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山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

マツグミは少し遅かった 令和6年8月19日

2024年08月23日 | 山に咲く花
 この日も甲府市は猛烈に暑く、あまり長時間散策する気にはとてもなれない。あまり歩かないで観察できる甲府市のマツグミがもう咲いているか、少し遅いかも知れない。

    湯村山の尾根と甲府の町並。富士山は雲に隠れている。

    マツグミの花が咲いている。

    もう痛んでいて半分くらい散っている。

    大株のマツグミ

    ここはまだ比較的花が残っている。

    期待していた至近距離で見ることが出来るマツグミの木。残念ながらほとんど散っていた。

    残っていたマツグミの花

    少し遅かったのは残念。花付きはあまり良く無かったようである。

    これはネズミサシであろう。

    丸い実をたくさん付けている。

    赤い実を付けたこの木はアオハダであろう。

    こんなところにヒキヨモギが生えていた。

    向こう側にある大株はもう倒れていた。

    ミヤマウズラが咲いていた。

    カイイワカガミの中に咲いたミヤマウズラ。この山域で葉は見かけていたが花を見るのは初めてかも知れない。

 マツグミの花は少し遅かった。花付きはあまり良いとは言えなかったようである。ヒキヨモギは富士山周辺の草地でしか見られないものかと思っていたのだが、まさか甲府市にも生えている場所があった。先日タヌキマメを見に行った北杜市の草むらでも見かけており、意外と広く生育しているのかも知れない。

 さて、もう1ヶ所見に行ってみよう。

    カリガネソウが生育している用水路脇。今年は大株が生えている。

    昨年は伐採作業が行われていて倒れてしまっていたが、今年は元気である。用水路手前にあった株は残念ながら消失。

    もう大部分散ってしまっているカリガネソウ

    花は綺麗だが臭いはきつい。

 カリガネソウは元気に生えていたが用水路手前側の株は刈られて無くなってしまったようである。さらに道路の向こう側の斜面にあった株も見当たらなくなっており、全体的な個体数は減ってしまっている。


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咲き始めたコカモメヅル 令和6年8月8日

2024年08月10日 | 山に咲く花
 7月に見に行った時はまだ蕾だったコカモメヅルはもうそろそろ咲いている頃であろう。昨年も何度か見に行ったが花が開いたのは8月に入ってからだった。陽が当たらないと花を開かないので、観察するならば午後のほうが有利である。午後2時ごろに現地に到着し観察を始める。

    現地に行く前にちょっと立ち寄り。キツネノカミソリは満開、ないしは少し痛み始めていた。

    草にからみ付いているコカモメヅル

    まだ蕾が多いが少し咲き始めている。花数は昨年よりもかなり多い。

    咲き始めたばかりのコカモメヅル

    小さな花。風に揺れてなかなか撮らせてくれない。

    昨日の雨で水位が上がっている。

    ヒツジグサの花が見えない。葉も少ないように感じる。ヒルムシロはどこに行ったのだろうか?

    ヒツジグサの葉。小さな白い蕾が見えており、今日は咲かないようである。

    こちらは花を終えたものであろう。

    水位が上がって水中で咲いているヒツジグサ

    タヌキモは浮草なので池の周辺を探せば簡単に見つかると思ったのだが・・・

    今年はきわめて数が少ないようで、少ししか見つからない。捕虫嚢がまだ見えておらず、これからなのかも知れない。

 コカモメヅルはまだ咲き始めだが、今年は蕾をたくさん付けておりおそらく当たり年なのであろう。池の中はヒツジグサ、ヒルムシロ、タヌキモとも数が少ない。池にブラックバスや鯉が生育したことによる環境の変化によるものでは無いことを願いたい。


