとではありますが、変わりつつあります。


「自閉症の人はとっても疲れやすいんですよ。さぼり・ズルなんかじゃないんです。」ひろげていこう 発達障害のWA!より

2017年01月04日 | コドモにまつわるあれこれ

ネットサーフィンしていて、発達障害(自閉症)の人の状態について、とってもわかりやすい説明をしているサイト「ひろげていこう 発達障害のWA!~『困ってる子』という視点からの支援~」に出会いました!記事の一つをご紹介します。

発達障害という、わかりづらいものごとの説明に、上記サイトはスマホを例えにつかって説明しています。

上記の「自閉症」は、発達障害・ADHD・アスペルガー・LDのある人と、読み替えてください。

自閉症の人は疲れやすい、ほんっとにそう!発達障害のある子が、すぐに授業に飽きてしまうのも、集中力が切れてしまうからだと思います。姿勢を保つのだって大変なのに、ずっとお行儀よくすることを求められたら、子どもは授業が苦痛になってしまうと思います。教育関係者には、上記のサイト、読んでほしいです。

実は、私自身も脳の発達にでこぼこがあり、疲れやすい体質です。WAIS-IIIという発達検査を受け、その結果を専門家に見せたところ、「これだけの差があるのを、知的(能力)で補っていますから、相当疲れるでしょうね」というようなコメントをいただいたことがあります。4~5年前のことでした。

ちなみに私が発達障害かどうかは、診断を受けていないので、わかりません。


発達障害、"参加"と”排除”の見取り図(療育のデイサービス「STEP」より)

2016年09月23日 | コドモにまつわるあれこれ

webで見つけて、良いなと思ったので備忘録がわりに共有します。

療育のデイサービス「STEP」というサイトより一部スクショで転載させていただきます。

見取り図の解説は、元記事の上記リンクをご覧ください。

 

…発達障害の子は、教室で「困った子」とみなされがちですが、じつは、「困らされている子」だということです。

発達障害の子は排除せず、参加できるように、配慮する…そのやり方が2種類あるという事です。でも表面的なやり方だけ真似すると、参加させているつもりが、排除になってしまうこともある、ようです。


先生達へ(不登校についてのお願い):中谷美佐子さんのブログより160115

2016年01月17日 | コドモにまつわるあれこれ

FBから拾った、中谷美佐子さんと言う方のブログ記事です。とても心にしみました。

特別支援教育ジャーナリスト 社会活動家
Misato Nakatani オフィシャルブログ
「発達障害は理解とサポートがあれば個性になる」
 から、

先生達へ(不登校についてのお願い)

発達障害の当事者に寄り添った内容でした。
学校が、時として息苦しく感じる原因を、見事に解き明かしていらっしゃいます。


生徒手帳にいじめ相談先・被害の記録例 福岡の中学校:朝日新聞デジタル151220

2015年12月20日 | コドモにまつわるあれこれ

拙ブログ過去記事「いじめ防止プログラム」のコメント欄で、NPO法人ストップいじめ!ナビについてご紹介しました。デジタル朝日に、関連記事がタイムリーに載っていたので、紹介いたします。

151220 朝日新聞デジタル
生徒手帳にいじめ相談先・被害の記録例 福岡の中学校

記事によると、 NPO法人ストップいじめ!ナビの代表理事・評論家でいらっしゃる萩上チキさんが福岡で講演された際に、お考えに保護者らでつくる「ちくし教育を考える会」のメンバーが共感し、生徒手帳へいじめ対処法の掲載を、筑紫野市教育長に求めて実現したそうです。

記事のうち、無料で読める部分を転写貼り付けします。

***

 福岡県筑紫野市教育委員会が今年度、市立の全中学校5校で「いのちの生徒手帳プロジェクト」を始めた。中学生が身につけている生徒手帳にいじめの相談先などを記して、「いざ」という時に役立ててもらう。全国的にも珍しい取り組みという。

 生徒手帳の中身は学校ごとに若干違うが、在学証明や校則のほか、いじめに関するページを設けて、1校を除き見開きで載せた。

 左側のページには「いじめ・いやがらせは許されない行為」とし、いじめに対して学校が適切な対応をとることを約束した「いじめ防止宣言」を掲載。いじめにあったり目撃したりしたら、被害の記録をつけることや相談することを促し、自治体などの相談窓口の電話番号も載せた。

