goo blog サービス終了のお知らせ 

山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

二十曲峠のキャッツアイ  令和3年1月10日

2021年01月13日 | ダイヤモンド富士
 朝から止むごとなき用事が入ってしまい自宅を出発したのは午後になってしまう。向かうは忍野の二十曲峠である。この日はダイヤモンド富士が見られる日であるが狙うのは白山岳に沈むキャッツアイである。この界隈からは何度も撮影しておりそれなりの画像が撮れてはいるが、この日は特別に空が済んで眩しい太陽が輝いている。これはイタダキ、と思ったのだが、GPSに登録しておいた場所は木が邪魔になっていまいちで少し左に寄るしかない。たぶんこのくらいのズレだったら大丈夫のはずだ。それにしても多くのカメラマンが訪れ、二十曲峠の駐車場には車が入り切れず路上駐車が5~6台、さらにはバイクで訪れた人たちが5台ほどと、大盛況である。


    太陽が富士山に迫る。今日は空気が澄んで雲も少なく、絶好のダイヤモンド富士日和。


    キャッツアイのギリギリまで広角レンズで辛抱する。カメラ1台故障しており使えるのは2台。


    露出を調整するが・・・このくらいで大丈夫なのか?このまま連写に切り替える。







    少し左に寄り過ぎて不対称なキャッツアイになってしまった。木があってポジションが取れなかったので止む無し。


    ダイヤの後。雪煙が舞っていた。


    もう1台のカメラ。


    太陽が富士山頂に迫る。






    露出がややアンダーだった。左側が大きいがキャッツアイ撮影は成功。

 やや左に位置がずれてしまい、満足したわけでは無いがとりあえずはキャッツアイ撮影成功である。忍野村から山中湖周辺にかけての場所から見る富士山は白山岳が円錐形を描いてキャッツアイが撮り易い。もうしばらく追いかけてみたいと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雲に阻まれダイヤならず 富士本栖リゾート  令和3年1月6日

2021年01月06日 | ダイヤモンド富士
 富士本栖リゾートの竜神池ではちょうど富士山の真ん中あたりからダイヤが現れる頃である。早朝5時半に目を覚まして撮影に出かける。富士山ライブカメラでは朝霧高原で富士山が見えているものの、外に出て空を見上げるとずいぶんと雲が多い。ダイヤは現れるのか?


    少し時間が早かったので精進湖に立ち寄る。7時ごろに左裾から朝日が昇って来るはずだが・・・


    思ったよりも雲が厚くて太陽は姿を現さず、朝焼けにもならなかった。


    富士本栖リゾートの竜神池に移動する。カメラマンは15人ほど集まっていた。


    ここでのダイヤモンド富士は8時ごろである。あと10分ほどだが、雲が厚くて難しそうだ。


    そろそろダイヤの時間。しかしさらに手前にも雲が流れて来た。


    残念ながらダイヤモンド富士は不発。

 うまくすれば雲が光るダイヤモンド富士になるのではないかと期待したのだが残念ながらダイヤならず。しかし、周辺に居たカメラマンの人たちと雑談と情報交換しながらの撮影で、カメラマン同志の一体感のあるなかなか楽しいひとときを過ごした。またの機会に撮影に来よう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新年の剣ヶ峰ダイヤモンド富士 富士本栖リゾート近傍  令和3年1月2日

2021年01月03日 | ダイヤモンド富士
 元日のダイヤも考えてはいたがおそらくどこに行っても激込みだろう。大晦日は滅多に見ない紅白歌合戦を見て、さらに録画してあったボクシングを見ていたら寝る時間が未明2時を過ぎてしまった。元日は1日自宅でゴロゴロ、夕方に職場に行って年末に撮影した画像処理を行い、今後の撮影地を検討して1日を終えた。元日の夜も、昼間に寝過ぎたことがあって眠れない。こんなこともあろうかと、富士本栖リゾート近傍の位置で剣ヶ峰ダイヤモンド富士が見られそうな場所をGPSに登録しておいた。ダイヤの時刻は朝の8時で、現地までの移動時間は約1時間、そこから歩いて10分ほどの場所である。しかしそれでもなお・・・起きたのは6時半、急がないと間に合わない!


    10分前に撮影地到着。1台目の200㎜ズームをセットして試し撮り。特殊フィルター装着している余裕無く、レンズの絞りを強めにしてみる。


    剣ヶ峰が輝き出し、光が現れた。


    光が現れた。少し左に寄ったか?








