2021年5月4日〈1〉
コロナ禍であまりテンションが上がらない中、一応のゴールデンウィークをささやかながら満喫しようと、1泊2日の行程で釣具を担ぎ出発。
目指すは新潟県糸魚川での日本海デビュー。
糸魚川に行く時は、大糸線非電化区間の乗車率向上に焼け石に水ながら貢献する為、道中は鉄道。
塩尻から「あずさ5号」でまずは南小谷を目指す。
その前に恒例、桔梗さんの駅そば。今回は「日本一狭い駅そば」と言われる改札内側から入店。
ここから入るの?と疑ってしまう狭い入口。中は2人入るのがやっと。本当に2人しか入れなかったらサービス面で問題だけど、改札外側は普通の駅そばのたたずまいで、こちらも利用可能。
なので、これはこれで一つの名物(゚∀゚)
今日はかき揚げそばをオーダー。相変わらず味は絶品。
ウマーイ(๑´ڡ`๑)
食べ終わってホームに降りると、10時27分「あずさ5号」南小谷行き定刻到着。
緊急事態宣言中の東京からと覚しき方々が大勢乗ってる。まあそりゃそうでしょう。基準も中身もよくわからない緊急事態宣言とやらにいつまでも振り回されて。
しっかり感染対策し節度を持った行動でほどほどに外出、と考える方が増えたと思われる。自分もそうだし。
変異ウイルスが怖いけど、これも何故にやすやすと入ってきてしまったんだか…。
10時36分、松本到着。多くの下車がありつつ、大糸線まで乗る人も多い。
後ろ3両を切り離し9両編成で松本を発車。ゆっくりポイントを渡り大糸線に入る。
梓川を渡る。だいぶ白濁してる。雪代の影響だろうか。
今日もきれいな常念岳と横通岳。5月ながらまだまだ白い。
田植えシーズンで田んぼには水が張られ、そこに北アルプスが映る。逆さ富士ならぬ逆さ北アルプス。
こちらは逆さ有明山。
やっぱり列車の旅はいいな〜と寛いでいるところ、自分の後ろ座席で携帯の着信音。そしてそのままデカい声で通話を始める中国人。
あ〜最悪(ーー;)
逆さ北アルプスを眺めるも、後ろの電話がうるさくてイライラしてきた。早く切れと思うもその気配は無し。
高瀬川を渡る列車。しかしせっかくのきれいな景色も後ろの電話にイライラして目に入らなくなってきた。
11時15分、信濃大町に到着。多くの乗客が下車。
後ろの奴も降りるかと思いきや、その素振りは無く相変わらずデカい声で電話中。
もうここでガマンの限界。
「うるさい!デッキ行ってやってくれ!」
日本語が通じるかもわからないけど、ここは日本なので日本語で忠告。
さらに顔見たらノーマスクだった。
マジで勘弁(´Д`)ハァ…
日本語が通じたのかその後中国人の声は聞こえなくなり、ようやく静寂が戻る。
トラブルになると嫌なので本当は車掌さんに注意してほしいけど、見事に素通りだった。
最近は日本人でも公共マナーは悪化する一方。残念ながら、マナー違反=即逮捕くらいじゃないともう直らない。
そうなると警察官は大変だけど(_ _)
車掌さんによる仁科三湖の案内放送が流れ、まずは木崎湖がお目見え。
しかし先ほどの件で気分最悪。このきれいな景色も全く入ってこない。
続いて中綱湖。
普段から切り替えができない自分は依然として嫌な気分。
最後に青木湖。まだまだ嫌な気分。すぐ切り替えできる人が羨ましい。
11時42分、白馬到着。ここでも多くの下車。車内はだいぶのどかに。
ここからはクネクネ区間。新緑が芽生え始めた白馬連峰の麓を列車は低速で進む。
車窓には暴れ川の姫川と国道148号の洞門。この辺りからフォッサマグナらしい景色に変わってくる。
きれいな車窓は人の心を癒してくれるようで、ようやく気分が落ち着いてきたような気が。
新緑とエメラルドグリーンの姫川。いつまでも眺めていたい景色だけど、やがて車内に終着放送が流れる。
11時57分、終点 南小谷到着。
傍若無人な輩に気分を害され嫌なスタートとなった今遠征も、大糸線の絶景に癒やされてややメンタル回復。
ここからは大糸線非電化区間へ。
JR西日本のキハ120に乗り換えて糸魚川に向かう。