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懲りずにトサノクロムヨウラン 令和6年8月6日

2024年08月08日 | 山に咲く花
 前回見にいってから1週間近くが経過した。きっと咲いているであろうトサノクロムヨウランであるが、この花は午前中に行かないと花が閉じてしまうらしい。しかし仕事があって午前中が空く日はまだ少し先になってしまう。午後の早い時間ならばなんとか見られるのでは・・・という淡い期待を抱いて、仕事を終わらせてから急いで見に行ってみる。午後1時に到着したが、空模様が怪しくなり雷が鳴り出した。あまり長時間は天気が持たないであろう。急いで見に行ってみる。

    今度こそ咲いているか、咲いた形跡があるだろうと思ったのだが・・・

    先端部が開いておらず、咲いた形跡が無い。

    角度を変えて見てみると、先端部が傷み始めているようである。

    いちばん下側の花は茎が枯れかけているように見える。このままダメになってしまうのではないだろうか?

    近くにたくさん生えている草はセンブリではないかと思う。

    これはハシゴシダであろう。

    羽片のいちばん付け根の上向き小羽片が大きい。

 なんとか花を見てみたいと思っているトサノクロムヨウランはまたしても咲いていなかった。週末の連休は休みの予定なので、その時に午前中に見に来てみたいと思う。そこで咲いていなければ、今年は諦めである。


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この花はいつ開くのだろうか? トサノムヨウラン再訪 令和6年7月31日

2024年08月06日 | 山に咲く花
 本日の出張先は都留市だったのでトサノムヨウランが生育する場所とは全く反対方向である。しかしどうしてもこの花が開いているところが見たくて、高速を使って移動し、午後からまた訪れてみる。

    もう咲いている頃だろうと思ったのだが・・・

    残念ながら花が開いていない。

    先端部が傷んでいるものもあるのだが、ひとまずは立ち枯れしていない。

    サネカズラもまだ蕾

    しかし蕾が膨らんであと数日で咲きそうなものもある。

 トサノムヨウランは朝から午前中にかけて花を開き、午後になると閉じてしまうらしい。しかし、今回の株はまだ蕾が固くて開いた様子が無い。おそらく数日のうちに花を開くのであろうか、花の寿命が短くてタイミング良く花を見るのはかなり難しそうである。土・日曜日は仕事が入っており午前中に訪問できる日は10日くらい先になってしまう。なんとか花を見れないものかどうか、思案中である。


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アリノトウグサが満開 令和6年7月28日

2024年08月04日 | 山に咲く花
 10日ほど前に訪問した際のアリノトウグサはまだ咲き始めたばかりだったが、そろそろ満開になっている頃ではないか思う。ナツエビネを観察に行って軽い熱中症のようになってしまったが、機会を逃すと見られなくなってしまうので行ってみる。

    群生するアリノトウグサ

    生えているのはほんの一画のみである。


    先端部まで花が付いていてほぼ満開状態

    小さくてしかも風に揺れてなかなか撮らせてくれない。

    アリノトウグサの花

    花弁が反転して中の雄しべが見えている雄性期の花

    こちらは花弁が脱落して雌しべが見えている雌性期の花

    雌性期の花

    存分に楽しませてもらったアリノトウグサ

 見たかった雄性期と雌性期の花を観察することが出来た。暑くてバテていたがちょうど良い時期に花を観察することが出来て、立ち寄って良かったと思う。


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今年も夏バテのナツエビネ 令和6年7月28日

2024年08月03日 | 山に咲く花
 昨年訪れた時には半分以上の株が立ち枯れを起こしていて花が咲かないものが多かったナツエビネであるが、今年はどうだろうか?暑過ぎる日々が続いており今年もあまり咲かないで終わってしまうのではないかと思っている。