 一応割れてはくれたが、ポジションが少し左に寄ってしまった。

 もう1台のカメラはセッティングが間に合わず、連射出来ずに手押しで撮影する。


    試し撮り。剣ヶ峰のポジションを真ん中に持って来たかったが太陽が現れてしまい急いで手押しでシャッターを切る。









 奇怪なゴーストは何なのだろう?ここまで多数出たのは初めてで、何かセッティングを間違えたかも知れない。


    本日はこんな林の中の狭いポジションから撮影。


    以前はこんなフェンスなど無かったのだが、用水路の工事が施されてフェンスが設置された。


    霧氷が綺麗だった。


    霧氷と朝日


    霧氷輝く

 年末から年始にかけて富士本栖リゾート竜神池でダブルダイヤモンド富士の撮影が可能となる。12月20日ごろにもチャンスがやって来て、敷地内から剣ヶ峰ダイヤモンド富士の撮影が可能となる。数年前から狙っているのだが、12月中の平日はここでダイヤを狙うと勤務時間に間に合わなくなってしまうので不可である。撮影可能だったのは12月29日、30日、31日の3日間だったが、いずれも空模様や強風で雪煙が舞い撮影チャンスは訪れなかった。2日になると敷地内からの撮影は困難となり今回のポジションとなってしまう。富士山剣ヶ峰は北側に回り込むほど形が尖って見え、富士本栖リゾートあたりから剣ヶ峰ダイヤを狙うと、おそらく太陽の形が剣ヶ峰の尖りとマッチして多光芒ダイヤモンド富士になるであろうと予想している。その予想通り超望遠レンズで撮影した画像を見ると剣ヶ峰右側のダイヤが多数に割れている。ポジションがあと5mほど右だったら、剣ヶ峰の左右で割れる綺麗な多分割ダイヤになった可能性が高い。残念ながらこの日の後は良い撮影ポジション無く、この試みは今年の年末か、来年に持ち越しになってしまう。また挑戦である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士はまたしても・・・ 富士川町林道  令和2年12月26日

2020年12月28日 | ダイヤモンド富士
 先日の12月18日に撮影に出かけた富士川町林道からの剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士であるが、薄霧に阻まれて光芒が出ず失敗に終わっている。冬至で折り返した太陽が再び同じ場所でダイヤモンド富士になるのは前日とこの日の2日間である。天気予報、天気図、雲画像から見てこの日の朝は狙い目である。早起きして撮影に出かけてみる。


    ダイヤ20分前の富士山。雲は無くスッキリと晴れ渡り、これはイタダキ、とこの時は思っていた。


    ところが、ダイヤ10分ほど前から富士山の裏側に雲が流れ始め、山頂裏には霞が出てしまった。これはピンチ!


    ダイヤが始まった。少し右に寄り過ぎたようだ。


    そしてまたしても・・・霞に阻まれて上方向の光芒が出ず、太陽の輪郭が見えてしまっている。


    両側に太陽が出て割れてくれたが・・・


    残念ながらまたしてもダイヤは輝かず。


    もう1台のカメラもほぼ同様である。








    ダイヤではなくてキャッツアイ、いや、モグラの目になってしまった。

 残念ながらまたしても2つのダイヤモンドは輝いてくれなかった。この場所の剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士は来年以降に持ち越しとなってしまった。また頑張りましょう。


    剣ヶ峰ダイヤモンド富士。それなりに輝いてくれたが残念。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白山岳で割れるダイヤモンド富士、今度こそは・・・ 富士川町高下  令和2年12月23日

2020年12月23日 | ダイヤモンド富士
 前夜から空が晴れて素晴らしい星空となった。衛星画像や天気図から見てもこの日の朝はダイヤモンド富士の狙い目である。寝不足の日が続いていて疲れ気味ではあるが、ここで撮らずしていつ撮るのか?目覚ましを5時半にかけて早起きし、再び富士川町高下に向かう。どこかのテレビ局でこの高下からのダイヤモンド富士を放映したらしく、撮影場所に到着すると駐車場は7割ほど埋まっていた。それでも楽勝で撮影場所は確保でき、朝日が富士山白山岳に昇って来るのを待つ。


