http://www.koyokenchiku.co.jp/s2/koyo_pr2_110.htm より転載しました。
地震に強い家は家づくりネットワーク方式で作る
地震に強い家は正方形(2)
バランスよく作られた正方形の家は、建築基準法で規定されている基準をどうにかクリアする耐震性能であっても、凸凹の多いバランスの悪い耐震性能等級3の家より地震に強い。
少ない工事費で地震に強い家を作りたければ、凸凹のないシンプルな正方形、正方形に近い家を作ることです。
地震に強い家は家づくりネットワーク方式で作る
吹抜けのある家は地震に弱い
吹抜けのある家は、吹抜けのない家より地震に弱い。
地震時に建物にかかる水平力は、まず2階床組と小屋組で受け、それが直下の柱・壁に伝わり、土台に伝わり、基礎に伝わる。
2階床組みの剛性がバランスよく強くないと、水平力をバランスよく柱・壁に伝えられない。剛性の弱いところに力は集中する。
吹抜けの部分は当然2階床組みはないわけだから、2階床の剛性のバランスは悪くなる。剛性も小さくなる。つまり地震に弱い。
地震に強い家を建てたいなら、吹抜けのない家を作るべきです。
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◆ この建築方法は自分で家を建てる時の、参考になると思います。昔の家屋敷が私の町にも存在していますが。ご立派です。確かに正方形に作られていますし、2階だての木造建築で、昔ながらの大工の立てた家です。こういう家は、古臭いと敬遠されてきましたが、本当に地震に強いのですね。
今では土地の大きさによって庭をとり図面をひく時に、どんな家もできるのですが、地震対策までは、素人にはわかりませんでした。
この考えは実にシンプルだと思います。正方形の家は安くできるのですから。そして吹き抜けの家は憧れますよね。日本は天井が低いので、開放感を味わいたいのなら吹き抜けって。
家を建てる前に、色々調べてみたほうがいいようですね。
私は父から、低い土地に家を建てるな、粘土の土地はだめだと、聞かされてきました。そういえば、実家も正方形の家でしたね。昔はそういうものだったのです。