北岳周辺の山地帯上部の草地に生育する多年草である。高さ50 ~ 70㎝になり、葉は対生し三角状披針形で先は尖り、辺縁には鋭い鋸歯がある。葉には短い柄があり、茎や花序には曲がった毛がある。ツクシトラノオの変種とされており、ツクシトラノオの葉は広卵形なのに対し、本種の葉は三角状披針形である。茎の先に細長い穂状花序を出し、青紫色の小さな花を多数つける。筒部は花冠の 1/2くらいの長さである。花期は 8 月~9月。山梨県・長野県に生育しており、主に石灰岩を含む場所を好んで生育している。個体数はきわめて少ない。
2018年山梨県カテゴリー:絶滅危惧ⅠA 類(CR) 2005年山梨県カテゴリー:絶滅危惧ⅠA 類(CR) 2017年環境省カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
キタダケトラノオ 2022年9月 南アルプスで撮影
青紫色の小さな花を多数付ける。
岩壁に生えていたキタダケトラノオ
細長い穂状花序を出すが、訪問時期が遅く既に大部分が結実していた。
咲き残っていたキタダケトラノオの花。花茎や萼に屈毛が生える。
結実した実
葉は対生し、葉柄があり、三角状披針形で先は尖り、辺縁には鋸歯がある。
茎には屈毛が密生する。
➡その他の山梨県の絶滅危惧の植物
⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~
⇒山梨県2018年版レッドリストの植物
2018年山梨県カテゴリー:絶滅危惧ⅠA 類(CR) 2005年山梨県カテゴリー:絶滅危惧ⅠA 類(CR) 2017年環境省カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
キタダケトラノオ 2022年9月 南アルプスで撮影
青紫色の小さな花を多数付ける。
岩壁に生えていたキタダケトラノオ
細長い穂状花序を出すが、訪問時期が遅く既に大部分が結実していた。
咲き残っていたキタダケトラノオの花。花茎や萼に屈毛が生える。
結実した実
葉は対生し、葉柄があり、三角状披針形で先は尖り、辺縁には鋸歯がある。
茎には屈毛が密生する。
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⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~
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