アイリス あいりす 

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遺伝的難聴が遺伝子導入で再生可能に<1345>

2015-04-12 08:15:58 | 社会問題 日々雑感

日刊工業新聞より転載しました。http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020150409eaae.html

 順天堂大学医学部の池田勝久教授らの研究グループは、難聴のマウスに遺伝子治療を施し聴力を回復させることに成功した。ヒトの遺伝性難聴のモデルとなるマウスを作製し、そのマウスの耳に正常な遺伝子を導入することで聴力を改善した。遺伝性難聴の治療法の開発につながる。またiPS細胞を利用した再生治療と遺伝子治療の組み合わせによる難聴治療法を今回のモデルマウスに試し、良好な成果を得ているという。

 研究グループは、ヒトの遺伝性難聴の原因である「GJB2」遺伝子に着目。その遺伝子に相当するマウスのGjb2遺伝子をなくしたマウスを作ると、生まれた時から難聴を示した。さらに作製した難聴のマウスに正常なGjb2遺伝子を導入する実験を行った。
 Gjb2遺伝子を搭載したウイルスベクター(運び屋)が入った溶液を準備。生まれた直後の難聴モデルマウスの左耳の後ろから穴をあけてガラス管を挿入し、内耳に溶液を入れた。
 10―12週後に辛じて聞こえる音のレベルを測ったところ、遺伝子導入しなかった右耳では95デシベルだが、遺伝子導入した左耳は75デシベルまで聞こえるようになった。さらに遺伝子導入した内耳では音を感じるセンサーの役割を果たす器官「コルチ器」が正常に作られることも確認した。

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◆遺伝性の難聴がこのことから、早期に正常な遺伝子を組み込むことで、難聴にならずにすみそうですね。

ただし、このことは遺伝子操作にも通じますから、事は慎重になされるべきですね。

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