後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「はるか遠くの平戸島の教会の写真」

2024年06月28日 | 日記・エッセイ・コラム

長崎県の北西の海上に平戸島があります。幅の狭い平戸瀬戸の上に橋がかかっていて九州本土の平戸口と繋がっています。

この平戸瀬戸へ面した平戸島の港は船の往来で繁栄した港町でした。この海峡は九州の南の海と玄界灘をつなぐ最短距離なのです。

奈良時代や平安時代には遣隋使や遣唐使の船の出発港としても重要でした。

そして16世紀にはポルトガル船がやって来て外国の領事館や商館が出来て一段と栄えたのです。

王直や、鄭芝龍、そしてその子孫の鄭成功などの有名な貿易商もこの平戸港を根拠地にしていました。

現在は九州本土から観光バスで行ける上に、平戸市には昔の領事館、商館の跡やキリシタン関連の史跡が多いので、一つの観光スポットになっています。

私共も3回ほど訪問し、古い平戸の町並みを歩き、キリシタン時代の教会を訪ねたことがあります。そんな観光案内を以下に示します。Bba4142f87ef6ad3362f23356d1e39ae1

1番目の写真は手前が九州側で橋の向うが平戸島です。平戸瀬戸という海峡に面して平戸市と港があります。上と下の全ての写真は平戸写真画像集からお借りしました。

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2番目の写真は現在の平戸港です。木造の遊歩道が付いています。左の奥の方に領事館跡や商館跡があります。

この港を見下ろすように平戸城があります。

平戸城の見える反対側の高台に博物館があり、その隣には、風情ある茶室(閑雲亭)があります。

感じの良い女性が綺麗なお点前でお茶をたててくれました。銘菓カスドースの甘さと共に家内と懐かしく思い出します。

3番目の写真は平戸の風景です。

このような小道を登って行くとキリシタン時代の教会の跡地に出ます。現在はカトリック教会とお寺とが並んで建っています。

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4番目の写真はキリシタン時代の教会の跡に建っている教会です。現在はカトリックの教会になっています。

ザビエルの来訪を喜んだ平戸領主、松浦隆信は平戸での布教活動を支援したのです。平戸滞在一カ月足らずの間に100人の日本人がキリシタンになったのです。

しかしそれも禁教令の歴史で暗転するのです。

その後400年経って1949年(昭和24年)に平戸市にザビエル記念碑が出来ます。当時のローマ法王ピオ12世は特使の枢機卿を派遣し、除幕式を行ったのです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)


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