山地帯~亜高山帯の岩場を好んで生育する低木である。花期は6~7月。花は筒状鐘形で先端部は5裂し(5枚の花弁)、雄しべは5本ある。花筒の外側には密に毛が生える。山梨県では御坂山系と奥秩父山系に生育している。良く似たチョウジコメツツジは花筒の先端部が4裂(4枚の花弁)し、雄しべは4本、花筒の外側には毛が無い点で区別できる。分布域は八ヶ岳と南アルプスで、ハコネコメツツジとは住み分けている。

ハコネコメツツジ 平成28年7月 十二ヶ岳で撮影

同上 岩の上を好んで生育する。

花の拡大。花弁は5枚で花筒には密に毛が生えている。

令和1年7月 本社ヶ丸で撮影。もう花は終盤で大部分散ってしまっている。

同上 傷んでいる花。

同上 花弁の枚数は判別できないが花筒に毛が密生しておりハコネコメツツジと分かる。

チョウジコメツツジ 平成30年7月 八ヶ岳で撮影。遠目ではハコネコメツツジとの区別は難しい。

同上 花を見てみると花弁が4枚、雄しべは4本である。時として花弁が薄紅色に染まる。

チョウジコメツツジ 平成30年7月 甲斐駒ケ岳黒戸尾根で撮影。

同上 4枚の花弁と4本の雄しべ、そして花筒には毛が無い。
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