山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

アギナシが咲いた 椹池 令和6年8月8日

2024年08月10日 | 水辺に咲く花
 そろそろサワギキョウが咲いている頃ではないかと思い、椹池に立ち寄ってみる。すると、サワギキョウと一緒に白い花が咲いている。これは何年も咲いていなかったアギナシの花ではないか。

    椹池。水量は普通である。

    手前に群生しているのはヒロハドジョウツナギではないかと思う。

    たぶんヒロハドジョウツナギ。この池には結構生えている。アブラガヤが混じっている。

    新鮮なサワギキョウが池に浮かんでいる。

    サワギキョウ。紫色の美しい花である。

    結実しているナガエミクリ

    浮島の中に白い花がポツポツと咲いている。

    これはアギナシの花ではないか。葉は確認していたが花を見るのはずいぶん久しぶりである。

    アギナシの花。下から順に上に向かって咲いて行く。

    アギナシの葉。細長いものが多いが幅の広いものもある。

    葉の先端部はやや鈍頭で、辺縁が内側に巻くのが特徴である。時として筒状になる。

    アギナシの葉と花。花穂は葉よりも長く伸びて花を咲かせる。

    サワギキョウと一緒に咲いていたアギナシ。こちらのものは葉が細い。

    たくさん咲いていて驚きである。

 アギナシを初めて見たのがこの椹池で、他の場所ではまだ見たことが無い。何年か見に来ているが、葉は確認しているが花はしばらく見ていなかった。ブログの記録を見直してみると平成30年(2018年)9月以来花は確認できていなかった。葉の数も少なく、このまま絶えてしまうのではないかと心配していたのだが、今年はたくさん咲いてくれた。葉もたくさん出ている。花が咲くのに周期性があるのかも知れないが、生き残っていてくれて、しかもしっかりと咲いてくれてほっとした。今日はこの池に立ち寄って良かったと思った。


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咲き始めたコカモメヅル 令和6年8月8日

2024年08月10日 | 山に咲く花
 7月に見に行った時はまだ蕾だったコカモメヅルはもうそろそろ咲いている頃であろう。昨年も何度か見に行ったが花が開いたのは8月に入ってからだった。陽が当たらないと花を開かないので、観察するならば午後のほうが有利である。午後2時ごろに現地に到着し観察を始める。

    現地に行く前にちょっと立ち寄り。キツネノカミソリは満開、ないしは少し痛み始めていた。

    草にからみ付いているコカモメヅル

    まだ蕾が多いが少し咲き始めている。花数は昨年よりもかなり多い。

    咲き始めたばかりのコカモメヅル

    小さな花。風に揺れてなかなか撮らせてくれない。

    昨日の雨で水位が上がっている。

    ヒツジグサの花が見えない。葉も少ないように感じる。ヒルムシロはどこに行ったのだろうか?

    ヒツジグサの葉。小さな白い蕾が見えており、今日は咲かないようである。

    こちらは花を終えたものであろう。

    水位が上がって水中で咲いているヒツジグサ

    タヌキモは浮草なので池の周辺を探せば簡単に見つかると思ったのだが・・・

    今年はきわめて数が少ないようで、少ししか見つからない。捕虫嚢がまだ見えておらず、これからなのかも知れない。

 コカモメヅルはまだ咲き始めだが、今年は蕾をたくさん付けておりおそらく当たり年なのであろう。池の中はヒツジグサ、ヒルムシロ、タヌキモとも数が少ない。池にブラックバスや鯉が生育したことによる環境の変化によるものでは無いことを願いたい。


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