Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

2015 冬の道東ぶらり紀行⑨【スノーモービルin網走湖】

2015年03月11日 23時28分00秒 | 鉄道旅

2015年2月24日

 

 

 

 

 

朝起きると、窓の外には今日も斜里岳。

 

 

 

 

 

 

しばらくすると、海別岳から御来光。きれい~。
サンライズを見届け、今日は網走湖へ向かう。

 

 

 

 

 

網走までは「流氷ノロッコ2号」に乗車。

 

 

 

 

 

SLと並び、一度乗ってみたかった列車。

 

 

 

 

 

「ノロッコ」と言えばベンチ席。今回は3号車のベンチ席を確保。
すぐ隣は車内売店。売店の人気はプリン。速攻で売り切れていた。

 

 

 

 

 

8時55分、定刻に知床斜里を発車。駅員さんにお見送りして頂く。
さっそく流氷レディによるガイドが始まる。

 

 

 

 

 

すぐに流氷ビューポイント。無いだろう…と思ったら、今日は流氷が接岸してる!
この辺りはスピードを落として運転してくれるので、流氷がじっくり見れる。

 

 

 

 

 

近年この光景を見れる確率は非常に小さくなったとのガイド。

 

 

 

 

 

50年後には流氷は無くなるという説もあるらしい。

 

 

 

 

 

この光景が見れたのは幸運だけど、手放しでは喜べず。

 

 

 

 

 

北浜では停車時間があるので乗客がホームに降りる。ホームには展望台あり。
この辺り流氷はないけど、接岸していたらすごい光景が見れるかも。

 

 

 

 

 

10時ちょうど、終点網走到着。機関車が見れるのはここだけということで、多くの人が先頭車へ。
「ノロッコ」は今年で25周年。ヘッドマークも25周年仕様になっている。

 

 

 

 

 

元々は「極寒体験列車」としてスタートしたこの列車、窓は無かったとか。
今も窓は簡易的にはめ込んで、隙間をテープで塞いでいる(^o^;
とにかく「流氷ノロッコ」、楽しい列車だった。


今日はこれから網走湖に向かう。まずは駅前のワンズレンタカーさんでフィットをレンタル。
8時間借りて2700円。安い!

 

 

 

 

 

網走市街から約15分、網走湖に到着。この時期は「あったか網走」という特設会場がある。
色々な体験メニューがある中、自分の狙いはスノーモービル。
前から一度乗ってみたかった。迷わず最長のツアーロングコース(8km)を選択(4000円)。

 

 

 

 

 

練習コースを1周した後、インストラクターさんに先導され、いざ出発。
うおっ、曲がらない~。見た目とは裏腹にかなり力が必要。
インストラクターさんについていくのがやっとで、景色を楽しむゆとり無し。


休憩ポイントまで来たところで、インストラクターさんから「断続アクセルの方が曲がりやすい」とのアドバイス。

 

 

 

 

 

さっそく断続アクセルで曲がってみると、簡単に曲がれる!かなり思い通りに操れる!
やばい、楽しい。特に時々通る林間コースが超楽しい。

 

 

 

 

 

雄大な網走湖を眺めながら結氷した湖面を疾走。ハマる!あっと言う間に8kmを走り終え帰着。
「スノーモービルの楽しさを知って頂くにはロングコースが一番です」とインストラクターさん。
確かにお試しコースではこの楽しさは味わえなかったかも。楽しかった~。
インストラクターさんにお礼を告げて会場を後にする。

 

 

 

 

 

ポニーによる馬車。かわいい。

 

 

 

 

 

しばらく歩くと、川のほとりでキツネ発見!

 

 

 

 

 

これがキタキツネなのか?

