山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ヒロハハナヤスリはどうなっているだろうか? 北杜市  令和4年5月25日

2022年05月27日 | シダの仲間
 今年はヒロハハナヤスリを見に行けずにいたが、どうなっているだろうか?例年ならば草刈りが行われて今ごろは残骸しか残っていない頃である。日が長くなったおかげで時刻は5時を過ぎてもまだ明るい。尾白川渓谷からの帰り道にちょっと立ち寄ってみることにする。


    立ち寄ってみるものである。ヒロハハナヤスリは今年は刈られずに残っていた。


    刈られてしまった残骸しか見て来なかったのだが、こんなに長く胞子穂を伸ばしている。


    元気に育っていたヒロハハナヤスリ


    胞子嚢は側面が割れてもう胞子が飛び出してしまっている。


    こちらは胞子が飛び出して枯れ始めている。


    もう1ヶ所のヒロハハナヤスリの群落


    日影になるこの場所はひとまわり大型である。胞子嚢はもう割れているようである。


    ニガナがたくさん咲いていた。


    これはコデマリのようである。


    もう1種類、葉の細い花が咲いている。これはトサシモツケと思われる。


    ズミの花は満開を少し過ぎていた。


    驚いたのがこのギンランのような花。例年だと草刈りされて花が咲くまで残っていないのだが、今年は咲いたようである。


    こんなに大きくて花をたくさん咲かせるギンランがあるのだろうか?


    株数は2株だけ。ひょっとしたらこれはギンランでは無くてクゲヌマランかもしれない。

 草刈りされない年もあるようだ。胞子嚢が割れているヒロハハナヤスリを初めて見ることが出来た。ランの花は令和2年5月に白い花が咲いているのを確認しているが、クゲヌマランかどうかはもう少し検討が必要であろう。来年に期待したいと思う。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« そのほかに見てきた花と樹木... | トップ | コキツネノボタンはまだ早か... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

シダの仲間」カテゴリの最新記事