草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

夏休み終盤、やっと平常運転になってきた

2016年08月29日 | つれづれノオト

元来出不精で、用事がないと外出しない性質をもつワタシ。

8月初旬に1泊で実家に帰省して以来、受験生の娘を抱え、基本的に家で過ごしていました。学校見学は、3校行きました。

8/9(火)~16(火)まで、ほんっとに用事がなくて、まるまる一週間外出せずに過ごしました。仕事がきたとおもえばすぐ終わってしまうものばかり。こういうときって、本当に、張り合いがなくて自信までなくなります。

あまりにも何したかの記憶がないので、日記を見返したところ、ゴロゴロしてるか本を読んでるかネットしてるかのどれかでした。川端裕人さんの新刊本『青い海の宇宙港』、大切な宝物になりました。

先週火曜日にやっと生協ファシリテーターの会があり、木曜日は同居の義母のつきそいで病院へ。一昨日はコーラス自主練。

今日は学習ボランティアの面接で、娘が通っていた小学校の校長先生と、事務局の方(去年PTAでご一緒した方です)とお会いしてきました。ちなみに学ボラの話は、守秘義務があることがらですから、ネットには上げません。

「外に出て人に会う」「何か目的に向かって活動する」というのは、何よりの刺激になるんだな~と感じています。家族とだけ過ごすんじゃだめね。

2学期まで残り2日半。

仕事も来たので、頑張りますか~!


「義務教育が無償でない」という巨大すぎる謎:大塚玲子160817東洋経済ONLINE

2016年08月17日 | PTA報道関連

大塚玲子さんの東洋経済ONLINEの記事です。

160817
PTAのナゾ

「義務教育が無償でない」という巨大すぎる謎―こうして保護者から気軽に徴収される!

大塚さん、よくぞここに切り込んでくださいました!

***

この間、webの記事で見たのは、フィンランドの公教育のはなし。小学校から大学まで、無償で教育が受けられるそう。教育改革は1968年から始まっているそうです。

その思想は、「天然資源もない小さな国でしたが、人材こそ財産であると国として判断し、国民にこそポテンシャルがあり、築く基礎があると考えました。そして、我々は持てる資源のほとんどを教育に投資することを決めたのです。中でも特に、すべての生徒に公平に教育をするという目標を掲げました。男女、家族の背景、財力は関係なく、万人に教育の機会を与える。」だとのことです。

…うらやましい!

日本も、まさに「人こそ財産である」と思い切って、教育に公費をかけてくれればいいのですが…

現実には、子どもの貧困問題、家庭の貧困問題があります。

相対的貧困率が16%、大人が一人で子どもがいる場合の相対的貧困率が50.8%(内閣府、2010年)という現状です。つまり、一人親家庭の保護者、2人1人が、経済的に困っているのです。これは2010年と、やや古いデータですから、今はもっと貧困化が進んでいるのではないでしょうか?

子どもの貧困は、100m走にたとえると、スタートラインを10m後ろに引かれているものだそうです。人生の最初から、フェアじゃない。

***

大塚さんの記事に戻ります。

インタビューにあった学校事務の方のご意見、私も賛同します。PTAからほいほい学校にお金を渡すことは、本当に考え直した方がいいと思います。


『青い海の宇宙港』川端裕人:著が届きました!

2016年08月11日 | ちいさなシアワセ

川端裕人さんの新刊、『青い海の宇宙港』の上下巻が届きました!
《春夏篇》と《秋冬篇》があります。

いま、50ページ読み進めたところ。
表紙の4人の子どもたちが誰なのか、すでにわかります。

こちらは販促用のフライヤーです。あらすじ等が書いてあります。
川端さんのブログから、いただいてきました。(転送など、大歓迎とのことです) 

川端さんのブログに、2012年に『青い海の宇宙港』のための取材を行った話が載っています。

「宇宙留学」と「青い海の宇宙港」

冒頭の写真のおかげで、読んでいると、小学生の主人公の登下校風景がありありと浮かんできます。

今年のお盆は、この本を思いっきり楽しむぞ~!


PTA広報誌に載せる生徒写真の肖像権(個人情報)を、こうやって確認・配慮してみた(後編)

2016年08月09日 | 足元記 - 中学校PTA

前編に続きます。

前編の内容をおおざっぱにまとめると、

  1. 去年の広報委員会はPTA広報誌を作るにあたり写真掲載NGの生徒の対応に苦労したこと
  2. 写真チェックする側の副校長先生も大変だったこと
  3. 去年の広報委員会の要望を受けて今年(平成28年度)の「個人情報の掲載について」という学校からのアンケートが下記のように改良されたこと

です。

アンケートはこれです。
(前編に載せたのと同じものです。)

最初に見たときは、「PTA広報誌の欄ができたんだ」とただ漠然と思いました。なんとなく違和感を感じていたので、書類をスキャンしておきました。

このアンケートには、つっこみどころがあります。

「PTAと学校は別団体」ということを念頭に置くと、ついでとはいえ学校がPTAのアンケートを取るのっておかしくないですか?