 

 

 

 

 

道東は野生動物の宝庫。

 

 

 

 

 

しかし尻尾の毛が無いように見える。病気でなければいいけど。

 

 

 

 

 

網走湖を後にし、付近を周遊。まずは天都山へ。

 

 

 

 

 

網走の街や網走湖が一望。流氷が接岸してないのが残念。

 

 

 

 

 

しかし、ここも中国人観光客でいっぱい(・・;

 

 

 

 

 

オホーツクの眺めを堪能し、ぶらっと入れる温泉を求めて女満別方面へ。
しかしなかなか見つからず、結局美幌まで来た所で発見。

 

 

 

 

 

峠の湯びほろ。

 

 

 

 

 

絶景ポイントの美幌峠に向かう途中にある。

 

 

 

 

 

まずは軽食コーナーで焼きおにぎりとノンアルビールを注文。

くぅ~ノンアルだけどウマッ(๑´ڡ`๑)


続いて浴室へ。ドーム状の広~い浴室はなかなか圧巻。洗い場もいっぱいある。
体を洗い、自分は露天風呂へ。温泉は茶褐色の湯でナトリウム-塩化物泉。
源泉掛け流しではないけど、消毒用塩素臭がすることもなく源泉の良さは充分味わえる。
塀に囲まれているので景色は見えないながら、人も少なく開放感満点。
偶然見つけた温泉だけど、なかなか当たりだった。

<峠の湯びほろ>★★★★☆
泉質:B 眺め:B 癒し:A コスパ:A
広い浴室と茶褐色の湯はリラックス効果満点。露天風呂は小さいので混雑時は内湯の方がいいかも。
入浴料500円。シャンプー・ボディソープ備え付けあり。

さっぱりして美幌を後にする。

時間がまだあるので、尾白鷲を求めて能取湖へ。

 

 

 

 

 

結氷している能取湖に到着。しかし鷲の姿は無し。

 

 

 

 

 

そのまま能取岬へ。流氷は依然として沖に「停泊」中。

 

 

 

 

 

能取岬に到着。外へ出ると、寒----い!
寒い中バードクエスト。鷲がいる根拠があって来た訳ではないけど、やはりいない。

 

 

 

 

 

付近の林も探索してみるも、やはり鷲の姿は無し。残念。尾白鷲は見れなかった。
後ろ髪を引かれる思いで、網走駅へ戻る。
レンタカーを返却すると、何と150kmも走っていた。さすが北海道。

 

 

 

 

 

18時27分発の釧路行きに乗車し、今度は本当のビールタイム。

 

 

 

 

 

やはりクルマだとこうはいかないので。ああ美味い。

 

 

 

 

 

19時12分、知床斜里到着。
今日もグランティアの温泉を満喫し就寝。
尾白鷲は心残りだけど、スノーモービルは楽しかった。キタキツネも見れたし。

 

 

 

 

しかし楽しい道東も今日で最終日。明日は札幌へ。

 

 

 

 

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2015 冬の道東ぶらり紀行⑧【「DL冬の湿原号」乗車…のはずが】

2015年03月09日 21時57分00秒 | 鉄道旅

2015年2月23日

 

 

 

 

 

朝起きると、窓の外には雄大な海別岳。

 

 

 

 

 

視線を右に移すと、こちらも雄大な斜里岳。

そして眼下には知床斜里駅。

 

 

 

 

 

マウンテンビュー+JRビューはたまらない。

 

 

 

 

 

今度は視線を左へ。何か神々しさを感じる知床連山。

それにしても、駅前ホテルの部屋からこれだけの迫力の景色。
この景色が見たくて「ルートイングランティア知床斜里駅前」をチョイス。見れて良かった。

 

さて今日は予定が特に決まっていない空白の1日。

 

 

 

 

 

流氷が接岸してれば流氷観賞と思ったけど、南風で流氷は沖合へ。
そこで「DL冬の湿原号」で湿原エリアに戻ろう…と言う訳で、知床斜里駅で「DL」の指定券を購入。
とはいっても、道東フリーパスなので無料。

 

 

 

 

 