 右側のページには、「いつ」「どこで」など、いじめを受けたり目撃したりした時の記録例を示した。これを参考に、ノートやメモに書き残してもらうことを想定している。

***

生徒手帳は、身分証明書を兼ねていますから、まず無くさないものです。このアイデアは、とてもよいと思います!この取り組みが全国へ広がることを願います。

151227追記します。

拙ブログ過去記事で、いじめの定義について紹介しているものがあります。蛇足がおおい記事ですが、ご参考にリンクします。

いじめ対策に、道徳を必須科目化への動き―NHKニュースより

いじめの定義は

  • 文科省定義
  • ある児童精神科医の定義

を紹介しております。私なりの解説もあります。


驚いた!小さい子どもはホントにものをよく見てる

2015年11月21日 | コドモにまつわるあれこれ

今日、たまたま見知らぬ2歳くらいの男の子に、絵本を読んであげました。

小さい子に絵本を読んであげるなんて、久しぶり。

病院の小児科の待合で、元気に廊下を歩きまわる2歳くらいの男の子と、1歳くらいの男の子の兄弟に手を焼いている(そして困り切って頭が沸騰モードになっている)お母さまがいらっしゃいました。タイミングを見計らって、男の子に「おばちゃんでよければ、絵本読んであげよっか?」と声をかけたのです。

男の子本人とお母さまの許可をもらいました。男の子が選んだのは、病院備え付けの、ピーターラビットの作者ベアトリクス・ポターの小さい絵本です。何冊かあるポターの絵本の中から、男の子は、猫の出てくるものを選びました。

わくわく、読み聞かせのスタートです。

ストーリーは、お茶会をすることになったお母さん猫が、やんちゃな子猫たちに窮屈なよそいきの服を着せて、さてどうなるでしょうか?というもの。

本文の1ページ目には子猫が3匹登場します。2ページめにはお母さん猫と子猫3匹が描かれています。子猫の1匹は後ろ向きに小さく描かれています。

男の子は、後ろ向きの子猫を指さして「これは?」と聞きました。私は前のページをめくって、「これがこの猫で、これがこの猫で、これが多分この子だと思うよ」と答えました。

出窓に子猫が2匹乗っているシーンでは、男の子は「これは?」と聞きます。私が適当に答えると、「きっと、ママがだっこしてのせたんだよ」といいました。

身体が大きくなる前の窮屈な服を着せられて、ボタンが弾けとんでしまった子猫の絵では「これは?」と状況説明を求めます。

お母さん猫がボタンを縫い付けて、なんとかまともに服を着られた子猫の絵を見て、男の子は不思議そうに「これは?」と絵を指さします。(まるで「なんで?」と言いたそう。語彙は少ないのに、なんとまあニュアンス豊かなんでしょう!)

私は、本文を読んだり、男の子の疑問に答えて対話したりしながら、絵本を読んであげました。
これ、浜島代志子氏の「対話式絵本読み聞かせ」から教わった方法です。 要するに、絵本はコミュニケーションツールというわけです。

絵本を読んであげた男の子、本当によく絵を見てます!!
観察眼の高さには驚きました!
たぶん、小さい子はみんなこうだと思います。 

子どもの頃は心臓の鼓動は大人より早く、代謝も高いですから、そのぶん大人より時間の感じ方がちがうから、一瞬でものごとを観察して取るのではないかと思いました。古い例えですみませんが、サイボーグ009、島村ジョーの「加速装置」のようなものを子どもはみんな持っていることになります。

残念ながら、絵本の途中で娘が診察室に呼び出されたので、読み聞かせは最後までできませんでした。でも、おかげさまで贅沢な時間をすごさせてもらいました。


コドモ発のクイズ:いやなやつ足す?

2015年11月12日 | コドモにまつわるあれこれ

なんてこったい!

ムスメから仕入れた コドモ発のクイズ

じゃじゃ~ん!

 

  嫌なヤツ + 嫌なヤツ  は??

 

すっげ~嫌なヤツじゃないの?
答えたワタクシ。
これが違うそうです。

 

 

  答え: 「みなごろし」

 

 

だそうで!!

ムスメは女の子から、仕入れてきた模様。
その女の子には年上のきょうだいがいるらしいけれど・・。

激しすぎませんか??