    ヒメサジランは少し増えたような感じがする。

    しかし相変わらずソーラスは付けていない。

    ベニシュスランはもう終わっていた。

    ナツエビネが生育する斜面。かつては少し草が生えていたのだが今は何も生えていない。立ち枯れするのは当然の環境であろう。

    思った通り、花が咲く前に花穂が枯れてしまっている。

    こちらも同様。生き残っている小さなほうの花穂も、たぶん全開せずに枯れると思う。

    小ぶりだが日陰に居たこの株はなんとか咲いてくれそうである。

    もともと個体数は少ないのだが、その半分以上が立ち枯れの状態になっていた。

    シダが着生している岩壁を覗き込んでみる。

    この岩にはオクタマシダが多く着生している。

    オクタマシダ。山梨県ではとてもレアなシダである。

    こんなに固まってたくさん生えている場所は他に知らない。

    岩壁に草が生えている。

    この真直ぐに立ち上がるように生える草は、おそらくハシナガカンスゲではないかと思う。岩壁が高く確認するのは難しい。

 ナツエビネが咲くには1週間ほど早かったが、予想していた通りに花が咲く前に立ち枯れを起こしていた。夏が暑過ぎるうえに斜面が乾燥化して生育環境が悪い。花が咲かないと増殖するのは難しく、今後徐々に衰退していってしまうのではないかと心配している。

 ナツエビネは夏バテしているが、観察に行ったこちらの体も完全に夏バテである。大汗をかいて体力を消耗、熱中症に近い状態になったようで、帰りの登り返しは息が上がって足が上がらない。ゆっくり休もうとするとヤマヒルに襲われる。やっと車のところまでたどり着いて、クーラーを効かせて30分ほど横になって休む。幸いにして着替えの下着があったので着替えたが、下着から汗がしたたり落ちるほどの大量の汗をかいた。水分を十分に補給して、あまり歩かなくて済む次の場所を訪れてみたいと思う。


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花が開かないトサノクロムヨウラン 令和6年7月28日

2024年08月02日 | 山に咲く花
 前日に見つけたトサノクロムヨウランは花の1輪は落ちてしまっていてその他はまだ蕾だった。ひょっとしたら本日は新鮮な花を開いているのではないかと期待して再訪してみる。折角なので周辺の林の中も散策してみる。

    開花しているのを期待していたトサノクロムヨウランだが・・・

    残念ながらまだ蕾で花は開いていなかった。


    もうすぐ開くのではないかと思うのだが??

    周辺の林の中を散策してみるとガラになったムヨウランの仲間が生えていた。

    それなりに数はある。

    こんなにたくさん生えているものにも出会えた。

    しかし、トサノクロムヨウランとは明らかに花期が違うようである。これはムヨウランのほうではないだろうか?

 期待していたトサノクロムヨウランは残念ながら花が開いていなかった。午後になったら開いてくれるのではないだろうか?他の場所の花を巡って来てからまた見に来てみよう。

    河川敷の草に黄色いツルがたくさん絡んでいる。

    これはアメリカネナシカズラのツルではないだろうか。花はまだあまり咲いていない。

    小型のものは花を付けていた。

    白い小さな花が咲いている。

    花弁が反転していて先端が尖っている。

    これはアメリカネナシカズラで間違いないであろう。

 他の場所の花を散策して午後5時ごろにもう一度トサノクロムヨウランを見に行ってみる。さて、どうだろうか?

