ブログ記事(新緑とヤマザクラの屋久島白谷雲水峡)でもご紹介しましたが、動画にまとめましたのでよろしければご覧ください。
生命が躍動し始める季節。太鼓岩からのカラフルな新緑と淡いヤマザクラを堪能!【屋久島白谷雲水峡】
屋久島自然学校YouTubeにて他のコースもご紹介しています。
ブログ記事(新緑とヤマザクラの屋久島白谷雲水峡)でもご紹介しましたが、動画にまとめましたのでよろしければご覧ください。
生命が躍動し始める季節。太鼓岩からのカラフルな新緑と淡いヤマザクラを堪能!【屋久島白谷雲水峡】
屋久島自然学校YouTubeにて他のコースもご紹介しています。
九州一高い山(宮之浦岳1936m)がそびえる屋久島では毎年山岳部で積雪が見られます。
その為、山につながる道路は積雪・路面凍結の為、通行止めになり主要な山に登ることができないことが時々あります。(年により積雪の量は大きく変わります)
そんな時に山登りが好きな人におすすめのコースがモッチョム岳です。(足場が悪い為、山登りに慣れていない方は白谷雲水峡の方が良いです。)標高が高くないために冬でも登ることができます。
往復7時間。標高差は700mほどですが、急登、ロープ場あり、根っこが多く滑りやすい為、山登りの経験者や体力のある人向きです。転倒や捻挫に十分気をつけましょう!
また、ピンクテープ(道しるべ)も多く設置してますが、初めての人は少し迷いやすいところもあるかもしれません。
もちろん水を飲むことができます。
ちなみに一番太い根っこあたりでは胴回りが17m以上で縄文杉よりも太いです。ただし、胸の高さの周囲(上の方の細いところ)を測ると8.6mとなっています。
ここからは下って登ってロープ場の多いところで危険度が増しますが面白いところです。
屋久島の雄大な自然や山を見ていると自然崇拝の気持ちが自然と芽生えてきます。
最後に適期は秋から春の晴天時。屋久島の山の中では標高が低い為、夏場は非常に暑いです。また、湿度が高いときにはヤマビル(専用のスプレーもありますし、無ければ塩やエアーサロンパスなどでも代用可)が出るので注意が必要です。
また、山頂からの展望が一番の見所となりますので悪天候時には素直にコースを変更するのがおすすめです。
●千尋の滝駐車場に駐車。トイレ、売店(8時30分~17時)あり。
●登山口の標高270m。モッチョム岳山頂940m。途中神山展望台が最高標高地点970m。往復休憩を入れて約7時間。もちろん個人差があるので注意が必要。
●途中トイレなし。携帯トイレを持参しましょう。
映画もののけ姫のモデルとして有名な白谷雲水峡に行ってきました。
一年で一番自然が輝き出すこの季節。地元の人が登りにくるほど、良い季節です。
この日は見どころも多く、天気もよく大満足の一日でした。
今年は暖冬の影響か例年より桜が咲くのがすこし早かったようです。
来年こそはこの素晴らしい自然を見にたくさんの人が訪れてくれることを願っています。
例年、太鼓岩からの新緑と桜は4月の上旬頃がおすすめの季節です。
屋久島に住んで20年の現地ガイドが登山・トレッキングにおすすめする服装や装備をご紹介いたします。
まず、最初に重要なのは屋久島は皆さんが思っているほど南の島ではありません。
鹿児島の南端から約60kmほどで、鹿児島からは近く、気候的には鹿児島に似ています。
(ちなみに鹿児島市から沖縄那覇までは660km。東京~大阪間で400km。)
とは言っても人が住んでいる麓は亜熱帯性の気候で沖縄以外の地域と比べて暖かいです。
しかし、多くの方が訪れる屋久杉の森は標高の高い山の上で冬には雪が積もります!