追記:
これが、楽しそうにおどけて「みなごろし」と言うそうです。

意味解って言ってるのかな?
って不安になりました。

どうも、バーチャルな感覚でしかないと
思えてなりません。
心配しすぎかしらん。

***
151112 追記します。

娘に聞いたところ、嫌なやつ、はちゃんと計算できるのだとか!

18,782+18,782 = 37,564

足し算も答えもバッチリ語呂が合っちゃうよ~!!

ちなみに元記事は2011年3月に書きました。


いやもうびっくりした

2014年01月07日 | コドモにまつわるあれこれ

ブログ管理画面をたちあげたところ、明らかに娘の友達と思われる子のブログから、読者登録がされていました。

いやもう、びっくりした!

 

我が家はまだ、娘にはメールアドレスはおろか携帯も持たせていません。

ネットいじめやSNS疲れがこわいもんで。

でも、もうすぐ中学に進学する娘。携帯位は持たせた方がいいかもしれませんが、悩むなぁ。


衝撃の検索ワード“先生にいじめられてPTSDに”/ 対処法は?

2013年07月30日 | コドモにまつわるあれこれ

今朝、アクセス解析を見ていて衝撃の検索ワードに遭遇。

 

「先生にいじめられてPTSDに」

google検索結果

 

いろいろな口コミやブログがヒットします。
検索結果の内容紹介をちらっと読むだけでもキツイ。 

… 先生からのいじめ、公には語られないけどきっとあるよね。

「傍観は いじめ になる」と考えれば、必ずあてはまる。
だって、大津のいじめ事件を例にとるまでもなく
学校/教委は、いじめを認識したがらないものだもの。
(昨今の流れで、どこまで改善されているかな。)

もっとひどい例では、約25年前の鹿川君 自殺事件。
先生も「お葬式ごっこ」 に加担していたそうですから。
 

 

さて、そんな場合、親としてはどう対処すればいいでしょうか?

●お子さんからSOSが出たらすぐに、観察記録と事実の記録を開始してください。
  自分の感情は出来るだけ抜いて。
  感情をどうしても書きたい場合は、 事実とは分けて書いてください。
  できれば、お友達から証言を取れると、のちのち役立ちます。 

●お子さんのケアを、記録と同時に開始なさってください。
  ご家庭を、お子さんがほっとできるような環境に整えること。
  親が子に何かを求めるのは、最小限に抑えること。
  お子さんが身体で甘えてきたら、できるかぎり応じてあげてください。
  お子さんが大きい場合 「何が食べたい?」と聞くこと、有効だそうです。

●相談先の選定。
学校の先生が相手なだけに、これが、もっとも難しいです。
ぱっと思いつくのは

  1. 文科省 24時間いじめ相談ダイヤル
  2. 文科省サイト いじめの相談窓口
  3. スクールカウンセラー、保健室の先生
  4. 法務省人権相談
  5. 地元行政のこども相談窓口
  6. こどもの城 小児保健部
  7. 地元子育てセンターの相談室

1. は、地元教委に電話がかかります。
 身内をかばう心理が働くでしょうから、解決に向けてすぐには動いてくれないかもしれません。用意は周到に。

5. の例:せたがやホッと子どもサポート「せたホッと」 があります。
 新聞記事を見ると、なんだかたよりになりそうです
 行政窓口には、「子どもの悩み相談」 がたいていあると思います。

6. は、とてもよいです。ただし、厚労省の政策により今年度末で廃館(涙)
 ご利用はお早めに。(存続運動が立ち上がってます) 

7. は、行政系より中立に、こちらの味方になってくれるかもしれません。

 

とても難しい問題について、考えてみました。
少しでもお役にたつなら幸いです。 


チャイルドマルトリートメントの結果、当の子どもに生まれる感情の例

2013年06月12日 | コドモにまつわるあれこれ

最近、初音ミクにはまっているムスメから教わりました。
 

 【初音ミク】 鎖の少女 【オリジナル】

http://www.youtube.com/watch?v=YdDTPJOTOFU


変な風に教育熱心すぎる親たちから受けるチャイルドマルトリートメント
(子どもに対する不適切な取り扱い)。

その結果生まれる、今の日本の子どもたちが感じている閉塞感。絶望。
『鎖の少女』の歌詞からは、思春期~青年期であろう
作者の、直球のメッセージが伝わってきます。

子どもを育てる親たちは、こういうことを知っておいてほしい。

切実に、そう願っています。

 