    残念ながら花は開いていなかった。

 猛暑日が続いており、花が開かずに立ち枯れしてしまうのではないかと心配している。近々再訪してみたいと思う。


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サネカズラはまだ蕾 令和6年7月27日

2024年07月29日 | 山に咲く花
 10日ほど前に見てきたサネカズラはまだ蕾だった。ひょっとしたらもう咲いているかも知れないと思い、再訪してみる。

    ツル性植物のサネカズラ

    花が咲いているのを期待したのだが・・・

    残念ながらまだ蕾だった。咲くのはまだ2週間くらい先になりそうである。

    10日ほど前には蕾が見えていなかったものにも小さな蕾が見えてきた。

 花を期待していたサネカズラであるが咲くのはまだ2~3週間先になりそうである。

 別の場所を散策に行ってみる。

    もうほとんど終わっていたが、咲き残っていたアジサイ

    小さな白い花が咲いていた。

    これはシロバナイナモリソウであろう。こんなところで出会えるとは思ってもいなかった。

    ベンチと東屋がある山頂

    さらに別の場所を散策してみる。コシダがたくさん生えている。

    ヒカゲノカズラもたくさん生えている。

    何か変なものが地面から生えている。

    これはムヨウランの仲間であろう。

    落下しそうな花がひとつ付いているがその他はまだ蕾である。

    唇弁の先が紫色を帯び ている。これはトサノクロムヨウランであろう。

    周辺を探してみると花が終えて黒くなったものがあった。

 サネカズラはまだ早かったが、あまり期待せずに散策した場所で思わぬ花に出会うことが出来た。トサノクロムヨウランと思われるが、山梨県で見つかったのは初めてではないかと思う。残念ながら開花した良い状態の花は見ることが出来なかった。周辺を探したが花を付けているものはこの1株しか見つからなかった。しかし、大きな収穫だったと思う。


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アサマフウロはまだ咲いていなかった 令和6年7月26日

2024年07月29日 | 山に咲く花
 モウセンゴケを観察した際にアサマフウロが1輪だけ咲いていたので、昨年見つけたアサマフウロが咲く場所を訪れてみる。

    春に完成した展望台へ昇る道。驚くほど綺麗な道が出来ていた。

    リョウブノ花が満開

    こちらはノリウツギであろう。

    青い実をぶら下げている木があった。

    これはフウリンウメモドキでは?と期待したのだが、葉を良く調べてみるとこれはツリバナだった。

    咲き始めたばかりのツリガネニンジン

    コオニユリは満開

    チダケサシもほぼ満開

    ヒメヒゴタイのはずだがまだ固い蕾である。

    期待していたアサマフウロだが、花はまだ蕾も見えていなかった。

    展望台から見る富士山。雲が巻いているがなんとか姿を見せてくれた。

    クルマバナであろう。

    咲き残りのウツボグサ

    ナンバンハコベが群生していた。

    奇怪な形をしているナンバンハコベに花

 期待していたアサマフウロは葉のみ確認したが花はまだだいぶ先になりそうである。アサマフウロの花が咲く頃にはヒメヒゴタイも咲いている頃ではないかと思う。


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モウセンゴケ再び 令和6年7月26日

2024年07月29日 | 山に咲く花
 1週間前はまだ花が開いておらず蕾が多かったモウセンゴケであるが、今頃はきっと満開になっているのではないだろうか。モウセンゴケの花が見たくて再び八ケ岳裾野の湿地を再訪してみる。

    前回はまだ穂が伸びていなかったカヤツリグサ科の植物。

    今回は穂が伸びて開いている。ウキヤガラかと思っていたがこれはアブラガヤのようである。

    圧倒的にたくさん生えているのがこのクサイ。先端部に小穂が付く。

    中間部に小穂が付く別のイグサ科植物が生えていた。これはイだと思う。

    花穂を伸ばしているモウセンゴケ

    だが花が開いていない。

    花は終わっているか、あるいは蕾かのいずれかで開いているものが無い。

    別の花も同様である。

    花穂がたくさん出ているが、咲いている花はひとつも見つからなかった。

    別の場所に生育しているものを発見。この場所はもうほとんど花が終わっていた。

    ネジバナが咲いていた。

    ナデシコだが、切れ込みが細かい。

    これは小型のタチフウロではないかと思う。

    アサマフウロが1輪だけ咲いていた。

 モウセンゴケの花は咲く時間があるのかも知れないが、午後から訪れたところ開いている花はひとつも見つからなかった。蕾がまだ多く付いているので訪問が遅かったわけでは無いと思う。

 アサマフウロが咲いていたので、別の場所でももう咲いているかも知れない。もう1ヶ所立ち寄ってみる。


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これがヒロハノハネガヤであろう 令和6年7月21日

2024年07月24日 | 山に咲く花
 ヒコサンヒメシャラの花は終わってしまっていたが、そろそろ生えているはずのイネ科植物も一緒に観察してきた。花仲間に教えてもらったヒロハノハネガヤの生育場所はやや遠く、時間的に難しくなってきた。こちらの周辺にもあるのではないかと探しながら歩いてみる。

    登山道脇に生えていたこのイネ科の植物
    ヤマカモジグサという草らしい。群生してたくさん生えている。

    節には白くて長い毛が生えている。

    もう1種類、多く見かける草

    これはホガエリガヤという草らしい。花期がやや早く、もう終盤である。

    これはタツノヒゲか?