10時58分発の「快速しれとこ」釧路行きに乗車。今日も車内は中国人観光客で満席。
そこで今日も運転席後ろの「展望デッキ」へ。

 

 

 

 

 

何か、座席よりこちらの方が落ち着くようになってきた。
今日もカメラ片手の中国の方が、入れ替わり立ち代わりデッキに写真を撮りに来られる。


途中の川湯温泉で運転士さんが突然車内放送。「標茶からの『DL』は車両故障で運休です」


なにー!昨日の「オホーツク6号」に続きまた車両故障?どうしちゃったの?
事故防止の為に運行基準を厳しくしているのだと思うけど、やはり運休は痛い。

 

 

 

 

 

12時27分、標茶に到着。

 

 

 

 

 

やはり「DL」は運休。ガックリ。

 

 

 

 

 

そこで、まずは昨日まで宿泊していた「テレーノ気仙」に出向く。お目当てはもちろんラムサフォーク。
さっそくラムステーキ重を注文すると、料理長不在でできないとのこと。うわっ、全て裏目。
そこへ「ラムバーグならできますよ」の救いの一言があり即決。助かった。

 

 

 

 

 

ラムバーグ定食。ラム独特の風味は残ったままで、すごくやわらかくて美味しい。
標茶まで来た甲斐があった。あのかわいい羊に感謝して完食。

 

 

 

 

 

標茶駅に戻り、15時4分発の釧路行きに乗るか網走行きに乗るか思案。
今日はもう斜里に戻って温泉入ることにして、網走行き乗車に決定。

 

 

 

 

 

15時4分発の網走行き到着。今度は後方の「展望デッキ」へ。

 

 

 

 

 

 

雪が降ってれば雪を巻き上げる光景が見れたかも。あいにく今日は春のような天気。
春の気候に誘われてか、摩周付近ではキツネを目撃。

 

 

 

 

 

川湯温泉で席が空いたので久々に着席。長時間立っていたせいか、腰が痛い。

 

 

 

 

 

16時31分、知床斜里に到着。
ちょうど夕日がきれいそうなので、斜里の街をブラブラ歩いてみる。

 

 

 

 

 

斜里岳。

 

 

 

 

 

こちらは海別岳。曇りなのでコントラストがイマイチ。

 

 

 

 

 

斜里の海岸。流氷の居残りである沿岸定着氷が多く残っている。
一面流氷なんて、もうよほど運が良くないと見れない光景になりつつある。

 

 

 

 

 

早くも日没。寒くなってきたところでホテルに戻る。
今日は露天風呂2時間コース。本当にいい湯だ。しかし今日は冴えない1日だった。

 

 

 

 

 

            

明日は「流氷ノロッコ」で網走湖へ。

 

 



 

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2015 冬の道東ぶらり紀行⑦【流氷砕氷船「おーろら」】

2015年03月08日 21時33分00秒 | 鉄道旅

2015年2月22日

 

 

 

 

 

今日も静かな標茶の朝。気温-5℃。昨日より10℃も高く寒さが続かない。やはり暖冬。

 

 

 

 

 

朝風呂を堪能し、部屋に戻ると今日も羊が出現。

 

 

 

 

 

ぬいぐるみのような体。かわいい♡

 

 

 

 

 

午前9時30分、ホテルテレーノ気仙をチェックアウト。
静かな環境と源泉掛け流しモール泉。いいホテルだった。


精算時に羊のことを聞いてみると、何とこちらで食用として飼われているとのこと。
ホテルのレストランで食べれる「ラムサフォーク」とはあの羊だったのか。
「お食べにならなかった?まあ残念」と受付の方。あ~失敗した。食べればよかった。すごく後悔。
「お昼も食べれますからね」とおっしゃられていた。今日は無理だけど、明日以降食べにくるか。
しかし、あのぬいぐるみのようにかわいい羊が。ちょっと複雑な心境。

