山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

高層池のヒツジグサを再訪する  令和2年9月6日

2020年09月11日 | 花・花・花
 もう未の刻は過ぎているが、8月に訪問した際には4時半ごろまでヒツジグサの花は咲いていた。椹池では土砂降りの雨だったが高度を下げると雨が上がり青空が少し見えてきた。池に到着した頃には日差しが射し込むくらいに天候が回復してくれた。池の水面を見ると水草の葉がずいぶん増えている。そして双眼鏡で覗き込んでみると、8月の訪問時よりも花数が増えていた。ヒツジグサの花は7月から9月ごろまで長い期間に咲くらしいが、どうやらこの池は9月のほうが花数が多いようである。


    雨上がりで池には靄が立っている。8月訪問時よりも浮かんでいる水草の葉が増えている。


    ヒツジグサの花もだいぶ増えた。ざっと数えて10数輪咲いている。


    未の刻は過ぎたがまだ咲いていたヒツジグサの花


    お見事。雨が降った後で雫が付いている。


    遠い場所に咲いていた花


    近くに咲いていた花


    午後4時半を過ぎるとしぼみかけてきた花


    午後5時、日が当たらなくなると花は閉じて行く。


    ぬかるんだ場所にワサワサと咲いていた花


    椹池でも見かけたが正体不明だった花、イヌノヒゲという変わった名前が付いた水草であることが分かった。

 水生昆虫の保護活動をされている方にお会いし、今年のヒツジグサはかなり咲いたほうだと教えていただいた。池の水量が半分ほどに干上がってしまった年もあって一時は危機的な状況の時もあったらしい。さらには、近傍の別の池にも昔はあったらしいが今では消滅しているそうである。水生動物のゲンゴロウが絶滅の危機にあり、タガメはもう絶滅だそうである。植物だけでなく昆虫も大変なことになっているようである。


    この花も見たかったのだがほとんどが蕾だった。


    アケボノソウ。この界隈は比較的個体数が多い。

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