山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

マツグミ (オオバヤドリギ科)  Taxillus kaempferi (DC.) Danser var. kaempferi

2022年11月19日 | その他の絶滅危惧種
 山地帯のマツ類、モミ、ツガなどの針葉樹に半寄生する常緑小低木である。高さ30 ~ 50㎝。葉は対生し倒披針形で全縁、先は丸い。基部に向かって狭くなる。花は 両性花で、7~8 月に葉腋に赤い筒形の花が1~4個集まって着く。果実は直径5㎜程度の球形で、秋に実を付けて越冬し、翌年の3~5月ごろに橙色~赤色に熟す。山梨県では甲府市、山梨市、昇仙峡などに点々と生育している。

  2018年山梨県カテゴリー:絶滅危惧ⅠB 類(EN) 2005年山梨県カテゴリー:絶滅危惧Ⅰ B 類(EN) 2017年環境省カテゴリー:なし


    アカマツの木に寄生したマツグミ 2022年8月 甲府市で撮影


    富士山とマツグミの花


    真っ赤な花を咲かせるマツグミ


    たくさんの花を付けたマツグミ。枝先には花は付かず中間部から付く。


    マツグミの花。葉腋から数個の花を固まって出す。


    花の拡大。花被は4裂して先端部が反り返る。


    2022年11月に撮影したマツグミの実


    秋の実はまだ青い。


    2022年3月に撮影したマツグミの実。


    越冬して春になると黄色~橙色に色付く。

 ⇒その他の山梨県の絶滅危惧の植物

 ➡山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~

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