 

 

 

 

 

標茶駅に行くと、昨日の夜いた「駅前猫」が、今日も「エサくれ」と言わんばかりに走り寄ってきた。
昨日と同じく自分の周りをグルグル旋回。
ちょっとかわいくなってしまったので、持っていたあたりめを少しだけあげるとどこかに走り去っていって気まぐれキャットショー終了。
自由奔放と言うか、傍若無人と言うか、あっけにとられて苦笑。

 

 

 

 

 

 

9時57分発の網走行に乗車。今日は湿原エリアを離れ、網走の流氷エリアへ向かう。
列車は6分程遅れてきた。運転士さんが「鹿がすごくて」と駅員さんに話していた。鹿遅延だったらしい。
車内は今日も中国人観光客で満席。

 

 

 

 

 

そこで運転席後ろの「展望デッキ」へ。やっぱり席よりこっちの方が落ち着くな。
ただし運転や乗降の妨げにならないように気を付ける。
中国の方も入れ替わり立ち代わりカメラを持ってデッキに来る。

 

 

 

 

 

川湯温泉を発車すると、ここから険しい峠越え。
川湯温泉-緑間は、釧網本線の中でも最も本数が少ない区間。暖冬とは言っても、この区間は非常に雪深い。

 

 

 

 

 

10時58分、緑に到着。一旦ここで下車し温泉に寄り道。

 

 

 

 

 

緑駅から徒歩約3分の緑の湯へ。
こじんまりした温泉ながら、源泉掛け流しで露天風呂まである本格派。

 

さっそく体を洗い露天風呂へ。
泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉。掛け流しでぬるめのお湯は硫化水素臭がする。
この日は入浴客も少なめで、雪に囲まれた露天風呂はとても静か。
ぬるめなので半永久的に入っていられそうな気持ち良さ。
次の列車まで1時間なので、残念ながらあまり長湯はできず。50分コースで切り上げ。
ああ、もっと入っていたい。

<緑の湯>★★★★★
泉質:A 眺め:C 癒し:A コスパ:A
緑という場所柄か、とてものどかで落ち着いた雰囲気。列車待ちではもったいなかった。
ここ目的で来てもいいくらい。とてもいい温泉だった。
料金何と390円でシャンプー・ボディソープ備え付けあり。リターン式コインロッカーもあって安心。

 

 

 

 

 

12時7分発、折り返し網走行きとなるキハ40が到着。

 

 

 

 

 

この緑始発は空いてておすすめ。
今日のように釧路発が混んでる場合は、この緑乗り換えはなかなかいい手だと思う。温泉にも入れるし。

 

 

 

 

 

やがて右手に山が見えてきた。確か海別岳。うおっ、メチャきれい。

 

 

 

 

 

そして知床斜里を過ぎると、キターッ、流氷!
一面ビッシリ…とはいかないけど、何とか沖の方に残ってくれている。流氷見るの20年振り。

 

 

 

 

 

網走の漁港内には残存している流氷がいっぱい。それにしても、釧網本線の景色は本当にいい。

 

 

 

 

 

13時24分、網走到着。着いた~。しかし、何か違和感が。
1番線に停車しているはずの「オホーツク6号」がいない。そして改札口は大行列。
どうも「『オホーツク6号」が車両故障で運休らしい。
その分、後発の「流氷特急オホーツクの風」を増結して運行するようだけど、乗り切れるのか?


