2011年9月11日
NBCチャプター長野･野尻湖第5戦（今期最終戦）に出場。
自分にとって秋の野尻湖戦はまさに鬼門。
昨年同時期のこの大会もノンキーしか釣れずノーフィッシュ。
今回の目標は25cmキーパー1匹ウェイイン！
9月10日は少し遅れて8時30分からプラ開始。プラのテーマは浮いているスモールをいかに獲るか。
しかしやはり甘くはなくライトキャロ・シャッドキャロ・ダウンショットなどで探るもまったくノーバイト。
唯一スモラバのスイミングで3バイト得たもののいずれも乗らず。魚が小さいのか食いが浅いのか？
ある程度覚悟してましたがプラはノーフィッシュに終わる。
この日は妙高の常宿に泊まり、温泉に浸かりながら明日の戦略を再考。やっぱりスモラバメインか…。
そして11日のチャプター当日は朝4時起床。朝温泉の後に出動。
そして夜明けの野尻湖に到着。
出航前に野尻湖マリーナのおじさんから「結構ボトムで釣れてるよ」とのアドバイスを頂く。
そう言えばこの時期のスモールは浮いていると決め付けていたような…。
中層・ボトム両にらみで7時15分頃最終フライトで出航。なぜか今年は最終フライトばかりだな。
まずはシースピ前の8mラインから。周りはポツポツ釣れているも自分にはバイト無し。
9時30分この場所を諦め砂間ヶ崎へ。スモラバ以外にも試しますがやはりノーバイト。周りも釣れてない。
11時過ぎ、意を決して菅川へ移動。他と違いここでは周りの選手のヒットシーンをやたらと目にする。バスはいるらしい。しかし自分には依然バイト無し。
スモール戦ではすぐ近くで連発なのに自分にはまったくバイト無し…という場面によく遭遇する。今が正にその時。やばい、心が折れそう。
終了1時間前の12時。
周りの状況と自分が一番自身が持てるルアーという事で、8mラインでのスモラバズル引きに残り時間を託す。
ふと水面を見るとセミが溺れてる。高滝湖に続きまたも試合中にセミを救出。
セミ救出中にボートが5mラインまで流されてたけど、気にせず（半ばヤケクソ）そのまま釣る。
時計は12時30分。さすがにもう無理か。やっぱり今年も返り討ちか？そう言えば2007年の時は12時30分に1匹目が来たっけ。しかし奇跡はそう何度も起きない。
八郎潟で運も使い果たしたし。
と、その時、ロッドに「コンコンッ」という忘れていた感触が。これは、もしかして、バイト！
すかさず合わせると、乗ったー！2007年に次いで、またもや12時30分の奇跡！
しかしすぐにジャンプ一発。「うわーばれたー」と思いきや、何とか残っている。心臓バクバク。
スモールらしく強烈にぐいぐい引く。やりとりする事約3分。ついに姿が見えそのままネットイン！
「おっしゃー！いいサイズ」思わず叫ぶ。
目測800g。
バスは自分が思いもしなかった5mラインにいた。もっと早く気づいていれば。
さあ、あとはこの魚を無事ウェイインするだけ。しかし最終フライトだったのでまだ少し時間がある。再びキャスト。
すると、何と、12時50分、再びバイト！合わせると、乗ったー！12時50分の奇跡！
しかし、ふっと生命感が消えあえなくフックアウト。そういえばさっきの1匹もかかりが浅かったな～。
合わせが早すぎた。ガックリ。そして13時5分、タイムアップ。エレキを上げて帰着へ向かう。
そしてウェイイン。あの1匹のウェイトで900gちょっと。
鬼門だった秋の野尻湖。結果は今回も運に助けられただけでしたが、少し引き出しは増やせたかも。
この成果は来年秋の野尻湖戦で。今度はリミットメイクが目標だけど、そんなに甘くないか…。
