太陽(日光)に当たることの健康効果とデメリット
あなたは、美肌や皮膚ガンのために、極度に日光を恐れていませんか?
実は、太陽(日光)に当たることが、非常に健康に良いということが、わかってきています。
日光に当たると、ビタミンDが体内で作られて、骨が丈夫になるのは、有名なお話ですね。
そして、太陽光線は、赤外線や紫外線も含まれているので、体の内部まで温めてくれて、体温を上げてくれるんです。
紫外線も悪いことばかりではなく、お肌の殺菌効果もあるんです。
それでは、代表的な太陽(日光)の効用について書きたいと思います。
◆病気のリスクが減る
ガン患者、糖尿病、アトピーなどの病気の方々の体温は、低体温の人が多いと言われています。
健康な人は36度以上ありますよね。
日光に当たるというのは、体温を上げて免疫力を上げる、という意味でも重要なんです。
日射量が少ない地域ほど、大腸ガンや胃ガンなどの消化器系ガンで死亡する人が多いと言われています。
英エジンバラ大学のリチャード ウェラー博士(皮膚科学)も、
「日光に当たるメリットは、ビタミンDの生成だけではありません。皮膚が日光(紫外線)にさらされると、血圧を下げる化合物が、血流中に放出されることが分かりました」
「日光を浴びて血圧を下げることで得られるメリットは、皮膚がんのリスクよりも、はるかに重要です。日光に当たることは、総合的な健康の向上につながることが示唆されています」と、強調されています。
血圧が下がると、確かに死亡するリスクはかなり減りますよね!
◆記憶力が維持される
ビタミンDレベルが最適な高齢者は、低い人と比べて、「認知機能障害のリスク」が半減すると言われています。
「認知機能」とは記憶や推理、学習、言語など知的な働き全般をさします。
ビタミンDレベルが最適な高齢者は、低い人と比べて、認知機能障害のリスクが半減しました。
認知機能障害は認知症の発症リスクを高めます。
さらに、最近の研究で、ビタミンD欠乏と、多発性硬化症やパーキンソン病との強い関連も示唆されています
◆うつ病が治る
脳内物質の「セロトニン」というものを聞いたことがありますか?
セロトニンは、人に穏やかな感情を与える作用がある物質です。
セロトニンは、神経伝達物質です。
そして、人の体内時計をつかさどっています。
うつ病は強いストレスを受けたり、不規則な生活などを続けることで、神経伝達物質の働きが鈍化することで引き起こされるとされています。
私が自律神経失調症だったとき、毎日朝まで眠れなくて、このセロトニンの錠剤を嫌というほど飲みました。
強いストレスによって、神経伝達物質であるセロトニンは少なくなっており、補充する必要があると医師に言われました。
でも、日光浴をすると、薬から補充しなくても、無料で自然に補充されるのですね。
◆どれくらいの量の日光を浴びればいいのか?
日光は、1日にそんなにたくさん浴びる必要はありません。
日陰なら30分で十分です。(♫ この方法は、多分夏のことだと思います。)
または、両手の甲くらいの面積が15分日光に当たる程度で十分です。
日焼け止めを塗ってしまうとビタミンDが生成されませんので、注意して下さい。
人間にとって、朝、目が覚めて日の光に当たるということは、心身の健康のためにとても大切なことなんですね。
毎朝、洗濯物を干すときに10分日光に当たったり、出勤のために朝日の中を駅まで歩く、というだけで、骨の健康や心や体の健康を守ることになるのですから、簡単です。
ビタミンDは、食物から摂取するのが大変難しいです。しかし、ビタミンDは、ビタミンCなどの水溶性ビタミンと違って、貯蓄が効きます。ですから、夏場の太陽光を存分に浴びておくと、冬場に太陽光が弱った時、体を病気から守ってくれますよ。
どうしても冬などで太陽に当たるのが難しい時は、このようなサプリメントがお勧めです。オメガ3も一緒に摂取できます。
◆皮膚に与える悪い影響
太陽光線は、デメリットもあります。
「しわ」「シミ」「皮膚がん」が代表的なものですが、目に与える影響としては、「白内障」「翼状片」があります。
紫外線の浴びすぎに注意が必要ですね。
●紫外線の強い時間帯を避ける。
●日陰を利用する。
●衣服で覆う。
●サングラスをかける。
●顔には日焼け止めクリームを塗る。
など工夫して、上手に紫外線と付き合って行きましょう。
(♫ 私は日焼け止めクリームはお勧めしません。調べてみてください。私がお勧めするのは、コープで発売しているスクワランオイルです。南の島に夏行ったときも、スクワランオイルを塗って、日焼けを防ぎました。白内障についても、栄養の不足も考えられると思います。調べてみてください。)