行きの「スーパーおおぞら」もそうだったけど、どうも車両故障が多い。
事故防止の為に点検に力を入れてくれている結果だと思うけど、長距離列車の運休は痛い。
ごった返す網走駅を出て、バスに乗り換える。
しかし異様な暖かさ。気温5℃位ありそう。雪が解けて歩道はベシャベシャ。

 

 

 

 

 

やって来たのは道の駅網走。これから「流氷観光砕氷船おーろら」の5便に乗船する。
南風で流氷は沖へ行きつつあるけど、何とか今日は「流氷あり」でいけそう。

 

 

 

 

 

時間があるので、2階のフードコート「キネマ館」で昼食。かに丼を頂く。意外に安い600円。
網走地ビールも合わせて、ああ美味い。海を眺めながらしばしのくつろぎ。

 

 

 

 

 

そしていよいよ乗船。それにしてもすごい人。人ごみ苦手の自分には少々きつい。
そして例により中国人観光客がいっぱい。日本人より多い。

 

 

 

 

 

先に「おーろら2」が出航。2隻が満員御礼の大盛況。

 

 

 

 

 

船周りはカモメが多い。突然一羽のカモメが甲板に降り立った。

 

 

 

 

 

目立ちたがりのカモメ?大勢から写真を撮られて大人気。

 

 

 

 

 

15時30分、いよいよ出航!

 

 

 

 

 

たくさんのカモメが船についてくる。
そして先ほどまでの暖かさはどこへやら。寒い!海上はやばい寒さ。
しかし、船室に入っては砕氷船の迫力は伝わらない。デッキで耐える。

 

 

 

 

 

第一陣のプチ流氷帯。これは難なくクリア。

 

 

 

 

 

そして船が減速して、いよいよ流氷本体へ突入!

 

 

 

 

 

大きな流氷にぶつかると「ドーン」という衝撃が伝わってくる。なかなかの迫力。

 

 

 

 

 

 

大小様々な流氷の中を突き進む。はるか遠くのアムール川から流れ着く流氷。何かロマンを感じる。
しかし流氷の面積は年々減少の一途と聞く。オホーツク海一面ビッシリが本来の姿。
「流氷見れた~」と浮かれてばかりもいられない、複雑な心境。

 

 

 

 

 

寒さに耐え切れず、風裏の後方デッキに移動。

 

 

 

 

 

ここでUターン。帰路につく。

 

 

 

 

 

減少したとは言え、やはり流氷はきれい。また見れる事を願いつつ、流氷エリアを抜ける。

 

 

 

 

 

一気にスピードを上げて港へ向かう。

 

 

 

 

 

すっかり陽が傾いて、寒い。

 

 

 

 

 

「おーろら」が通ると、流氷硝子館の方々が手を振ってくれる。
16時30分、港に帰着。流氷はきれいだったけど、人の多さに疲れた。
時間があるので、歩いて網走駅へ。

 

 

 

 

 

しかし雪が降らない。道東地方は異様な暖かさと暴風雪の繰り返し。
そして明日の天気予報は、何と雨!異常事態だ。

 

 

 

 

 

18時27分発の釧路行きに乗車。これから今日の宿に向かう。

 

 

 

 

 

19時13分、知床斜里に到着。ここで下車。

 

 

 

 

 


今日から3泊お世話になるのは、駅前にそびえ立つ「ルートイングランティア知床斜里駅前」。
以前宿泊して以来、部屋からの景色と温泉の良さですっかりリピーター。
さっそく温泉へ。茶褐色のナトリウム-塩化物泉が源泉掛け流し。独特のいい匂いがする。
それほど大きくないけど露天風呂まであり、90分コースで満喫。

 

 

 

 

 

今日も風呂上りのビールを飲んで就寝。静かな斜里の夜景はとてもきれい。

 

 

 

 

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2015 冬の道東ぶらり紀行⑥【塘路湖ワカサギチャレンジ】

2015年03月06日 22時36分00秒 | 釣り旅

2015年2月21日

 

 

 

 

 

午前6時起床。標茶の静かな朝。
部屋の窓は凍り付いて開かない。どうにかバコッと開けると、寒い!
気温-15℃。これでも平年より高いようだけど。

 

 

 

 

 

外には霧氷ができている。

 

 

 

 

 

