2020年3月20日<2>
長坂の定食屋さんを出て長坂駅へダッシュ。列車の時間まであと8分。
13時8分の列車に乗り甲府から「かいじ32号」に乗り継ぐ予定。しかし強風でダイヤはかなり乱れてる模様。果たしてまともに帰れるのか?
13時7分、長坂駅到着。ギリギリセーフ。しかし予想通り列車は来ない。あ~あ、何分遅れてくるのだろうか。
と思っていたら13時15分、普通甲府行き到着。結局8分遅れで発車。これくらいの遅れなら全然OK。3両編成の車内は行き同様オールロングシートの3000番台。しかも結構混んでいて景色は見にくい。しかたなく眠る。
竜王までは快調に来たものの、ここで抑止。竜王-甲府間で強風による徐行運転を行っているとのこと。「信号が変わり次第発車するので車内でお待ち下さい」との案内放送。どうやら長時間抑止コースではないようで一安心。
10分ほど経過し「間もなく発車」の案内が流れ竜王をゆっくり発車。徐行で進む。
13時53分頃、甲府到着。元々のダイヤに余裕があったのか、遅れて来た上に抑止されていたにしては最終的に遅れは数分。まあ良かった。
引き込み線には臨時「かいじ」用と思われるE257系の姿。ホーム入線後に急遽運休になった「かいじ70号」に充当されていた編成だろうか。
さてここから先、甲府以東のダイヤは予想通り大幅に乱れているようで、甲府駅は人で溢れてる。先ほど乗ってきた甲府行きが接続予定の普通高尾行きは1時間遅れとのこと。後発の「あずさ30号」が先に発車していった。
乗車予定の「かいじ32号」は高尾行きのあとに発車するとのこと。トホホ…。
突然「ビューやまなし」の215系が出現。サボは「回送」。長坂で待ってたのに全然来ないと思ってたら、やはり途中で打ち切りとなったのか。八ヶ岳をバックに先週のリベンジをしたかったのに。無念。
2番線にようやく普通高尾行きが到着して、予定通り1時間遅れの14時50分頃発車していった。
そう言えば、甲府駅の発車メロディが上下線とも変更になってもう10年くらいか。曲名はわからないながら、以前のメロディを聴くと「ああ甲府だ」って感じがしたんだけど、現在の2番線は「ジュピターB」。自分には未だに馴染まない。あのメロディが懐かしい。
14時52分、ようやく「かいじ32号」入線。なんとか無事に運行されるようで良かった。
ホームにジュピターBが流れ、自分は10号車に乗車。そして25分遅れの14時55分、甲府を発車。10号車の車内は空いている。乗車率10%くらいか。
3連休初日の上り列車ということを差し引いても空き過ぎ。あの東海道・山陽新幹線「のぞみ」がガラガラだというから、コロナウイルスの影響はかなり深刻。
とりあえず甲府駅で買っておいた缶ビールでビールタイム。やはり列車の旅はこれがたまらない。
そして空いているせいが車内販売が何度も来る。自由席があった時代は「混雑により自由席にはワゴンサービスがお伺いできません」なんてのがザラだったけど、今後は座席未指定客がデッキ・通路に溢れるようになるのか?その前にまずウイルスが収束しないと。
しかし中央線は車内販売が継続されているだけありがたい。ただし以前はあった弁当の販売は無くなっている。
甲府盆地を取り囲む山の向こうに見える富士山。それにしてもいい天気。空の青と富士山の白のコントラストがきれい。こんな早く帰るのはもったいなかった。まあでも強風でいつ抑止になるかわからないし。
15時30分、富士急の車両が見えて大月到着。いつもならここでもドバーッと乗ってくるけど、やはり今日は少ない。大月からの乗客を入れても乗車率30%程という感じ。
絶景スポットの新桂川橋梁を渡ります。川を見るとやはり釣りしたくなる。
そろそろ釣りシーズンだけど、コロナウイルスがこのままの状況だと大会も中止になりそうだし、緊急事態宣言なんて出たら釣りどころではないし、とにかく楽観することなく今は耐えるしかなさそう。
上野原を通過すると相模湖上流域、通称島田湖が見えてくる。ウイルスを甘く見てはいけないけど、あ~やっぱり早く釣りしたい。
甲府発車後は強風の影響を受けること無く、列車は高尾を通過。一気に市街地の景色に変わる。そして「間もなく八王子」の案内放送。結局遅れが拡大することは無く甲府発車時同様25分遅れで到着見込み。
16時ちょうどに八王子到着。ここで下車。あ~帰ってきた。強風遅延でまともに帰れるか心配だったけど、無事に帰ってこれて一安心。
「かいじ32号」新宿へ向けて25分遅れで発車。
強風の影響で踏んだり蹴ったりではあったけど、なんとか楽しめた週末チョコっと旅。
それにしても、乗客の少なさはやはり異常事態を感じずにはいられない。早くウイルスが収束していつもの風景が戻りますように。