    本日も空が晴れて霞は無く、風が無いうえに富士山の雪が少なくて雪煙は舞っていない。


    これはイタダキだろう。


    今度こそ、フォーカスが狂わないようにしっかりとフィルターを固定して時を待つ。

 前回は1,140㎜望遠にフルサイズカメラを装着して撮影したが富士山が画角いっぱいになって窮屈さを感じた。そこで今回はシステムを変えて、570㎜望遠にAPS-CサイズのEos80D、200㎜ズームに2倍エクステンダーを装着して400㎜にしたものをフルサイズのEosRPに装着してみた。今度はあまり画像に窮屈さを感じない。


    こちらが400㎜にEosRP。白山岳の左側に太陽が現れた。


    今度は右側からも光が現われた。


    綺麗な二つ割れダイヤモンド富士撮影に成功


    さらに真ん中の部分が輝き出す。


    融合。


    もう1台の570㎜望遠にEos80Dを装着した画像。今度はあまり窮屈さを感じない。

 以下は連写画像である。










 きっちりと割れて多分割してくれた白山岳ダイヤモンド富士。今までで撮影した中でいちばん良かったであろうが、少しばかりシャッタースピードが遅く露出オーバーになってしまったのが反省点である。


    本日も素晴らしき輝きを放ってくれた高下のダイヤモンド富士。


    良い景色を見せていただきました。

 これにて今年の高下ダイヤは満足して終了、と言いたいところだが、天候に恵まれればきっとまた来てしまうだろう。写真好きの性というものであろう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富士川町高下の白山岳で割れるダイヤモンド富士  令和2年12月21日

2020年12月22日 | ダイヤモンド富士
 本日は冬至である。冬至の頃の白山岳で割れる高下ダイヤモンド富士は何度も撮影に挑戦しており、立ち位置もほぼ把握していて撮り易いといえる。しかし問題なのは撮り慣れていたEosM5が故障してしまいいちばん撮り易かったカメラとレンズが使えないということである。Eos80DにCanonのズームレンズ装着して撮影に挑むが、普通に撮ってもなかなか綺麗な光芒は出てくれないために前面装着型の手製特殊フィルターを装着する。しかしこのレンズでうまく機能してくれるのかどうか、撮ってみないと分からない。さて、どうなりますか?


    雲が無く空気が澄んでいる。絶好のダイヤモンド撮影日和。


    前面装着型特殊フィルターを装着して試し撮り。この時はきっちりとピントが合っていたのだが・・・


    ダイヤ間近になって連写を始めると、何故かフォーカスが狂ってしまっている。レンズには触れていないはずだが操作を誤ったか?

 以下、フォーカスが甘いが久しぶりに綺麗に割れた白山岳ダイヤモンド富士である。








 そしてもう1本の1,140㎜超望遠で捉えた白山岳で割れるダイヤモンド富士。センサーにゴミが入ってしまったがご勘弁を。









 気象条件が悪く昨年は一度も撮れなかった白山岳で割れるダイヤモンド富士だが今年は初回で綺麗に割れてくれた。しかし、フォーカスがずれたのは痛恨の失敗である。前面装着フィルターがうまく咬み合わず、セロテープで止めたため、連写を開始した時にずれてしまった可能性がある。使い慣れない機材の使い始めではしばしこのような失敗をやらかしているので、今後は注意して撮影に臨みたいと思う。思ったよりも綺麗な光芒が出てくれたことは収穫であるが、シャッタースピードが1/8000でこれ以上速く切れないことが難点ではある。


    いつもの円形に写るダイヤではなくて富士山が消えてしまうほどの輝きを放ったこの日のダイヤモンド富士。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何たることか!竜ヶ岳ダイヤモンド富士  令和2年12月20日

2020年12月22日 | ダイヤモンド富士
 冬至を含めた3日間は竜ヶ岳山頂のいちばん端のところから剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士を見ることが出来る特別な3日間である。空が晴れて空気が澄んだこの日、早朝3時半起きで甲府の自宅を出発し、5時前に本栖湖キャンプ場を出発して山頂を目指す。本日は体調が良いのかザックが軽く感じる・・・とこの時は思った。


    富士山の左裾から金星が昇って来た。本日はこの金星を見ながら山頂を目指す。


    東屋展望台付近から見る未明の富士山と金星。本日は時間に余裕があるので途中で撮影しながらゆっくり登る。


    金星が富士山の山頂上に昇ったが、もはや夜明けの光で消えそうである。


    7時15分ごろに山頂に到着した。ダイヤの時間は7時39分、カメラをセットする時間は十分にある。

 さて、山頂に到着して場所を確保し、カメラ2台をセットしようとザックを開けると・・・何ということか!もう1台のカメラが入っていない。レンズと三脚を担ぎ上げて来たのに肝心のカメラが入っていない。どうりでザックが軽いわけである。1台のカメラで撮ることになるが、幸いにして光芒が出やすいほうのカメラが使える。そちらのカメラをセットして、折角三脚を2本持って来たのでもう1本の三脚で山頂の様子を撮っていると・・何??