氷の芸術。超きれい。
温泉に行くと、すでに大勢の外来入浴の方がいらしてる。
テレーノ気仙は朝5時30分から営業してますので。
凍てつく空気の中で入る露天風呂。最高!タオルがカチカチに凍る。

 

 

 

 

 

部屋に戻ると、窓の外に羊が出現。

 

 

 

 

 

 

鹿もかわいいけど、羊もかわいい。
身支度を整えて標茶駅に向かう。やはり寒い!
異例の暖かい日が続いていたけど、昨日の夜から寒くなってきて今朝がピークっぽい。

 

 

 

 

 

9時5分発の釧路行に乗車。車内は今日も中国人観光客でいっぱい。
満席なので運転席後ろのデッキへ。キハ54の前方デッキは展望席と言っても過言ではない。
席に座るより、「鉄」の自分にはこっちの方がいいかも。


展望を楽しんでいると、茅沼の少し手前で前方に怪しい影。運転士さん警笛を鳴らして減速する。

 

 

 

 

 

もちろんエゾシカ。警笛を聞くと、客席から乗客が速攻でデッキに集ってくる。
線路上は除雪されて雪が少ない上に人も来ないだろうから、鹿にとっては居心地のいい場所なのかも。

 

 

 

 

 

警笛を鳴らされると、鹿は線路上を逃げる。これもよく見る光景。
横に逃げてくれればいいんだけど、追われるとまっすぐ逃げる習性らしい。
野生の生き物だから当たり前か。運転士さんと鹿は大変だけど、見てると楽しくなってしまう…。

 

 

 

 

 

9時28分、塘路で下車。ここから寒い中を歩く。

 

 

 

 

 

結氷した塘路湖が見えてきた。

 

 

 

 

 

約20分で「レイクサイドとうろ」に到着。こちらでやるのは、もちろん氷上ワカサギ釣り。
体験メニューとして、釣り券・道具一式付いて2500円でできる。ただし予約が必要。
手ぶらでOK。氷に穴もあけて頂ける。さらに釣れたワカサギは唐揚げにしてくれるというのでテンション⤴。至れり尽くせり。
準備を整えて湖上へ。

 

 

 

 

 

天気いい~。風も無いし絶好の釣り日和。寒いけど。

 

 

 

 

 

さっそく氷の穴から仕掛け投入。エサは紅サシ。
今年の初釣りはバスでもシーバスでもない、氷上ワカサギ。新鮮。


時折上下に動かして誘う。…しかし、ウンともスンとも言わない。周りも釣れてない。
ワカサギってすぐ釣れるのかと思ったら、そう甘くはなかった。まさかノーフィッシュ?唐揚げが遠のいていく。


釣り開始から1時間が経過した頃、竿先がピクピクっと動いた。
「きたーっ」と仕掛けを上げると、ついに5cm位のワカサギゲット!

 

 

 

 

 

 

感無量。銀ピカの魚体にかわいい顔。5cmの魚でこんなに興奮するとは思わなかった。

 

 

 

 

 

落ち着いたところでビールタイム。雄大な景色を眺めながら氷上でビール。最高!

 

 

 

 

 

しばらくすると「ビヨーッ」という汽笛と共に湖畔をSLが通過。いい風景。
12時を過ぎた頃、再びバイト!

 

 

 

 

 

これはちょっと大きい。10cmオーバー。そして何とまたバイト!

 

 

 

 

 

3匹目。ついに群れが周ってきたか。時合到来。

 

 

 

 

 

4匹目。ルアー釣りで言うワンキャストワンバイト状態。

 

 

 

 

 

ついに5匹目。まだまだいけそう。しかし次のキャストから異変が。
ピクピクっとバイトがくるも乗らない。ショートバイトの嵐。どうしちゃったのか?


