高矢禮が2月いっぱいで閉店されます
月に一回、高矢禮でのヨンジュ家族さん達のオフ会を楽しみしていた私は、ただただ残念でなりません
宮廷韓国料理を基本とした、素材にこだわり吟味し、自然の味を生かした品の良いお料理はもう食べられなくなります
でも、今後新しい姿となって、どこかでまた再開するという高矢禮さんの言葉に希望を託す事にしましょう
先日の日曜日に、ヨン友さんと、多分これが最後となる高矢禮でのお食事を楽しんできました
今回は、参鶏湯がメインのコースをいただきました
前菜盆には、きのこのチャプチェ、桔梗の根のナムルなどの小鉢4品と、クラゲと鶏肉の冷菜、生野菜( 茄子、赤カブ、グリーンピース )、鯖のキムチ煮、アサリのお粥、トンチミ( 水キムチ )と、これで前菜?!、と驚くくらいの品数で、これを食べたら既にお腹いっぱい
生野菜( 茄子、赤カブ、グリーンピース ) ・・・・ 野菜は、このお料理の為に特別に栽培されたという事で、とても茄子やカブとは思えない、果物?と言ってもいいくらいみずみずしく甘く、コリッとした食感で、未体験の味でした
トンチミの大根も、りんごに似た甘さと食感だったので、「 これは何の野菜ですか? 」と聞いてしまった程です
鯖のキムチ煮 ・・・・ 柔らかく煮込まれた大根と一緒にいただく鯖のキムチ煮にも心を奪われ、後日わが家でも再現してみました ⇒
アサリのお粥は、柔らかくとトロッと煮込まれた優しい味で、これまでのお粥の概念が覆されるほど美味しかったです
他のお料理も全て絶品級のお味でした
前菜ですっかり感激し満足していて、メインコースの参鶏湯のことをすっかり忘れていた頃にメイン料理が登場
しかも、鶏丸々一羽分
でも、こんなに美味しい料理を残したら一生悔いが残りそうなので、頑張って完食しました
高麗人参、なつめ、栗などが入った本格的なもので( ←当たり前なんですが、日頃、新大久保で食べる参鶏湯はなんちゃってモンもあるので.... )、薄味の品のある味はさすが!でした
新大久保で食べられる韓国料理は、オンマの味、家庭の味であり、それはそれでとても美味しいですが、
韓国料理の文化的な伝統を踏まえた高矢禮の味は貴重なものでした
因みに、辛い韓国料理の歴史は以外に浅く、20世紀以降なんだそうで、宮廷料理( チャングムの時代~ )の味を再現した高矢禮のお料理はほとんどの物が辛くありませんでした
韓国料理ファンとして、このような味が楽しめるお店が他にもできることをせつに望みます