2013年12月4日
冬休み北海道遠征帰り分の寝台券争奪戦に参戦。
周遊きっぷ廃止を受けて登場した「北海道全線フリーきっぷ」の有効期限が短かすぎて、一週間の全日程カバーは無理。仕方ないので往路放棄し、「北海道&東日本パス」で北上を目論むはめに。
当然寝台特急は使えず、頼みの綱は快速列車。しかし年々しにくくなる北海道の鉄道旅行。「18きっぷ」もそろそろ廃止されそうな雰囲気あるし、「ふるさと行の乗車券」は早くも切捨てられた。
近年のJR切捨て戦術。自分の会社も経営安泰とは言えないけど、何とか消費者へしわ寄せがいかないよう内部努力していますが、それを「実質値上げ」でこうも簡単に利用客へ負担を強いるとは。
さらに懸念されるブルトレ廃止。もし現実になってしまったら、もう北海道へはフェリーで行くしかなさそう。
先陣をきるのは18きっぱー御用達の快速「ムーンライトえちご」。登場したての頃に乗って以来、超久々。
あの頃は急行型165系で運行されていたけど、今は485系らしい。でも485系も大好きなので楽しみ。
上越線の夜景が見たいので、車内減光してくれるといいですが。
白新線・羽越本線内は快速&普通列車の乗り継ぎ。
ここはロングシート区間が長く続く。果たして耐えられるか?
秋田→青森は「リゾートしらかみ5号」。
油断して指定券購入が遅れた為、海側のA席はとれず、残念ながらB席。18きっぱーに占拠されていそうな予感。
青森→札幌は「はまなす」ドリームカー。
「はまなす」については新聞報道で名前があがっていませんが、「北斗星」と同じ境遇である事に変わりはありません。
そして今回帰り分として狙うのは、1月4日の「あけぼの」ソロ。
河北新報の廃止報道以来、惜別乗車と思われる利用が過熱気味。サイバーステーションを見ても、開放Bの「×(=満席)」が異様に多い。まだ廃止と決まった訳ではないですが。
そんな状況下につき、年末年始期間中は寝台券のプラチナ化が予想され、例年の10時3分打ちではまず無理そう。10時打ちが絶対条件。
そこで受付時間が異なる大規模駅と小規模駅の2駅に絞り、10時打ちを狙うことに。
まずは大規模駅で5時50分受付開始のA駅。自宅から始発で行っても5時過ぎにしか着けないので、やりたくはなかったけど、付近のビジネスホテルに前泊し、午前3時起きして4時に駅に向かいます。
さすがに一番乗りかと思いきや、すでにペアの先客が。恐れ入りました。
しかしこのA駅はマルスが複数あるので、2~3番なら10時打ちが可能と思われる。
5時を過ぎると続々と客が押し寄せ、たちまち長蛇の列。危なかった、やはり始発では間に合わなかった。
そして5時50分、事前受付開始。先頭のペアは2人で1枚としてくれたようで、自分は2番受付を確保。
これなら間違いなく10時打ちが可能。ちなみに、こちらのペアは「サンライズ」狙いのようでした。
望みつながる「2番」。
A駅に望みを託し、電車に乗って7時受付開始で小規模駅のB駅へ。
6時30分頃、B駅に到着。幸い先行者はおらず一番乗り。先行者が一人でもいたらアウトだけに、ヒヤヒヤでした。
7時になり窓口オープン。申込み書を提出し会社へ出社。気がかりな1日を過ごす。
そして時刻は17時。定時きっかりで退社して、いよいよ審判の時。
まずは大規模駅のA駅へ。ここは「とれた=○・とれない=×」の結果が一覧で張り出されている。
受験の時の合否判定を受ける気分。あ~ドキドキする。覚悟を決めて一覧を見ると…
2番に「○」!
「おっしゃーっ!」正直厳しいと思っていました。さすがA駅。さあ、あとは海側か山側か?もちろん海側希望。上段であればなお嬉しい。
列を待つこと約10分。整理券を出して出てきたきっぷは確かに「あけぼの」ソロ。そして、部屋番号は、何と、山側下段!
「う~ん…」。思わず唸る。まあしょうがない。
ソロがとれただけでもありがたいし、ぜいたくは言いません。
続いてB駅へ。
小規模駅ながら、ここのみどりの窓口はとても頼りになる。しかしさすがに今回は厳しいかも。
恐る恐る名前を告げると、あっさりと「『あけぼの』ですね」の返答!とれてるらしい。すごいな。
そして出てきたきっぷは確かに「あけぼの」ソロ。そして、部屋番号は、何と、海側上段!
「おっしゃーっ!」心の中で絶叫。しかも、進行方向向きのまさにベストポジション!さすがB駅。
昨年の「あけぼの81号」下段に続き、今年もB駅に救われた。やっぱり頼りになるな~。
山側の1枚は早めにキャンセルしよう。とにかくホッとした。
これで往復の指定券が揃い、あとは出発を待つのみ。運休が怖いけど。
しかし疲れた。早く帰って寝たい…。