    細い枝先に小穂がまばらに付いている。

    これはヒメノガリヤスだと思う

    小穂の芒が突き出ていない。

    イネ科ではないが、葉が糸のように細く、これはハコネイトスゲであろう。


    果胞が付いている。

    ハコネイトスゲは果胞が少ないのが特徴とされている。先端部が緑色で嘴はやや長い。

    登山道脇で発見した初めて見るイネ科の植物。

    おそらくこれがヒロハノハネガヤであろう。ヒロハというほど葉の幅は広く無く、全体的に華奢である。

    節の部分以下が生えていない。葉鞘の縁の毛は目立たない。

    長い芒があり、花はまだ開いていない。

    こちらは咲き始めの花

    黄色い細長いものが葯(雄しべ)で黒紫色のものが柱頭(雌しべ)と思われる。

    数ヶ所に生育しているのが発見された。

 ヒロハノハネガヤは食害でかなり減少していると聞いていたが、今回探索した周辺にはそれなりにたくさん生育していた。全体的に華奢な感じがする草で葉の幅は思っていたほど広くはなかった。たぶんこれで間違い無いと思うのだがイネ科はまだ勉強不足なだけに間違っているかも知れない。


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湿地に生えるモウセンゴケ 令和6年7月19日

2024年07月20日 | 山に咲く花
 収集した情報が正しければ、八ヶ岳山麓にある湿地の中にモウセンゴケが生えているはずである。時期的にそろそろ花を咲かせている頃ではないかと思う。天気は良好だが山の上には雲がかかっているようである。午前の仕事を終えて午後から訪問してみる。

    八ケ岳には雲がかかっていてあまりご機嫌は良く無いが、おかげで少し涼しい。

    小さな川が何本か流れ込む湿地帯

    クサイが群生している。

    ヒメシダの群生

    まだ花が開いていないが、これはウキヤガラであろう。

    これはゴウソと思われる。湿地や水辺を好む植物がたくさん生えている。

    水際の草むらの中を覗き込んでみるとあっさりと探しているモウセンゴケが見つかった。

    粘着性のある腺毛を伸ばすモウセンゴケの葉

    白い蕾を付けているものを多数見かける。

    草むらの中に顔を出したモウセンゴケの花

    まだほとんどが蕾で、花が開くのは2~3日先になりそうである。

    それなりに数はあった。

    少し離れた別の場所にも生えていた。先端を持ち上げかけた花穂がたくさん出ている。

    この場所は生育条件が良いようで、蕾がたくさんある。

    これは植栽のものであろうが、珍しい花が咲いていた。

    キンロバイ。北岳ではたくさん見かけるが、八ヶ岳の山梨県側ではまだ出会っていない。

    自生のものはまだ見たことが無いこの木。見つけるのはかなり難しいと思っている。

    これはミヤマビャクシンであろう。丸い実がたくさん付いている。

 羽衣池周辺にあるのではないかと思っていたモウセンゴケであるが探しても見当たらず、それとは別の場所に生育していた。あまり踏み荒らされるような場所では無く、これからも元気に生育してくれると思う。この条件の湿地ならばエゾリンドウも咲くのではないだろうか。10月ごろに再訪してみたいと思っている。カフェに立ち寄ってくつろぎ、大人の平日の午後をたっぷりと楽しんだ。


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アリノトウグサが咲いた 令和6年7月17日

2024年07月19日 | 山に咲く花
 1ヶ月ほど前に生育を確認したアリノトウグサはまだ花穂を伸ばしていなかった。そろそろ咲いている頃ではないだろうか。前日訪問する予定だったが雨に阻まれて見に行けず、改めて本日見に行ってみる。

