予定では別の場所に別の花を見に行くはずだったのだが、天候が悪く雨が降ったり止んだりである。近場の植物を見に行ってみることにする。6月下旬に観察に行ったデンジソウがそろそろ楕円形の胞子嚢果を付けている頃ではないかと思う。池が増水していると根元にある胞子嚢果は観察しにくいが、池の端のほうにあるものならば観察できるはずである。

雨で道に水たまりが出来ている。ケヤキの紅葉はまだ始まったばかりである。

たくさん生えているのは秋に果胞を付けるナキリスゲであろう。

果胞が脱落し始めているこの草は?

おそらくスズメノテッポウだと思う。

これはカゼクサではないかと思う。

背の高いこちらの草はヤマアワであろう。

どこにでもはびこっているコセンダングサ

これはミヤマヤブタバコの葉ではないかと思うが、花茎が見当たらない。

わずかに出ていた茎の先端に花が付いていたがもう終わっていた。

デンジソウの葉が浮かぶ池。真ん中に生えているのはカンガレイのようである。

少し群生していたカンガレイ

小穂に柄が無い。

6月に比べるとデンジソウは大増殖していた。

都合良く、水が無くなった場所に生えているものがあった。

根元に楕円形の黒っぽい粒が付いている。

これが今回見たかったデンジソウの胞子嚢果である。

探してみると結構あるが、これからもっと増えてくると思われる。

もうひとつ見たかったのが秋に咲く桜。

遅咲きでは無くて秋に咲く桜がある。花数は少なかった。

八重桜のように見える。ジュウガツザクラだと思うのだが自信は無い。

雲に隠れているがここからは鳳凰山と甲斐駒ケ岳が良く見える。彗星観察には良い場所だが夜は駐車場が使えないのが難点。
途中で少し雨に降られたが、見たかったデンジソウの胞子嚢課は見ることが出来た。秋に咲く桜は今年は外れ年なのではないかと思う。明野に彗星を見に行きたかったがこの後はさらに空模様が悪くなってしまった。