山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

富士山麓の草原を散策  令和1年8月18日

2019年08月20日 | 花・花・花
 毎年の恒例になっているこの季節の富士山麓に広がる草原の花散策である。花仲間5人とさらに途中でバッタリ合流した2人が加わって7人での散策となった。


    タチコゴメグサ。そろそろ終盤。


    クルマバナ


    まだ蕾も見えないムラサキセンブリ


    この草原で見るのは初めて。結実したヒメイズイ。


    ヒキヨモギももう終盤である。


    ムカゴソウ


    もう花は終わりかけている。


    初めて見る花、コケオトギリソウ。


    オトギリソウに似た小さな花、雄しべは10本以下。


    こちらも初めて見る花、スズサイコ。花は開いていなかった。


    ミヤコグサ


    ヒロハノカワラサイコ


    昨年に比べて花付きが悪い。土砂が流れて無くなってしまった場所があった。


    この季節のこの草原の名物と言っても良いこの花。


    ヒナノキンチャク。数は増えているが大株は少なめである。


    可愛らしい小さな花


    こんなに群生している場所もあった。


    息の長いハナハタザオはまだ咲き残っていた。


    薄紫色のアブラナ科の花、ハナハタザオ。

 もう1種類探していた花があったのだが残念ながら今年も見つからず。一昨年まで見かけていた場所ではもう絶えてしまったようである。ヒメヒゴタイとキクアザミも全く見かけず、シカの食害を受けた可能性が高い。午後から雨の予報だったがお昼を過ぎた頃から空には黒い雲が広がり出し、時折雷鳴が轟き出した。3時半でこの草原の花散策を止めて最後に昨日見たハクウンランをもう一度見に行く。途中で雨に降られたが局所的に降っただけでハクウンランが咲く場所は雨は降っていなかった。


    ハクウンラン


    前日とは趣向を変えて中望遠マクロレンズで撮影。


    それにしてもこの株は凄い!

 毎年様相が変わって行く富士山麓の草原だが、特に鹿の好むオオバギボウシやアザミ類が年々減ってきているように見える。探していたマツバニンジンも鹿の食害を受けているのを確認しているが、もともと数が少なく、無くなってしまった場所は有名になり過ぎて人に踏まれて消滅した可能性が高いと思っている。どこか別の場所で生育していることを期待したい。

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