    光芒が出やすい200㎜レンズをセットする。レンズだけそのままにしてカメラ本体を外し、山頂の様子を撮影するが・・・


    数カット撮ってこの画像を撮ったところでカメラに異変が・・・どうなってるの??

 ダイヤモンド富士まではあと10分ほどである。ところが、山頂の様子を撮影していたところ、カメラのシャッターを切ったところで突然カメラ電源が切れてしまう。電池切れか電池が凍り付いたかと思って変えてみたが電源が入らない。レンズを外してみるとシャッタが下がったままで止まってしまっている。何たることか!シャッターユニットの故障か、あるいは電気系統の故障か?温めればなんとかなるかと思いポケットや手のひらでカメラを温めてみるがとうとう回復せずダイヤの時間を迎えてしまう。使えるのはスマホのカメラのみ、これで割れるダイヤを撮るのは困難である。


    ここからはスマホで撮った画像。ダイヤだけを撮るならばこれでも十分に行ける。


    もうすぐダイヤ


    剣ヶ峰が光ったが割れるダイヤを撮るほどの解像度は無い。


    折角のダイヤ撮影日和だったのにこれしか撮れず残念。


    まあ、こんなこともあるさ。


    一応、剣ヶ峰のダイヤモンド富士は撮りました。


    敗退感がいっぱい。食事もとらずにさっさと下山する。

 風が無く雪煙は舞っておらず、空気が澄んで絶好の割れるダイヤモンド日和だった。冬至前後の3日間が良いのは笹薮をかき分けずに撮影場所が確保できるという大きなメリットがあり、この3日間を逃すとあとは視野が確保しにくい登山道沿いか笹薮の中での撮影となってしまう。こんな良い日にカメラを1台忘れるうえにもう1台が故障するとはなんという日なのだろうか。さっそく故障した愛用のEosM5はカメラのキタムラに修理をお願いし、出来上がるのは年明けになってしまうだろう。これも修行、また次を頑張りましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富士川町林道からの剣ヶ峰ダイヤモンド富士  令和2年12月18日

2020年12月18日 | ダイヤモンド富士
 富士川町高下からのダイヤモンド富士は冬至を間近に控えて見ごろを迎えている。撮影に行こうと思った日があったのだが、朝の寒さと眠気に負けて行けず仕舞いになっている。今朝も空が晴れてライブカメラでスッキリした富士山が見える絶好のダイヤモンド日和となった。眠気を堪えて撮影に出かけるが、本日向かったのは高下では無くてさらにその上にある林道である。カシミール3Dを使っての計算が間違っていなければ、展望地から剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士が見られるはずである。


    ダイヤまであと10分ほど。山頂周辺が輝き出す。


    富士山はスッキリと見えていて空気の透明度は良いように見える。しかしこの光りの広がり方は?嫌な予感がする。


    ダイヤが始まった。


    割れているように見えるが、上側に光芒が出ない。


    やはり・・・裏側に薄雲があるか、空気が淀んでいるか。チカリと輝くダイヤにはならない。


    剣ヶ峰に昇るダイヤモンド富士


    それでもダイヤはダイヤだ。


    一番光芒が出やすいボーグ200㎜レンズ。


    少し右に寄った剣ヶ峰ダイヤになってしまった。それでも、空気の条件が良ければチカリと光ったはずだ。


    残念ながらダイヤモンドは輝かず。


    570㎜望遠。


    こちらは全く光芒が出ず。


    太陽の輪郭が見えてしまっている。ほとんどキャッツアイ。


    残念。

 今日は絶対に行けると思って早起きしたのだが残念ながら思ったようなダイヤにはならなかった。富士山との距離が遠くて空気の層が厚いため、少しでも霞が入るとなかなか輝いてくれない。昨年も同じような現象に悩まされ、チカリと輝く満足の行く割れるダイヤは一度も撮れずに終わっている。年内いっぱいくらいが高下、この林道とも割れるダイヤ撮影のチャンスである。条件が揃ってくれること、そして早起きできることを願いたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