観光客の方を見ていると雪が積もることに驚かれる方が多いようです。
人気のスポット白谷雲水峡で標高が600m~1000m。縄文杉コースは標高600m~1300mです。
気温は麓よりも白谷雲水峡で5度、縄文杉コースで8度ほど下がります。
つまり、高い山を有する屋久島は非常に気温差が大きいところです。
その為、気温に合わせて脱いだり、着たりする重ね着が重要です。
肌着(ベースレイヤー):汗をすばやく吸収し、発散させて肌をドライに保つことが重要。
速乾性のある化学繊維のものが良い。
紫外線・日焼け・虫刺され予防に薄手の長袖がおすすめ。
屋久島は紫外線が強い。
山の方は意外と虫は少ない。
頭部(帽子):紫外線防止や頭部の保護のためあった方が良いですが、コースによっては森の中を歩くので必要ないことも。
また、つばの大きすぎる帽子は視界が狭くなり、頭をぶつける方が意外と多いです。
トレッキングパンツ:動きやすく速乾性のある化学繊維のもの。ジーパンなどは濡れてしまうと重く乾かないのでNG。
見た目を気にしなければジャージなどでもOK。
短パンや山スカートをはく人は下にトレッキング用のサポートタイツをはくのがおすすめです。
ストック:転倒の防止・バランス保持や衝撃を低減する役割があります。
体重のある方・膝に心配がある方は必需品。山登りは登りよりも下りが辛いことも。
縄文杉コースでは膝がガクガクと笑ってしまう人もいます。
トレッキングシューズ:防水、透湿性のあるトレッキングシューズは多少の悪天候や悪路にも対応しながら快適に登山を楽しむことができます。
スニーカーは滑りやすいのでおすすめしません。
縄文杉コースや白谷雲水峡コースなどでは柔らかく履きやすいトレッキングシューズがおすすめです。
宮之浦岳などの本格的な登山をする方は別ですので注意しましょう!
中間着1(ミドルレイヤー):フリースなどが保温力があり乾きやすいのでおすすめ。
有名なアウトドアブランドの品でなくても大丈夫です。
中間着2(ミドルレイヤー):キャンプツアーなど宿泊と伴う登山をする場合には軽くて暖かいダウンがあると良いです。
夜間は思いのほか冷え込みます。ダウンは雨に弱いのが難点。屋久島は雨が多いので歩行時には向かないかもしれません。
また、重ね着しやすいように薄手のダウンがおすすめです。
アウターレイヤー(レインウェア):アウターレイヤーにおすすめなのはレインウェア。
雨から身を守ってくれるだけでなく、防寒着の役割も担います。
屋久島は本当に雨が多い島ですので晴れの予報でも必ず持参しましょう!
お金があればゴアテックスの良いものが良いですが、ある程度しっかりしたもの(セパレートタイプで一万以上程度)であればゴアテックスでなくても大丈夫です。
ただし、数百円で売っているようなビニールカッパではまったく役に立ちませんので気をつけましょう。
すぐに股の所など破れてみっともない姿になりますよ(笑)。また、透湿性がないのでカッパの中は汗でびしょびしょです。
屋久島ガイドからのアドバイス
お金をかけるなら登山靴とレインウェア。服装は綿ではなく乾きやすいものであれば安価なものでも可。
歩き始めて身体が暑くなってきたら一枚脱ぎましょう!また、休憩の際は身体が冷えるので一枚羽織りましょう。これが逆の人が非常に多いです。面倒くさがらずに体温を調節するのが大切。
アウトドア用品は結構高価な物です。
もし、今後も登山やアウトドアを楽しむ予定がないのであればレンタル品を借りるのも一つの手です。
屋久島自然学校では登山用品のレンタルも取り扱っていますので必要な場合にはご予約ください。
当日、または前日に宿泊先に持参しますので手間がかからず便利ですよ。
レインウェア(雨具)上下セット 料金(一着):1日1200円、2日1600円
トレッキングシューズ(登山靴)
料金(一着):1日1200円、2日1600円
レンタルストック
料金(一本):1日600円、2日1000円
日帰り用ザック 23L又は30L(ザックカバー付き)
料金:1日1000円、2日1300円
登山用のザックはポケットがあったり、通気性に優れた背面を使用したりと何かと快適です。
ザックカバーも内蔵していますので、急な雨にも素早く対応することができます。
屋久島はゲリラ豪雨のようなびっくりするような雨が降ることがありますよ。
もう一度言いますが、屋久島は非常に強い雨が降ることが日常的にあります。
全国の平均年間降水量1700mm、屋久島の麓4000㎜、山間部8000mm~10000mm。
ただし、一年中雨が降っているのでなく、一回で降る雨の量が非常に多いです。
その為、万全な服装と装備で屋久島の自然を楽しましょう!