    群生しているアリノトウグサ。しかし生育しているのはほんの一画のみ。

    今度は花穂を伸ばして小さな花が付いている。

    花が小さすぎて咲いているのかどうかは近付いてみても良く分からない。

    まさに蟻が這っているような花である。
    
    たぶんこれで咲いている状態ではないかと思う。

    こちらはまだ花穂を十分に伸ばしていないもの。満開にはまだ少し早かったようである。

    花を終えたコゴメウツギであろう。

    見たことはあるがまだ何の花かは調べていない。

 満開には少し早かったがなんとかアリノトウグサの花を見ることが出来た。花が小さすぎるうえに風で花穂が揺れてなかなかうまく写真を撮らせてくれなかった。花が散り始めるとまた違う姿を見せてくれるのであろう。来られるようであれば再訪してみたいと思う。


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湿地に生えるラン科植物の正体は? 令和6年7月14日

2024年07月17日 | 山に咲く花
 1ヶ月ほど前にタニヘゴの生育する湿地を訪れた際に見たラン科と思わしき植物がそろそろ花を咲かせている頃ではないだろうか?もう日没近い時刻であるがさほど歩かずに行ける場所なので立ち寄ってみる。

    元気に青々と茂っているタニヘゴ。


    湿地のこの一画にのみ生えている。

    正体の分からないこのラン科と思わしき葉

    当初はカモメランかと思ったのだがそうでは無さそうである。

    咲き始めたばかりの花が付いている。

    葉の大きさの割には小さな花が咲いている。

    これはトンボソウであろう。

    近くに生えていたオレンジ色の棒のようなもの

    冬虫夏草の一種ではないかと思う。

    草地にたくさん生えているハネミギク

    花が咲き始めていた。

    雑草の如くたくさん生えているが、それなりに綺麗な花だった。

    コウヤワラビの大群生

 正体不明のラン科植物の正体はどうやらトンボソウだったようである。かつては珍しいラン科の花が咲いていたらしいのだが今ではコウヤワラビの群生に置き換わってしまい、絶滅してしまったようである。


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久しぶりに見るオオバナオオヤマサギソウ 令和6年7月14日

2024年07月17日 | 山に咲く花
 花仲間からオオバナオオヤマサギソウが咲いているので見に行こうと誘われて行ってみることにする。現地まで案内していただいてビックリ!以前に訪れた場所と同じところだった。テンニンソウに覆われてもう絶えてしまったと思っていたのだがまだ残っていたか、あるいは復活したようである。

    テンニンソウの中に咲いていたオオバナオオヤマサギソウ

    数年前に訪問した時は花が見つからず、数株の葉を見たのみだった。しっかり復活したようである。

    オオバナオオヤマサギソウの花。手を広げたような形で花が咲く。

    テンニンソウがあまりはびこっていない場所のほうが多く生育していた。

    この花を見るのは5~6年ぶりではないだろうか。

    距は長くて真直ぐに伸びるか、先端部が緩く下に曲がる。

    葯が2本見える。

    こちらは花が咲かずに立ち枯れしてしまったようである。

    別株。これは穂が伸びる前に立ち枯れしたようである。

    茶色い木がたくさん生えている。

    木の縞模様がはっきりしており、これはヒコサンヒメシャラであろう。

    花は蕾なのか?それとももう終わって結実し始めているのか??

 久しぶりにオオバナオオヤマサギソウの花に出会えたが、個体数はあまり多くは無く、立ち枯れしているものも多く見かけた。

 草原に立ち寄ってみる。

    オオバギボウシがたくさん咲いている。

    草原内は鹿の食害が多いのだが、この場所はあまり食害を受けていないようである。

    これはユウスゲであろう。

   紫色鮮やかなアヤメの花

    スズサイコはたくさん見かける。

    天候が悪かったためにスズサイコの花は開いていた。

 草原に咲くランがあるのではないかと足元に気をつけながら探したのだが残念ながら見つからなかった。他にも珍しい花があるはずなのだが、雨が降り出して靴とズボンがびしょ濡れになってしまい、撤退となる。


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