忍野農道からのキャッツアイ 令和2年12月17日

2020年12月18日 | ダイヤモンド富士
 この日の夕方は細い月と木星・土星が接近して南西の空に沈んで行く日である。木星と土星は約20年ごとに接近するらしいが、12月21日に最接近するこの2つの惑星はこれほど接近するのは800年ぶりらしい。この2つの惑星に月が接近したこの日の現象を逃すわけには行かない。その前に、折角忍野まで行くのだから久しぶりに白山岳に沈むキャッツアイを狙ってみた。3台のカメラをセットして撮影に臨む。


    まずは70㎜で撮影した画像。


    白山岳に夕陽が沈む。


    なんとなく双子になっている太陽


    少しだけ影富士


    いつもの改造絞りを入れたBorg200mm


    双子になっているが・・・


    右が大きいキャッツアイ。若干右に寄り過ぎたようだ。


    あっという間に終わり。


    Borg570mmにフルサイズのEosRP。もうすぐキャッツアイだが・・・


    これも猫の目??


    少し右に寄り過ぎてしまった。2秒インターバルで撮影したら肝心のところが写っていなかった。失敗。


    久しぶりに狙うとたいていは失敗するものだが、これだけ撮れていれば上出来。

 ほぼGPSに登録してきた場所から撮影したが、立ち位置が少し右に寄ってしまい均等なキャッツアイにはならなかった。しかしこれは撮ってみないと分からないので止む無しである。まあ、これだけ撮れていれば上出来、天候にも恵まれた。陽が沈むと細い月が肉眼で見えるようになってきた。場所を変えて月と木星・土星の撮影に挑む。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

竜ヶ岳ダイヤモンド富士は遅刻  令和2年12月13日

2020年12月16日 | ダイヤモンド富士
 朝霧高原にある貯水池近傍で剣ヶ峰に昇る月と金星を撮影し、時刻は午前6時になった。富士山は中腹に雲が巻いているものの山頂が見えている。この場所から竜ヶ岳に登るには約2時間かかるが、竜ヶ岳のダイヤモンド富士の時間は7時40分ごろだったはずである。急いで登れば間に合うかどうか・・・であるがたぶん間に合わないだろう。しかし富士本栖リゾートあたりから狙うと雲に隠れて山頂が見えないかも知れない。ここは頑張って竜ヶ岳に登ってみることにしよう。こうなることを想定してダイヤモンド富士撮影用のレンズもザックに入れてきており、2台のカメラと6本のレンズを持って来ている。当然荷物は重いがこれも修行だろう。


    端足峠の富士山。雲の上に顔を出している。時刻は6時50分、竜ヶ岳のダイヤは時間的にかなり厳しい。


    山頂まであと10分ほどのところで富士山の右に少し外れて太陽が昇ってしまう。やはり間に合わず。


    山頂手前の眺望が効くところで三脚を構えて撮影。奇怪なフレアが出ておりレンズが結露しているようだがこれもまた良し。


    山頂までゆっくり移動して撮影した頃には太陽はもうだいぶ離れてしまっていた。これもまた良し。


    折角カメラ2台担ぎ上げてきたのでもう1台のカメラでも撮影する。ダイヤには間に合わなかったが裾野に出た雲が良い雰囲気を出している。

 竜ヶ岳山頂には20人ほどの登山者がやって来ていた。あまり密にはならないように山頂外れのほうから撮影させてもらってさっさと撤退する。


    向こうの雨ヶ岳とタカデッキには雲が湧いていた。


    朝霧高原に広がった薄霧がなんとも言えない良い風景を造り出していた。何度も登っている竜ヶ岳だがこういう景色は珍しい。


    雲が湧き上る。彩雲を期待したが不発。


    カンアオイ。常緑の植物とは知らなかった。


    黄緑色の花が付いていた。

 割れるダイヤモンド富士撮影のために持って行ったレンズは出番が無く、6本持って行ったレンズのうち3本は出番が無かった。これもまた修行である。登りよりもゆっくりと下山して駐車場に付いたのは10時を過ぎていた。どっと疲れが出て眠気も出て来た。遅い朝食をとって職場に戻る。前夜からのインターバル撮影でカメラの電池をほぼ使い切ってしまったので、充電しておかないと今晩のふたご座流星群が撮れなくなってしまう。午後4時ごろに自宅に帰り、夜に備えて寝ることにする。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