やがてショートバイトも無くなり、まったくのノーバイトに。1時間位で時合終了。あ~あ。
沖の方から引き上げてくる方の中には「50匹」何て言ってる方もいた。やはり上手い人は釣っている。


14時頃、風が出てきた。風が吹くと寒さがやばい。
体感温度の低下と共に集中力も切れてきて、15時ストップフィッシング。

 

 

 

 

 


結局5匹で終了。ワカサギの釣果とは思えない。完敗。
しかしここからは唐揚げタイム。食べるのがかわいそうなくらいかわいい姿をしているけど、ありがたく頂きます。

 

 

 

 

 

自分のような貧果の人には増量サービスして頂ける。
さっそく食べてみると、メチャメチャ美味しい。ワカサギってこんな美味しかったのか。ビールもグビグビ。
自然の恵みに感謝して完食。

 

 

 

 

 

塘路湖を後にする。

氷上ワカサギ釣り、難しいけど楽しかった。ハマリそう。これで2500円は安い。


駅へ向かっていると、「サルボ展望台」という案内標識を発見。ちょっと寄り道。
途中から登山道になる。これはちょっとひるむな。
しかも木道が通行禁止となっており、迂回コースを通らなければならない。
コースと言っても、ほとんどケモノ道。熊出ないだろうな?

 

 

 

 

 

登山道に入ると、やはりエゾシカがいた!

 

 

 

 

 

親仔と思われる。あまり脅かさないように通り過ぎる。

 

 

 

 

 

こっちにもいた。こちらも親仔。

 

 

 

 

 

 

厳しい自然の中で生きているエゾシカ。
数が増えていることが問題視されており、食用にするなりしてうまく共存できればいいんだけど。
しかし本当にかわいいな(*´Д`)

 

 

 

 

 

途中から道なき道を進み、ついにサルボ展望台到着。

 

 

 

 

 

塘路湖を一望。きれい~。

 

 

 

 

 

やがて日没の時間となり、地平線に夕日が沈む。
美しい景色と野生動物。釧網本線で通過する以外、初めて訪れた釧路湿原。
安っぽい言葉だけど、本当にいい所。今まで来なかったのが悔やまれる。

 

 

 

 

 

サンセットを見届けて下山。再び迂回路のケモノ道を通る。熊が怖い。無事に下りれるか。
早足で下りること約15分、ようやく下山して国道391号線に辿り着く。あ~良かった。マジで怖かった。
怖いと思ったら引き返す勇気も必要。冬眠中とは言え暖冬だし。実際に事故も起こってる。

 

 

 

 

 

湿原に佇む塘路駅まで戻ってきた。

 

 

 

 

 

18時12分発の摩周行きに乗車。網走行きに比べると摩周行きは空いている。

 

 

 

 

 

標茶に到着。駅を出ると1匹の猫が近付いてきた。

 

 

 

 

 

この猫「エサくれ」と言わんばかりに通行人に走り寄る。
自分が立ち止ると、自分の周りをグルグルと周り始めた。

 

 

 

 

 

かと思うと、突然お座りしてゴロニャーンとリラックス。猫は本当に気まぐれ。
気まぐれキャットショーを見届け、ホテルテレーノ気仙に戻る。
今日も露天風呂でモール泉を堪能し、風呂上りのビールを飲んで就寝。ワカサギは本当に美味しかった。

 

 

 

 

 

標茶の夜は今日も静か。明日は網走へ。

 

 

 

 

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2015 冬の道東ぶらり紀行⑤【「えもん丼」は遠かった…】

2015年03月05日 21時17分00秒 | 鉄道旅

2015年2月20日

 

 

 

 

 

薄晴れの釧路。
今日は厚岸に行って牡蠣を食べるので、朝食は程々でセーブ。

 

 

 

 

 

午前10時30分、釧路ロイヤルインをチェックアウト。
設備の古さを感じるところもあったけど、以前と変わらぬ快適な宿泊だった。
料金もリーズナブルだし、特に朝食が美味しい。

 

 

 

 

 

 

