草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

葛藤

2011年01月22日 | 足元記 - PTA役員(H23年度)&付帯業務

さて、規約改正のことを校長先生との顔合わせで
持ち出してみたはいいものの、
反応を見て、やはり悩みます。

任意入退会にこだわって、学校全体がギスギスするのは
わたしの本意ではありません。

家族支援士として学んだ大切なこと。

それは、人と人のあたたかい交流を増やすことこそが
子どもたちを豊かに育てるということ。

大人同士、大人と子ども、子ども同士。
さまざまな組み合わせがあります。

学校の子ども同士が仲良くなるには(けんかするほど仲が良い
的な、「仲良し」も含みます)
親同士も 仲良くなった方が、やはり、いい。

豊かな人間関係を作る為、「孤独」に陥らない為には
コミュニケーション力を養わなくてはなりません。
学校だけではできません。

その礎としての「あいさつキャンペーン」があり
各種PTAプログラムがあったりします。

 

そして、なによりも、在住区の方針は無視できません。

在住区の「教育ビジョン」を読んでいます。

地域で子どもを育てることを、在住区は重視しています。
そのために、学校選択制は採用していません。
コミュニティ・スクール制度を次々に導入しています。

区の教育理念を伝える為に、学校長・副校長の
研修制度をも備えています。

自校PTAは、地域との交流に、かなり力を割いているそうです。

とすれば、ただでさえ仕事を持つ主婦・持たない主婦で
感情的な何かがあるなかに
加入者・被加入者でさらに軋轢を増やすのは、
保護者の絆を更に分断しなねないことにもなります。

いや、シンプルに考えて、学校のトップ(PTAのTのトップ)が
首を快く縦に振らないことは、
無理を押し通しても上手く行かないでしょう。

ううむ。

形にこだわらず、
実を取り、

 ・ 弱者に配慮する風土を持つPTA
 ・ 自主性を重んじるPTA
 ・ 多すぎる係をひとつでも減らすこと

を目指す方が得策かも知れません。

自分自身が、気の病を持つ者であるから
ストレスを貯めないようにすることが第一でもありますし・・。

*****

そうそう、自校PTAの組織の一つに「地区班」というものがあります。
これは、子供会が変形してPTAに吸収されたようなものですが
地区パトロールやリサイクル当番の基盤になっています。
(事情が有る方は、パトロールのお目こぼしもあります)

わたし、この組織は全員加入の必要があると思っています。

なぜなら、地縁・血縁が薄くなったこの時代において
学校・幼稚園関係で結ばれる「子縁」を通して
近所の方と知り合う機会になれるからです。

そして、それは、万一の災害時に大きな意味を持ちます。

震災・風水害・火山の爆発。
こういったときには、行政の情報を掴むことは大切ですが、
実際に被害に遭ったときには、まず、近所の人たちが
頼りになるそうです。
(ご近所さんとのあいさつ、何気ない会話、井戸端会議、
意外に大切です)

そして、避難先は、地域の小中学校です。

学校には、災害物資が備蓄されており
定期的に訓練をし
対応マニュアルがきちんとあるそうです。

知り合いが一人でも多い方が、少しでも安心できます。

 

また、災害対応だけでなく、子どもの育ちを見守る目を増やす
意味でも、大きな期待ができます。
けっして監視という意味ではなく、あたたかなまなざしで。

このために、地区班全員加入は大切だと考えています。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
教育の基本を忘れてはいけない、と思います。 (PTAのあり方とは・・ )
2011-01-22 10:06:19
主様、おはようございます。
主様の書かれた組織存在理由について考えてみると、PTAという組織でいる必要を感じません。
社会に対する、求められる大人としての姿は自主・自立であり社会形成に主体的に参画する態度(教育基本法より)、となっており、社会教育はその育成を担っております。

現在の一般的なPTAは学校後援を主眼に置かれているようで、結果、会費を集め、リサイクル活動やバザーで金を集め、これで学校教育を支援する団体と化してます。
活動を積極的にする人たちは「自分達が難儀をしているのに、あいつらはなんだ!」となり、不必要な差別を生んでしまっております。

全国組織に入り込む行政関係者の意向があるのか、家庭教育への干渉も見られますので、そこに「お上の意向」が加わります。

地域との結びつきとお上(行政)の意向、必要以上の学校支援・・・葛藤の原因はこの辺にあるのではないのでしょうか。

主様の必要とする活動は、あまりお金を必要としないものばかりです。
又、「活動する」と「させる」では大きく異なります。
「教育の基本」を忘れてはいけない、と思います。
返信する
Re:教育の基本を忘れてはいけない、と思います。 (猫紫紺)
2011-01-22 12:45:34
>PTAのあり方とは・・さん
 御コメントありがとうございます。まとまっていない頭のままでレスすることをお許し下さい。