割れるダイヤモンド富士、新たなチャレンジは失敗 朝霧高原  令和2年11月14日

2020年11月16日 | ダイヤモンド富士
 割れるダイヤモンド富士は朝霧高原界隈では剣ヶ峰で割れるティアラ狙いがもっぱらであったが、今回は新たに真ん中あたりにあるなだらかな隆起のところでも割れるのではないかと新たなチャレンジを行ってみた。数年前に身延山から撮影したダイヤモンド富士がちょうどこの隆起のところから太陽が現れ、ひょうたん型に変形していたことがあった。距離的には朝霧高原では距離が近過ぎるかも知れないが試してみる価値はある。慎重に軌道を計算して丁度計算した位置を確保したが、撮れるかどうかはやってみないと分からない。ちょうど仲間の車が朝霧高原道の駅に止まっていたので、早朝声をかけて一緒に撮影に出かける。3台のカメラをセットし、時計を見ながら1台目をインターバル撮影開始する。もうすぐダイヤ・・・と思って2台目のシャッターを切り始めると・・・なんということか、もう太陽が昇って来てしまっていた。


    本日のダイヤはススキを前景のにしたこの位置。やや広角レンズのカメラをここで1台セット。


    もう2台は少し離れた場所にセット。ダイヤ20分前にはセット完了して待機する。


    570㎜望遠レンズでちょうど山頂が入るギリギリの角度である。狙うのは真ん中少し右寄りの隆起から昇るダイヤモンド。


    トリーミング画像。なだらかな隆起ではあるが先端部は尖っている。理論的にはここで一瞬ではあるが2つに割れるはずだが・・・。

 こちらはインターバル3秒に設定しておいた40㎜で撮影した画像。






 まあ、普通のダイヤモンド富士。もう少し暗めに撮っても良かったのかも知れないが、手前のススキが輝くところを意識してやや明るめに設定した。

 そして570㎜望遠レンズ。シャッターを切って画像を確認したらもう太陽が昇ってダイヤが輝いていた。2秒ほど切り始めるのが遅かった。





 さらに200㎜望遠はその後に切り始めたから完全に出遅れた。





 いつもの剣ヶ峰ダイヤモンド富士とは少しばかり太陽が昇って来る時間の設定を早くしないといけないようである。かつ、撮影した画像から見ると軌道は5~10mほど右に寄り過ぎていたようである。初めてのチャレンジはたいてい失敗するものであるから、この失敗を次に生かして行きたいと思う。3~5回くらいトライすればなんとかなりそうな気はするが、なかなか天候が許してくれない。


    こちらは40㎜で撮影したものをトリーミングした画像。太陽周辺のシルエットの部分は突起のピークに重なっている。ずれはあまり大きく無さそうである。


    ススキを輝かせて昇る朝日。またチャレンジしよう。元気があれば、竜ヶ岳で。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今期最初の割れるダイヤモンド富士 朝霧高原 令和2年11月5日

2020年11月06日 | ダイヤモンド富士
 11月になりもうダイヤモンド富士の季節が到来である。もちろん夏場でも撮れるのだが空気が澄んでくるこれからの季節のほうがキラリと輝くダイヤは撮り易くなる。撮影位置はもう朝霧高原道の駅よりも北側の場所までやって来た。前日から空はスッキリと晴れてこの日も絶好の朝のダイヤモンド富士日和となった。朝起きられるかどうかが問題だったのだが目覚まし無しで5時半に目を覚まし、薄暗いうちに自宅を出発して朝霧高原道の駅の近傍に向かう。ダイヤ30分前に現地到着したが、しばらくぶりの撮影でレンズの組み立てやフィルター装着などのセッティングに時間がかかり、三脚を立ててカメラの設置が出来たのはダイヤ10分前になってしまった。空はスッキリと晴れておりまだ富士山頂の雪が少ないので雪煙は舞っていない。さて、きっちりと割れてくれるかどうか?


    2台のカメラをセットする。EosM5に200㎜望遠。


    EosRPに1,140㎜望遠。センサーの汚れが目立つ。

 さて、計算したダイヤの時間の10秒前からシャッター連写を開始する。実際には約20秒後にダイヤが始まった。
















 シーズン最初の割れるダイヤモンド富士はたいてい失敗するものだが、今回は珍しくキッチリと割れてくれた。場所が平坦地で起伏が無かったのが幸いしたようである。ただ、剣ヶ峰の湾曲に対して太陽が大きいためにティアラという多分割ダイヤモンド富士にはこの場所からではならないことが分かる。ティアラを撮るにはもっと富士山に近付かないとダメであろうが、そうすると撮影場所が狭いうえに地形の起伏があり、今度は立ち位置が非常に難しくなる。