11時13分発、快速「ノサップ」に乗車。隣のホームは今日もSLで大盛況。
花咲線も別保を過ぎるとエゾシカ多数。運転士さん大変。

 

 

 

 

 

厚岸で下車。向かうのは、丘の上に建つあの建物。

 

 

 

 

 

厚岸味覚ターミナル コンキリエ。
レストラン「エスカル」で数量限定の「えもん丼」を食べに来た。
牡蠣大好き人間の自分にはたまらない。あ~楽しみ。さっそく店内へ。
しかし、入口に記されていたのは・・・

 

 

 

 

 

本日分 完食?!

マジか?まだ開店して1時間じゃん。あ~テンションだだ下がり。
しかしエスカルには牡蠣メニューが多数あるので、その中から「牡蠣弁天島丼」を注文。牡蠣天の上にいくら。

 

 

 

 

 

美味しかった…けど、えもん丼に未練。
今度は開店と同時に来る…って、次来れるの何年後だ?

 

 

 

 

 

 

その後、駅前の「浜のれん」さんで焼き牡蠣を食して牡蠣を堪能。
13時29分発の列車に乗り釧路に戻る。

 

 

 

 

 

約90分の長~い乗り継ぎ時間が経過し、16時5分発の釧網本線網走行に乗車。

 

 

 

 

 

釧路を後にして、標茶へ。
夕暮れの釧路湿原を進む。すると、やはり細岡付近はエゾシカがわんさか。

 

 

 

 

 

運転士さん止むを得ず減速し頻繁に警笛を鳴らす。

 

 

 

 

 

 
 

運転士さん大変だけど、シカかわいいな(*´Д`)

 

 

 

 

エゾシカエリアを抜けて、夕暮れの湿原をひた走る。夕日が沈む雪の湿原。メッチャきれい。
16時50分、茅沼に到着。すると、いた!急遽下車。

 

 

 

 

 

華麗な姿のタンチョウ。今日は数が多い。

 

 

 

 

 

 

突然鳴き声が上がった。大きくて力強い。初めて聞いた。

 

 

 

 

 

 

そして辺りが暗くなると、羽を広げて飛び立っていった。
寒さを忘れて見入ってしまった。我に返ると、手が冷たいと言うより痛い。

 

 

 

 

 

見上げれば、空には宵の明星(?)と月。美しい湿原の夕暮れ。

 

 

 

 

 

6分程遅れてきた18時20分発 摩周行きに乗車。体がヒエヒエ。

 

 

 

 

 

18時42分、標茶で下車。
ここから徒歩約15分、今日から2泊お世話になる「ホテルテレーノ気仙」に到着。

 

 

 

 

 

ルルラン温泉と言われるモール泉があるホテル。もちろん黒湯。
さっそく温泉へ。21時まで外来入浴をやっているので、結構混んでる。
体を洗い露天風呂へ。広い岩風呂の露天。もちろん源泉掛け流し。コーヒーのような色の湯。
独特のいい匂いがする。泉質はナトリウム-塩化物泉。ヌルヌル感あり。飲泉も可能。
これはいい湯だ。冬の道東らしい冷たい空気と相まって最高に気持ちいい。
満天の星空を眺めながら2時間コースで堪能させて頂きました。タンチョウ観賞で冷えた体もポカポカ。

 



 

 

<テレーノ気仙>★★★★★

泉質:A 眺め:B 癒し:A コスパ:A

やはり泉質が最高。そのせいか地元の方がじゃんじゃん入りにいらっしゃる。

近所にこんないい温泉がある標茶町民が羨ましい。

入浴料500円。ボディソープ備え付けあり。ただしシャンプーは無し。

朝風呂は5時30分から営業。すごい。

 

 

 

 

いい温泉のあとは風呂上りのビールがグビグビ進む。

標茶の夜は更けてとても静か。明日は塘路湖へ。

 

 

 

 

 

コメント
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