2020年12月28日
愛媛県の八幡浜で迎える朝。午前7時起床。
昨夜の雨の名残りで怪しい空ながら、今日は晴れ予報。今日なんとしても1匹釣りたい。
10時にホテルを出て、昨日偶然見つけた伊方港のポイントへ。まずはこちらのきくち釣具に寄り、昼の部エサ釣り用にオキアミを購入。
こちらの釣具店、かなり充実の品揃え。会計の際ご主人に伊方港のルアー釣り事情をお聞きすると、さすがに寒さで難しくなってきたけど、ベイト次第です、とのこと。
ベイトがいればチャンスはありそう。昨日のイワシがまだいてくれればチャンス大。
10時30分、伊方港に到着。空はすっかり晴れて風がそこそこ強い。そして水の中を覗き込むと、今日もギラギラしている!
写真ではわかりにくいけど、大量のイワシがまだいる。これは期待大。
試しにレンジバイブを投げてみるも、やはりこの真っ昼間ではバイトなし。そこで購入してきたオキアミを垂らしたら、これもノーバイト。夕方勝負でまた来ることにし、付近のポイント探索しにクルマを走らせ、まずほ国道197号、通称佐田岬メロディラインを西に進み三崎港へ。
この佐田岬メロディライン、特に狙った訳ではないけど、あまりの景色の良さにビックリ(@@)
かなり高い所を通っていて、海が一望できる絶景ロード。左には宇和海。
西に向かって細長く伸びる日本一長い半島、佐田岬半島を貫く。
そして30分ほどで三崎港に到着。しばらく観察するも生命感は無い。試しにオキアミを垂らしてみるもノーバイト。この場所を見切りさらに西へ。ここからは道が狭くなり行き違いが大変だけど、左右に海が見渡せるよりいっそうの絶景ロード。既に釣りそっちのけ。冒険気分で佐田岬を目指す。
こちらは右側の瀬戸内海。この時間、宇和海は逆光ながら瀬戸内海は順光になるので海の碧さが際立つ。
西に向いた風車が立ち並ぶ。今日は風が強めなのでグイングイン回って発電してる。
碧い海の向こうに見えるのは九州。おお、こう見るとなにか九州が神秘の大地に見える。
そして佐田岬半島の突端、佐田岬駐車場に到着。眼前に広がる九州の眺め。本当に目と鼻の先に感じる近さ。ここから岬に到達するには2km弱を徒歩で行かねばならないけど、さすがにこの距離を歩く気力は無し。
紅葉と碧い海の対比が美しい佐田岬の眺め。この景色で自分は十分満足。岬まで歩くことなく折り返し、本業の釣りポイント探しに戻る。
辿り着いたのは佐田岬漁港。風ビュービュー。一応オキアミを垂らすも、強風で何やってるかわからず。すぐに見切ってまた移動。
太陽が西へ傾いてきて今度は宇和海が順光に。釣りポイントは見つけられないけど、この佐田岬半島、どこ行っても絶景。
三崎港まで戻ってくると、ちょうどフェリーが到着。国道九四フェリー。三崎港と大分の佐賀関港を約70分で結ぶ。ここまで来ると九州は本当に目と鼻の先。
めぼしい釣りポイントを見つけられないまま、16時過ぎに伊方港に戻ってきた。結局ドライブしてきただけだった。しかし絶景の連続でいいもの見せてもらった。
ここからは夕マズメゴールデンタイム。まだイワシはいてくれてるだろうか?
水中を見ると依然としてギラギラ。まだいてくれた。大チャンス。ルアーターゲットが回ってくるまではエサ釣りしてようとオキアミ投入。しかし沖の表層・ボトムと探るもノーバイト。意外に何もいないのか?
今度は岸際の表層・ボトムと探ると、いた!岸際のボトムで何かがバイト!結構引く。何だ?
上がってきたのはデカいベラ。25cmくらいある。とにかく今遠征初フィッシュ。丸ボーズ回避で一安心。
空には満月。今日は大潮で満潮は18時頃という夕まずめ狙いには絶好の潮回り。
薄暗くなってきたところで水面に無数の波紋。何やら水の中がざわつき始めた。そして次の瞬間、イワシが一斉に岸壁にアタックする異様な光景!これはついにフィッシュイーターが回ってきた!イワシが追われてる。
慌ててレンジバイブを投入しルアータイムスタート。頻繁にモジリが出てイワシが岸壁にアタック。めっちゃ興奮。アドレナリンMAX。
しかしバイトは無い。ローリングベイトやビーフリーズをローテーションさせるも喰わない。これだけの状況なのに(*_*)
再びレンジバイブに戻すと、ついに「ゴンッ」と明確なバイト!しかし乗らない!あ〜マジか?貴重なバイトなのに。そのままレンジバイブを岸際まで引いてくると、何かがルアーの後ろから襲いかかるのが見える!またきた!しかし空振り。クソッ、ちゃんと喰え。
そしてこのできごとを最後にモジリは無くなり、どうやら時合終了。あ〜完全にチャンス逃した。
あの1チャンスで見えた魚体はサワラのようだった。サワラの群れが回ってきてたと思われ、あれを捕れてたら雄叫びものだったけど。ガックリ。
第二陣が回ってくることを願いながら、オキアミタイムにチェンジ。するとすぐにバイト!
小さなカサゴ。これを皮切りにベラとカサゴの入れ喰いタイムに突入。楽しいけど、大きいの釣りたい。しかしルアーターゲットの再訪は無し。やはり時合はそう何度もこない。
完全に日が暮れたところで、今までと違う感触のバイト!何だ?結構デカそう。
そして水面に上がってきたのはニョロニョロ系の意外な姿。まさかウナギ?
ちょうど通りかかったオジサンに声をかけられる。
オジサン「何釣れたの?」
自分「これウナギですかね?」
オジサン「あ〜これはアナゴだね」
自分「自分は食べないんですけど、いります?」
オジサン「残念、ちょうどこれから出かけるとこで…」
という訳で食べると美味しいアナゴながらリリース。しかし初めてアナゴ釣った。予想外の嬉しいゲストフィッシュ。
かわいい顔だった(;´Д`)
続いての魚はまた見慣れない姿。ナマズみたいな顔。この方は誰?グーグルレンズにかけてみると、その正体はゴンズイ。ヒレに強力な毒があるとのことで速攻でリリース。
手で触らないでよかった(・・;)
次のゲストはネンブツダイ。色々釣れるな〜。楽しいけど、結局ルアーチャンスはその後訪れず、あの1回だけだった。
最後にまたゴンズイが釣れたところでオキアミが無くなり、19時15分ストップフィッシング。
ゴンズイさんには速攻で海にお帰り頂く(^_^;)
サワラは逃したけど、代わりにまさかのアナゴ。そして初めて見た恐怖のゴンズイ。楽しい満月の夜だった。
ホテルに戻り、今日も温泉入ってビール飲んで就寝。
30日からは大荒れの天気予報。明日29日が早くもラストチャンスの気配。なんとかルアーで1匹を。zzz…。