「そう固く考えなくてもいいじゃない」という人もいそうです。確かにそうです。

しかし、個人情報保護法や条例の運用を前に、上記のアンケートは私達PTA広報委員にとってほぼ意味をなさないことがわかりました。

状況や理由を整理します。

  • 学校が行ったアンケート
  • アンケート結果の個人情報管理は、学校が行う
  • 写真掲載NGの生徒名簿は、PTAに開示できない
  • NG生徒の人数だけ、教えてもらえた
  • その数、40数人。生徒数の10%弱にのぼる
  • 部活名は把握できていない

それに加えて、私達のニーズは下記の通りです。

  • DTP作業の前、できれば写真撮影の段階で、写真NGの生徒はスクリーニングしておきたい
  • 写真NG生徒の氏名と学年・クラスが知りたい
  • 写真NG生徒の部活が知りたい。部活動紹介号で、集合写真を部活ごとに撮るため。
  • 部活動の集合写真を撮るたびに、40数人ぶん確認するのは、非現実的
  • 部活ごとに生徒を把握できれば、確認は数人ずつですむ
このニーズをみたすことは、自分たちで作業をコントロールできるメリットと、副校長先生および自分たちの無駄な労力を省けるメリットがあります。
 
そこで、私は一計を案じました。
私達は写真NGの生徒の部活を知りたいんだから、 PTAでアンケートを取ればいいじゃない、と。ついでに、お子さんによってはアップは嫌だけど部活の集合写真ならPTA広報誌に載ってもいいというケースがあるかもしれないから、それも確認しよう、と。個人情報はそれを必要とする団体が自分たちで集める、がいまどきの鉄則です。
 
さんざん考えて作ったのが、下記のプリントです。
 
 
写真の分類を、A、B、C の3種類にしました。具体的にどんなものかは、上記の画像をごらんください。
 
A : 顔がはっきり見えるもの、個人が容易に特定できるもの
B : 集合写真(部活等)、顔が小さいもの、群像等で目立つ位置
C : 群像(合唱コンクール、体育大会等)、小さめの全身像、顔が見えないもの
 
写真掲載の条件を、下記のようにしました。
 
A : 掲載有無は、ご希望に沿います
B : 掲載有無は、ご希望に沿います
C : どの生徒も掲載します
 
これで、「アップ(A)は嫌だけど集合写真(B)ならいいよ」という生徒に対応できます。もちろん、「AもBも嫌」という生徒にも対応できます。いる確率はひくいけれど「AはいいけれどBは嫌」という生徒にも、対応可能です。「AもBもいいよ」という生徒は、希望表を提出しなくてよいようにしました。
 
そして、C分類の写真に関しては、全員掲載の方針を明確にしました。「これくらいの小さな写真は、全員載せるからよろしくね」と言外に念押ししているところが味噌です。
 
だって、去年、広報誌の印刷前のカラー原稿(プリントアウト)を保護者がチェックしたケースがあるんだとか!!
 
副校長先生いわく、写真は「親なら自分の子だとわかる」ものだそうで、それは我が身を振り返っても納得。去年の広報誌に載った娘は、どんなに小さな写真でも、わかります。でも、そんな小さな写真、他人の子ならまずわかりません。そんなものまでチェックされたらたまらない、できれば未然にふせぎたい、というのが正直なところです。
 
なので、プリントでは
  • わかりやすさ
  • 明快な説明
  • 希望が何通りかだせること
を心がけました。透明性を高くして、信用してもらうこと、を目指したのです。
 
その結果、生徒写真掲載NGの希望者は、たった10名でした。しかも、10名全員が、「アップ(A)は嫌だけど集合写真(B)ならいいよ」というパターンでした。
 
学校アンケートの40数名から、ずっと減ったことに安堵しました。もちろん該当者の部活も把握しています。
 
部活動紹介号に載せる集合写真を撮るとき、アップNGの生徒には声をかけ、目立たない位置がよければそこに行ってもらうなどの配慮をしています。
 
合理化、成功です。 ご参考になれば幸いです。
 
大塚さんの「Pコワ本」で、てぃーこさんのインタビューにあった、「合理化を目指すけれど必要なところには手をかける」、ということの例になるかとも思います。

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PTA広報誌に載せる生徒写真の肖像権(個人情報)を、こうやって確認・配慮してみた(前編)

2016年08月08日 | 足元記 - 中学校PTA

昨今では、児童生徒といえども肖像権等(個人情報)に配慮し、学校から、学級だよりやホームページ等へ子どもの写真を載せるか否かのアンケートが配られます。

そんな事情を受けてか、学校紹介のホームページでよくみかける「学校日記」などの写真に子どものアップはなく、小さく写っているものばかりです。それは、個人が特定できないように配慮しているからだと思います。とあるPTAでは、広報誌は白黒印刷で作り、写真は小さく載せ、写真データは全部消去して次の年度に引き継ぐのだとか。

さて本題。去年、娘の中学校で、個人情報の扱いについてこんなアンケートが配られました。

簡単なフォーマットです。
「学校だより、学年・ 学級だより、ホームページ等への、生徒の氏名・作品・作文・写真などの掲載について

【承諾します  お断りします】

(該当するものに〇を付けてください)

掲載不可の場合、具体的に(下の欄に)お書きください。
(例 名前の掲載は〇ですが、写真の掲載は×です)」

とあります。

それが、今年はこんなアンケートに変わりました。

表組になっていて、
横軸が、学年だより・学級だより、学校だより、PTA広報誌、学校ホームページ
縦軸が、 写真、氏名、作文・作品
となっていました。 

掲載不可の部分についてのみ、表中に×を記入する形式です。

***

なぜこのような形に、「個人情報の掲載について」というアンケートが変わったのでしょうか?