    ススキに朝日が射し込んで輝いていた。


    このススキを前景にしたダイヤも良さそうである。

 天候とタイミングを見て再写に行くつもりである。この日は朝の車の渋滞が酷く、勤務時間ギリギリで職場に到着した。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山中湖ダイヤモンド富士の季節到来 令和2年10月25日

2020年10月28日 | ダイヤモンド富士
 山中湖平野にあるきららの周辺でダイヤモンド富士の撮影が可能となるシーズンがやって来た。丹沢の探索は午後3時ごろに切り上げて山中湖に向かう。道志道は東京方面に向かう車の渋滞が既に始まっていたが山中湖方面はスムーズに走れる。ダイヤの時間は確か午後4時ごろだったと思うが正確には見ていない。きららの駐車場に到着すると路上にあふれんばかりの車が止まっている。駐車場の中にもまだ止めるスペースが空いているが駐車料金を節約しようという人たちなのだろうか。本日は富士山に向かって左寄りのポジションのはずだが、三脚をカメラを担いで現地に行くと既にあふれんばかりのカメラマンである。良さそうな場所は既に満席、カメラマンが少し入ってしまうがなんとか撮影出来そうな場所にカメラを構える。


    なんとか間に合ったが既に人がいっぱいで良いポジション無し。カメラマンが入ってしまうがまあ良しとしよう。


    カメラマンをギリギリでカットしてダイヤを待つ。


    ふと右側を見ればさっき居た人が居なくなってスペースが空いていた。移動してカメラを構え直す。


    湖面が揺れてダブルダイヤにはならないがこれだけ晴れていれば上等。


    山中湖のダイヤモンド富士


    同上 湖面に映る山頂部分が切れてしまった。


    あっという間に終わり。

 大勢のカメラマンたちはこれから夕焼けに染まる空を待っているのだろう。あまり引き上げる人は居ない。私は速攻で切り上げて次の場所に向かう。滅多にこんな青空の日は来ないので、ずっと狙っている富士山の上に登って来る火星を撮るために朝霧高原に移動である。しかし・・・厳冬のいてつく寒さの中で撮るダイヤと違って緊張感の無いダイヤである。一生懸命撮っているカメラマンには申し訳ないがあまり面白く無い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月とダイヤを追いかけて 田貫湖他  令和2年4月19日

2020年04月20日 | ダイヤモンド富士
 前日と本日は長者ヶ岳でダイヤモンド富士になる日だった。しかし前日は天候悪く朝から雨、午後になって雨が上がり青空が広がった。明朝はおそらく絶好のダイヤモンド富士日和になるだろう。しかし、テントを担いで山頂泊するほどの元気は無く、かといって車中泊して未明から登るほどの気力も出ない。コロナの感染リスクは単独で山に登るのならば安全だろうとは思うのだがやはり気が引けてしまう。ならば下から狙ってはどうか?ということでダイヤの位置を調べてみると、田貫湖の左端でギリギリでダイヤモンド富士が狙える。撮るならば、もちろん剣ヶ峰から昇るティアラ狙いである。その前に月齢26の細月が昇って来るので、朝霧高原道の駅付近から剣ヶ峰に昇る細月を撮影してから田貫湖ダイヤモンド富士を狙うという作戦をとる。未明に起きられるかどうかが一番心配だったが、11時に寝てなんとか未明3時に目が覚めた。


    朝霧霧高原道の駅に行く前に精進湖に立ち寄る。ちょうど月が昇り始めたところだった。


    富士山の上に輝くのは右から木星、火星、土星である。右側には天の川が見える。

 薄明の精進湖の景色が素晴らしく、ちょっと立ち寄りのつもりが少し長く居過ぎた。急いで場所を移動するが途中から見る月はもう富士山の山頂と同じくらいの高さまで昇っているように見える。現地到着して大急ぎでカメラとレンズを揃えて撮影地に向かうが、残念無念、その途中で剣ヶ峰の脇に月が姿を現してしまった。数分の差で月の出に間に合わず。