  ***

ミクをはじめとするボーカロイドの表現ワールドは
とても豊かです。

上記のほかにも、子どもたちが感じている世界を
上手に表現している動画が、数々アップロードされています。

その中には、毒を含むものあり、
上質のものあり、様々です。 

デジものに対する順応は、子どもは異様に早いです。

早い子になると、すでに小学校高学年の段階で
動画を作ってアップロードするのだとか。 
(これは子ども本人から伺いましたが、
当の動画は教えてもらえるはずもありません)

歌詞やイラストを注意深く観察していくと、
「これは悲鳴だ…!」 としか思えない物にも出くわします。
そういうとき、わたしの心は痛くなります。 


今日は思いもかけず

2012年10月26日 | コドモにまつわるあれこれ

今日は、PTAコーラスの練習日でした。

ご夫婦で合唱指導に来てくださっている先生の腕が
すばらしいので 、着々と仕上がっています。

それはそうと、先生宅にはまだ幼稚園のお子さんが
2人か3人いらっしゃり、来年おひとりがうちの学校に
入学されるとのこと。

練習の間、幼稚園の子と、コーラス部のお子さん数人が
音楽室の中でいつも遊んでいます。 

そんな状況の中。

 

今日、練習がおわったとき、小さい子好きのわたしは
思わず先生のお子さんに話しかけちゃいました~!

そうしたら、下のお子さんが とととっとやってきたので
「だっこする?」と聞いたら あまえてきたの!

久~~しぶりに 、3歳児をだっこしちゃった~♪

ちっちゃくて、男の子だから、ムスメの小さいころに
比べたらかたくて重い。

でも、し・あ・わ・せ~♪

 

見知らぬ小母さんにあまえられるお子さんだから、
基本的信頼がきっとできているんだろうな。 
先生、子育て じょうずに違いないわぁ。


発達障害者に求刑超える判決 精神保健福祉士に聞く:120903神戸新聞

2012年09月04日 | コドモにまつわるあれこれ

子ども…というより発達障害を抱えたまま大人になって

事件を起こしたケースが今年の7月末に大阪でありました。


この記事を見た途端、わたしは、「裁判官は不勉強だ」 と感じました。
そして、発達障害の関係団体は抗議をしたようです。 

 

120903本日、神戸新聞ニュースで

発達障害者に求刑超える判決 精神保健福祉士に聞く

がありました。
インタビューされている精神保健福祉士ご自身も
発達障害をお持ちで、お子さん3人もいらっしゃる方です。 

リンク先を、ごらんください。


「24時間いじめ相談ダイヤル」:文科省サイトより

2012年08月21日 | コドモにまつわるあれこれ

「24時間いじめ相談ダイヤル」

 

 0570-0-78310(なやみ言おう)

 

全国共通番号で、原則として担当地域の教育委員会に

電話がつながるそうです。

 

いじめに悩むお子さん、保護者、どなたでもかけられます。

 

詳しくは、文科省の元サイトをご参照ください。

 

「24時間いじめ相談ダイヤル」について

 


アスペルガーの二次障害:長じてPTSDに『いじめに耐えて得られるものリスト』

2012年07月10日 | コドモにまつわるあれこれ

Twitterで偶然拾ったブログに、

 

  『いじめに耐えて得られるものリスト

 

というのがありました。

 

アスペルガーのある方が、はっきり書いていないけれど
児童~学生時代にいじめに遭い、長じてPTSDになられた
心情をつづられています。 

また、そのブログに共感コメントがあるのですが
胸がつぶれるほど。

 

アスペルガーが、高機能な自閉症ですから、知能は高いのです。

佐々木正美先生によると、 

自閉症は「忘れられない病」だそうで、苦しみを背負ったまま
大きくなられる方々が、今後増えるのでは…と心配になってきます。


Twitterより拾った記事:子どもの発達障害の発生リスク

2012年07月05日 | コドモにまつわるあれこれ

児童精神科医、afcp ‏@afcp_01さんのツイートより。

AGP。統合失調症や双極性障害を持つ血縁者がいると自閉症スペクトラム障害のリスクが上昇する。やはり共通するリスクファクターがありそうということか。最近こういう方向の研究が多いな。

との由。

リンク先は、残念ながら英文でした。
でも、貼り付けてみます。

Arcives of General Phychiatry

ONLINE FIRST

Family History of Schizophrenia and Bipolar Disorder as Risk Factors for Autism