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「いつも今が始まり、一瞬懸命」 その16

2021年11月07日 18時08分15秒 | いつも今が始まり(生き方論)
「私はできる」
 ユダヤ教のある導師が「砂漠を旅するものは星に導かれて歩む」という言葉を残している。
これをM・ケトヤー氏が「ユダヤ人の発想」という著書の中で次のように表現しています。
 「彼(旅人)は星に向かって歩んで行く。星に到達することなどできないが、星に近づこうとすることによって、目的地である町にたどり着くのだ。人がそれぞれ掲げる理想は星のようなものである。」
 この教訓は、私たちに理想達成のあり方を教えています。天上に輝く星は理想であり、それを見失わず進む信念は必ずや目標に到達するであろうと教えているようにも思われます。
 理想を目的地に向かって果てしなく続く汽車のレールにたとえてみましょう。そして信念をその上を走る機関車と考えてみます。また、知識や技能を客車とすると三者の関係がはっきりしてきます。
 理想というレールがあっても、信念という機関車がなければ前に進むことはできませんし、牽引する客車もただの箱になりかねません。信念の機関車が動き出し、三者が一体となって加速をつけて走り続けなければ、志を遂げる力とはならないのです。この信念が情熱というエネルギーで突き進むとき分厚い壁でも突き破ってしまうことでしょう。
 理想と信念の関係についてお分かりいただけたでしょうか。
 果てしなく続く壮大なロマンともいえる理想のレールの上を、信念という力強い機関車を走らせましょう。エネルギーである情熱を絶えず燃やしながら突き進みましょう。その継続は力となって、あなたに襲い掛かるあらゆる障害も壁も打ち砕いて突き進むことでしょう。
 もう何も思い煩うことはありません。心に描いたあなたの人生、思い迷わず積極的に「何とかなるさ」の思いで突き進みましょう。この先何が起ころうと迷ってはなりません。
 人生には四つ耐えなければならないことがあるといいます。それは、「冷に耐える・苦に耐える・煩いに耐える・閑に耐える」であり、これを説いたのは中国・清の時代の曾国藩です。人生にはこの先きっとこの四耐が口を開けて待ち構えているはずです。理想を失わず歩みを止めず、決して恐れたり落胆したりせず挑んでいけば、四耐の山も谷も越えることができるはずです。
 しかし、時として人間である以上、心が萎えるときがあります。心構えや意志の力が加速を落とすこともあるでしょう。だから朝目覚めて毎朝歯を磨くように、心構えも磨かなければなりません。
 心に癖をつけましょう。心に癖がつけば行動にも癖がつきます。前向きで積極的な心の癖をつけましょう。成功実現を心に描き続けることです。「私は想像する(成功することをイメージする)、私はそう思う(成功すると心に絶えず言い聞かせる)、私はそう信じる(成功すると信じて行動する)、私はきっとそのとおりになる」。このようなイメージを描き「私はできる、私はできる、私はできる」と言い聞かせ歩みましょう。「あなたはきっとできる」。

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