 在住区の教育ビジョンで明示されているPTAの役割、それは「家庭教育」です。ケアが必要な家庭ほど、保護者ニーズとしてはPTAから遠ざかろうとするでしょうし、行政ニーズとしては是非PTAに参加して勉強して欲しいというのが、あるのではないでしょうか。

 役割分担ひとつとっても、あり方さんお示しの問題が出てきます。
 わたしの理想としては、入退会自由を示した上で、参加する人は主体的に参加するPTA。不参加の人への偏見はなく、PTA発信のお便りは保護者全員へ。お便り読むだけでも、ひとつの参加の形であると思っています。
 ですが、運動会の景品や、保護者の名札など、物品を児童・保護者全員へ配っている状況では、お金の負担の問題が発生してきます。これは、根深い。この辺を切り分けていくことは、理念理想はぶっとばされ、結局構成員の感情問題へと発展しますからやっかいです。隣区のPTA加入申し込み書を備えたPTAでは、運動会の景品はないそうですから、さっぱりしていていいのですが。(うらやましいです)

 そして、あり方さんお示しの、学校支援。幸いにも自校では、PTAの寄附上乗せ徴収はありません。リサイクル活動による収益金年約10~20万円程度とベルマークがあるのみです。周年事業への積立金は存在します。これは、おそらく周年事業委員会へ寄附、という形になるのではと予想しています。
 人的支援は、一輪車点検係・先生紹介号係などがあります。

 ああ、理論的には、こんなにも冷静に書けるのに・・。話を切り出したときの、校長室の凍った空気を思い出すと、感情を損ねることがいかにマイナスか、と思うのです。一緒にやりたいと思った人から、いつも気持ちよくメールの返事が返ってくるのに、返信がこないだけで気になる、というのが情けないけれど正直なところです。
返信する
Unknown (Unknown)
2011-01-24 13:32:34
主様、御応答頂き感謝致します。
些かしつこいようですが、少しだけ・・・。
私は、PTAバザーやリサイクル、ベルマなどが福祉施設や遠隔地の教育に利用さらたらいいなぁ~、と思っております。
(悲しいかな、福祉施設の管轄は異なりますので無理でしょうけど・・・。幼保一貫は壁の解消が目的ですね。)

PTA寄附はどのような内容であれ、格差を作ってしまうものだと考えます。
ですので、タイガーマスク運動なら歓迎なのです。

>お便り読むだけでも、ひとつの参加の形であると思っています。
御意、であります!!

>在住区の教育ビジョンで明示されているPTAの役割、それは「家庭教育」です。
これは行政のPTAと家庭教育への干渉だと考えます。関心できません。
最近の地方分権の動きに連動したものでしょうけど、責任転嫁だと思っております。
社保庁もそうなのですが、解体して「はい、おしまい」でいいのでしょうか。
地域運営学校制度もそうなのですが、責任を住民に押し付けるつもりなのでしょう。

私も兄も幼少の頃はカトリック系の私立幼稚園に通っていたのですが、ボランチアのアメリカーター(ター「達」を意味する当地方言です。))とは、それはそれは「ボランティア」の塊のような方々だった、ような・・、とにかく崇高で有難かった、と記憶しております。

長々と失礼致しました。
返信する
Re:Unknown (猫紫紺)
2011-01-24 17:05:15
>PTAのあり方とは・・さん
で、あっておりますよね(*^_^*)

 いただいたコメントの内容が多岐にわたるので、いろいろ考えさせられます。

 そう、PTA個々の制度を整えることも大事かも知れませんが、仰るように、本当は、地域の格差を埋める方が大切なのだと思えてなりません。御地の状況は拙ブログ過去記事「PTA、学校への金品の寄付という問題
http://blog.goo.ne.jp/yamyam00/e/7829c1f3ba7891c39d8ec2144fe038ec
にも明らかなとおりで、今の国の仕組みの欠陥部分であり、わたしとしては胸が痛いところです。

 あり方さん仰るとおり、PTAで集めるお金は、僻地の学校や福祉施設に寄付、という形が一番いいのかもしれませんね。

 地域運営学校に関しては、申し訳ないのですがわたしは、一概に否、とは言えないのです。あり方さんご指摘の側面もあるかもしれません。ですが、学校に地域の人をいれることは、親-子、教師-子、の縦の関係に対して、地域のおじちゃんおばちゃん-子、の「ナナメの関係」を増やすチャンスだと、わたしは捉えております。

 「アメリカーター」と接せられたご体験、うらやましいです。本来のボランティアの姿をご覧になっていらっしゃるのですね。
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