それは、去年のPTA広報誌を出す時に、写真掲載不可の生徒の対応が大変だったため、広報委員会が、学校側に申し入れたからだそうです。

学校が回収したアンケートは、個人情報保護の関係で、当然、学校だけが閲覧できます。PTAに情報の開示はされません。(そのくせPTAに生徒名簿(学年・クラスと氏名のみ)を渡しちゃうんですから、学校として個人情報の対応はどうなっているんだと疑問に思いますが、ここでは考察しません。)

そうするとどうなるか。

去年のPTA広報誌には、体育大会と合唱コンクール、部活動の写真がたくさん載っていました。おおむね群像で、個々人の生徒は小さく載っていますが、なかには写真の中で目立つ位置にいる生徒もいます。

そんな生徒の中に写真掲載NGな生徒がまじっているかをチェックする作業を、なんと、副校長先生が一手に担っておられたようです!!

チェックする写真点数は、体育大会の人物写真だけで、なんと147点!!ほとんどが群像です。(私、これを見てくらくら来て、「今年は体育大会の写真は載せないぞっ」と密かに決心したのでした)

いやぁ~こりゃあ大変だわ~~

チェックする側も、差し替え指示受けて写真をいちいち差し替えるPTA広報委員会側も、両方大変です。チェックに時間はかかるわ、差し替え点数はわからないけれど、いい写真を選び直しやっと差し替えた写真にまた掲載NGな生徒が写っているわ、PTAとしてはどの生徒がNGかわからないわ、という状況だったそうです。

学校とPTAのやりとりは何往復したのかわかりませんけれど…確実に言えるのは、去年の最後のPTA運営委員会の引き継ぎ事項で、広報委員長が「写真の差し替えが大変だった」とアピールしていたことです。

長くなったので、後編に続きます

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『PTAがやっぱりコワい人のための本』大塚玲子:著

2016年08月01日 | PTA本

あの、『PTAをけっこうラクにたのしくする本』やWEB連載でおなじみ、大塚玲子さんの、PTA新刊本です!
8/3の発売日に先駆けて、手に入りました。 

PTAがやっぱりコワい人のための本
著:大塚玲子
太郎次郎社エディタス、2016年8月

前回の「Pラク本」が横組みなのにくらべて、今回の「Pコワ本」は縦組みです。編集方針ががらっとかわり、大塚さんの考察が主という構成になっています。インタビューもあります。

それにしても、大塚さんの文章には、毎回うならされます。

わかりやすく、具体的で、決して上から目線にならずに大胆な提案もなさいます。PTA問題という複雑なものをどうしてこんなにわかりやすく書けるのだろう、と考えると、大塚さんの分析力の鋭さを感じます。

版元の太郎次郎社エディタスのサイトや本のあとがきによると、この本は、「東洋経済オンライン」「サイボウズ式」に連載された原稿を基にしているそうです。読んでいて見覚えのある内容のもあります、だがしかし!その分量は3分の1程度だと感じました。大幅に加筆されていて、あたらしいインタビューもあって、読み応えがあります。

本の章立ては3つ。

  1. 嫌われスパイラルはなぜ続く?
  2. ヨソのPTAではどうやってるの?
  3. ハッピーなPTAはつくれますか?

章の中の節で、いいな、と思った部分をランダムにあげていきます。

  • 「とにかくやらせる」から生じる本末転倒
  • 地元に知り合い、いますか?じつはオトクなPTA
  • 「ポイント制の罠」にご用心
  • 「ベルマークは勘弁して!」母たちの切実な叫び
  • トラブルの温床?PTA改革で省いてはいけないこと

経験者の言葉や、事例が豊富です。ご自身の経験もけっこう載っています。お仕事とはいえ、全国各地に取材に行ける、大塚さんのフットワークの軽さがうらやましいです。

PTA関係者なら買い!!おススメの一冊です。

 

*** 以下蛇足 ***

  • パソコンできる人・できない人問題

のp.113に、私の経験談が載っています。「パソコン教えて」と仲間に頼まれ、ファミレスで4時間拘束されたエピソード。これ、言い訳すると、私がPTA1年目の春の出来事です。相手の意図が読めなかったのと、先輩でしたから失礼のないようにつきあったので、4時間も費やしてしまいました。経験値を積んだ今でしたら、もっと短時間で用事を切り上げることができると思います。

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