    月齢26の月が剣ヶ峰の上に現れた。この月を剣ヶ峰と重ねて撮るはずだったが、数分の差で間に合わず。


    地球照の月になるはずだったが、暗めに撮ってもこの月は微妙に地球照の月にはならない。時間的なことと少し太めの月であることもあるだろう。


    それなりに良い情景ではあるが、狙った獲物は逃してしまった。

 次の田貫湖ダイヤモンド富士まではまだ1時間以上時間がある。コンビニに立ち寄って朝食をとってから現地に向かう。まだ真ん中までは太陽が来ないことと非常事態宣言であまり人は来ていないだろうと思っていたのだが、想定外に駐車場は満車で止まれず道路までずらりと車が並んでいる。手前にある神社の駐車場が辛うじて空いていたのでそこに車を止めて撮影地に向かう。座標点には既に先客あり、装着している装備から見てティアラ狙いでは無いようである。わずかに位置がずれるがその脇でカメラ3台をセットする。ちょうど前方に桜の花が垂れ下がっていてこの場所はカメラマンが避けたようである。ならば、その桜を前景に入れてダイヤを撮ってみよう。


    桜と富士山。太陽は右端の剣ヶ峰から昇って来る。うまくダイヤが撮れますかどうか?


    Borg200mm。雪煙が多過ぎる。おそらくティアラは無理だろう。





    やはり雪煙に阻まれて光芒は出ず。




    1140㎜は装着するフィルターを間違えたこともあるが全く光芒は出なかった。


    普通に撮ったダブルダイヤはそれなりに写った。インターバルタイマー3秒の連続撮影。


    桜とダブルダイヤモンド富士。左側のコブシの花のように見えるのは若葉。

 ティアラは富士山を見た時の予想通りに失敗に終わった。天候だけでなく風や霞などの気象条件に大きく左右されるティアラはやはり撮影は難しい。これから本格的な田貫湖のダイヤモンド富士が始まるのであるが、例年通りに大混雑するのだろうか?屋外だから感染リスクは低いかも知れないが肩を触れ合うほどに混雑するのは怖い気がする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月もダイヤも・・・いまいち 本栖湖・朝霧高原  令和2年3月21日

2020年03月22日 | ダイヤモンド富士
 接近している火星・木星・土星に加えて今朝は細い月が昇って来るうえに、うまくすれば水星も見られるかもしれない。未明5時までに精進山か、パノラマ台か、そのあたりまで登ればおそらく水星も見えるだろうが、3時半に登り始めなければ間に合わず逆算すると自宅を2時過ぎには出発しなければならない。そんなに早くは寝られない自宅の事情があって、とてもそんな時間に起きられるわけがない。なんとか夜明け前に昇って来る月でも撮りたいと思い、12時に寝て4時に目を覚ます。精進湖に5時前に到着すると湖畔は駐車スペースがほとんど無いくらいに車がたくさん駐車されていた。3連休ということもあって、細い月と天の川狙いのカメラマンが押し寄せているらしい。ちょうど月が昇り始めたところだったが・・・天の川が見えない。どうやら空が霞んでいるようだ。これでは天の川の撮影は無理のうえに良い場所も確保できなそうである。車から下りずにそのまま本栖湖に向かう。途中の展望地は2台車が止まっているだけで余裕で場所を確保できた。しかしもう天の川は消えており木星の輝きも薄く、火星と土星はほとんど見えない。


    風が穏やかで本栖湖の湖面には月が輝いた。


    しかし、空が霞んでいるようで明るい木星も輝きがいまいちだ。

 数カット撮ってすぐに場所を移動する。静岡県との県境付近で富士山頂に昇って来る細月が見られるはずだ。


    カメラのセットが終わるとすぐに月が現れた。特殊フィルターを装着したがこれくらい明るくなるとフィルターの効果は出ず、月の光芒は出ない。


    富士山頂に昇った月


    地球照の月になるのを期待したがならなかった。地味な写真である。

 コンビニに立ち寄って朝食を買い、車中で食事をとる。そしてまた次の場所に移動、今度はティアラ狙いであるが、この霞がかかったような空ではおそらく光が放散してしまうだろう。


    本日のティアラ狙いの場所。誰も来ないところをみると、ひょっとしてここは立ち入り禁止なのか??


    剣ヶ峰が輝き出す。


    剣ヶ峰左に光が現れたようだが霞に邪魔されて上方向の光芒が出ず。


    予想した通りの結果。


    こちらは1,140㎜超望遠画像。






    ポジションは良かったと思うが空の条件が悪く、光芒は出なかった。

 3惑星と月が接近しているのはこの日で終わりである。もう春霞が出るようになってしまい、星や天の川の撮影はだんだん難しくなってくるのであろう。ティアラの撮影もよほどの好天でないと撮れなくなるだろう。3月19日に撮れただけでも良かったと思う。


    たぶんこれからの季節はこんなダイヤモンド富士が多くなるのだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする