後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「早分かり、釈迦の仏教、教えの5つの具体例と日本の大乗仏教」

2024年06月23日 | 日記・エッセイ・コラム
お釈迦様は2500年程前にインドに生まれ、現在でも世界中の多くの人に信じらている仏教を創ったのです。
インドでその後500年くらい経ってから仏教は大乗仏教と上座部仏教の2つに分かれました。
玄奘三蔵法師が629年に陸路でインドに向かい645年に経典657部や仏像などを持って唐に帰還しました。
この玄奘三蔵法師の持ち帰ってきた経典は大乗仏教のものでした。従って現在の日本の仏教は大乗仏教に近いものなのです。
それでは釈迦の教えを以下に示しす。
(1)釈迦は自分が死んだら墓を作らず、遺骨は野に捨てよと言って入滅しました。
(2)釈迦は全ての像を拝んではいけない。仏像など作ってはいけないと教えました。
(3)釈迦は全ての殺生を禁じました。
(4)釈迦は妻や家族から離れて出家しました。
(5)釈迦は教えの中心の「色即是空、空即是色」と「受想行識亦復如是」を本当に深く理解し信じるためには家族から離れて出家しなければいけないと教えました。
日本の大乗仏教は釈迦の教えを忠実には守っていないのです。むしろ上座部仏教の方が釈迦の教えに近いのです。
写真に上座部仏教のお寺と日本の大乗仏教の法隆寺を示します。
1番目の写真は13世紀に作られたタイのチェンマイにあるお寺です。上座部仏教のお寺です。
2番目の写真も同じお寺の別の建物です。タイのチェンマイにあります。
3番目の写真は大乗仏教の法隆寺です。
法隆寺が創建されたのは1400年以上昔、西暦607年のことだったと言われています。
それ以来日本中に大乗仏教の国分寺をはじめ数多くのお寺が建てられました。
現在の日本全国には7万5000くらいの大乗仏教のお寺があると言われています。日本は大乗仏教の国なのです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)
===参考資料======================
玄奘三蔵法師が持ち帰った大乗仏教とは?
(日本の仏教と釈迦の教えの違い(3)般若心経は大乗仏教のお経、2018年05月17日掲載記事)

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。