「古都逍遥 京都・奈良編」「花の詩」「日常のこと」や花や風景写真

 京都・奈良を中心に古刹・名刹や「花の詩」等の紹介。花や風景写真、オリジナルの詩、カラオケ歌唱など掲載しています。

「信州恋忘れ路」

2021年07月17日 00時13分14秒 | オリジナル作詩
kenさんの信州巡りの写真ガイドを見ていて、ふと恋歌が頭をよぎった。
もうまぎれもなく演歌だ。

 「信州恋忘れ路」
白樺林の落ち葉みち
朽ちたる木橋過ぎれば
北風小僧がいたという
湖のほとりに竜胆一輪
ヒュルヒュル秋風吹いて
さざ波水面に恋文流す
恋に破れた女がひとり
過去を忘れに松原湖

白青緑の木漏れ日小径
シダの茂る丸太の坂を
赤いマフラー女がひとり
忘れ得ぬ恋を道連れに
思いを捨てに飛竜の滝へ
ちぎった写真も滝に消え
苔むす岩に流るる涙
未練断ち切る古代の森

あの人の赤いポルシェ
ビーナスライン風を切り
色付く山麓駆け抜ける
八ヶ岳高原ロッジ秋の頃
貴方の胸に抱かれたあの日
もう戻れないのね愛の日々
もう戻らないのね愛の日々


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ひまわり | トップ | 自戒を込めて「理想を持とう」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

オリジナル作詩」カテゴリの最新記事